「日本人、死ぬな!」2024年08月07日 06時01分07秒

[お知らせ]

*Youtube新シリーズ 猿笑(さるわらい)非二元講座」

猿笑​(さるわらい)非二元講座(13) 「主体と対象②」について


*『ハートの静寂』(ロバート・アダムス著 ナチュラルスピリット発行)電子書籍版が

発行されました。詳細はこちらはへ。



Master Key to Self-Realization についての紹介は、発売時期が決まりましたら、残りを書きます。


先日、ネットに、アフリカの人が投稿した、「日本人、死ぬな!」という動画が話題になっているという記事が出ていた。

そのアフリカの人(たしか、カメルーンの人)は、日本では、過労自殺をする人が多いことを知って驚き、そんな動画を日本人向けに投稿することを思いついたそうだ。彼は、「私の国は、日本に比べれば、非常に貧しいけれど、でも、仕事で死ぬ人は誰もいない。もし日本でダメなら、アフリカに来ればいい」と、日本人に呼びかけている。

彼の日常は、日本での生活環境とは違い、トラブルにあふれている。電気の供給は不安定で、たびたび止まり、養鶏業には強盗が入り、マラリアなどの感染がたびたび発生する。それでも、人々は自殺することはない。

日本でダメなら、他の国へ行ってみる――特に若い世代の人たちには、機会があれば、海外へ、特に日本よりかなり不便な国へ行くことをお勧めする。私も大昔、インドへ行って、カルチャー・ショックを受けたことを思い出す。何もかもが日本とは真逆で、最初の頃、毎日驚いていた。

日本よりも生活環境の整っていない所でしばらく生活すると、たいていなんというか、物事がスムーズにいくことを期待しなくなり、「怒っても、仕方ない。最後はなんとかなるだろう」みたいに、楽観的というか、前向きにあきらめることを学ぶようになるものだ。

すべてが便利で、整っている日本のような社会にいると、その便利さがあまりに当たり前になる。そして、少しでもその便利さが失われると、人々はイライラし、他者に対して、寛容でなくなり、怒りっぽくなる。そして、働く人たちは時間に終われ、ノルマに追われ、人間関係(お客、同僚、上司など)に気を使い、疲労する社会となる。

ずっと昔から、過労自殺、過労死のことが問題になっているのに、労働環境はほとんど改善されず、海外の人たちからも同情されている日本。それどころか政府自らが、マイナンバー・カード、マイナ(マイナンバー・カード)保険証を国民に押し付けるために、無駄な税金を使い(本当に便利なものだったら、自然に広まるはず)、色々なところで労働とストレスを増やしている。一体、マイナ保険無理やり推進で、「誰が」儲かったんだ?と勘繰りたくなる――マイナ保険証に、紙の保険証(最後の更新から1年間は使えるらしい)、資格確認書に、いずれはスマホの保険証と、医療機関の窓口の混乱必須。

先日見ていた時代劇――村々の米の出来高を毎年調査する悪代官が、賄賂をもらった村の収穫の査定は低くし(そうすると、年貢をたくさん収める必要がなくなる)、賄賂を出さない村の収穫は高く査定する(豊作と査定されると、年貢をたくさん収める必要がある)という、あくどいことをやっていた。賄賂を出さない村の、正義感の強い名主が悪代官のところへ、「これ以上年貢が高くなると、村民は暮らしていけない」と抗議に行き、江戸の目安箱へ訴えると言い放った。翌日、彼は死体で川に浮いていて、すべての責任をとって自殺したとされた(実際は、悪代官に殺されたことが、あとでわかる)。

権力の不正を抗議する正義感の強い人たちは死に、強欲な権力者たちは罪悪感もなく生き延びる。これって、数百年後の今も、時々見ている風景……

「日本人、過労自殺するな! 働きすぎるな! 権力者の不正くらいで死ぬな!」

そして、特に今、(日本だけが暑いわけではないけど)、「日本人、暑さで、死ぬな!」


[昨年出版された本]

*ジョエル・ゴールドスミス著『静寂の雷鳴』

本体価格:2,380円+税
本文ページ数:333ページ
発行:ナチュラルスピリット



[その他の本]

『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)

目次の詳細は下記へ。

販売サイト


*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)


目次の詳細は下記へ

販売サイト






最近、ちょっと驚いたこと―「アロノハラドゥウエ」2024年08月18日 07時54分02秒

[お知らせ]

*Youtube新シリーズ 猿笑(さるわらい)非二元講座」

猿笑​(さるわらい)非二元講座(13) 「主体と対象②」について


*『ハートの静寂』(ロバート・アダムス著 ナチュラルスピリット発行)電子書籍版が

発行されました。詳細はこちらはへ。


Master Key to Self-Realization についての紹介は、発売時期が決まりましたら、残りを書きます。


時々、Youtube の語学関係の動画を見ている。日本人の英会話好きのせいで(というより、本当は日本人があまりに英会話が苦手のせいで)、非常にたくさんの人たち(たいていは独学で英会話をマスターした人たち)が、様々な学習法を提唱している。

面白いことには、「Aの学習法がいい」という意見があると、ほとんど必ず、その反論、「Aの学習法は役に立たない」という意見があることだ。現在では、学習法、そして無料の学習教材がネットにあふれているので、(特に初心者の人たちは)どれがいいのか、迷うことだろう。

私も英語を話すことはいまだそれほど得意ではない(けど、ほんのたまに話すことが必要になる)ので、参考になる学習法があるかどうか、いまだに研究中である。

そういった数多くある語学系動画で、最近、一番面白かったのが、ニューヨークでスタンドアップ・コメディのプロ(日本でいうお笑い芸人)として活躍している小池さんという人が、英語の発音や文法について話している動画だ。

アメリカ人を英語で笑わせることに(おそらく)苦労してきた彼が、どうしたら、日本人的発音から脱して、通じる発音ができるかの話はなかなかユニークだ。彼自身も日本にいたときは、英語は不得意で、勉強も苦手だったそうで、だから、努力なしに、簡単に発音できる方法を伝授している。

たとえば、I don’t know how to do it.(私はそれをどうやってやったらいいかわからない)は、「アロノハラドゥウエ」と発音すればいいと。

普通に、I don’t know how to do it.をカタカナ表記すれば、「アイドン(ト)ノウハウトゥードウイット」くらいだろうが、「アロノハラドゥウエ」とはあまりに異なる。

https://www.youtube.com/watch?v=66HQkb4NeWI
(日本人なまり英語から脱出 日本語緊張英語学習勉強Rio Koike Japanese comedian ニューヨーク日本人スタンダップコメディアン小池良介英会話ポケトーク)

私も自分のスマホの外国語音声認識アプリに、このまま「アロノハラドゥウエ」と言ってみた。するとなんと、スマホの画面に、「I don’t know how to do it.」(私はそれをどうやってやったらいいかわからない)と、英語と日本語訳が正しく表示されるではないか!

私の経験では、スマホの外国語音声認識アプリに、普通に、つまり、習ったとおりに、英語を発音しても(したと思っても)、なかなかスマホは聞き取ってくれないことが多い。

それなのに、「アロノハラドゥウエ」が、一発でOKって、「わお!」って感じだ。

先日は、また別の動画で、小池さんが講演でアメリカ(特にニューヨーク)で成功する秘訣を語っている話を聴いた。それによれば、その一番の秘訣は、努力、才能ではなく、「助け合い」なんだそうである。ただし、「助けは、期待するとやって来ない」、ことも付け加えていた。

(An essential ingredient for success that everyone forgets | Ryosuke Koike | TEDxAnjo)

アロノハラドゥウエ」――ちょっと、驚きました!


[昨年出版された本]

*ジョエル・ゴールドスミス著『静寂の雷鳴』

本体価格:2,380円+税
本文ページ数:333ページ
発行:ナチュラルスピリット



[その他の本]

『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)

目次の詳細は下記へ。

販売サイト


*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)


目次の詳細は下記へ

販売サイト