お金はあっても、知恵がないと……2007年10月05日 10時51分10秒

お金について、ほとんどの人が身にしみて知らないことの一つは、お金とは、入ったら、出なければいけないということだ。つまり、自分がお金を儲けたら(稼いだら)、それはまた自分から出てゆかなければならない、ということ。

それを、たいていの人は、自分にお金が入るのはうれしいが、あるいは、自分のお金が増えるのはうれしいが、お金が出ていくのはイヤだ、減るのはイヤだと思っている。そして、絶対にお金を損したくない、絶対にお金を減らしたくないという心が、詐欺師たちにつけ込まれるのである。

詐欺師が狙う人たちは、お金を貯める能力はあるが、使う能力がなく、ただそれを増やしたいと思う人たちである。そういう人たちを騙すには、詐欺師たちは、「あなたには決して損はさせません」というイメージを売ればいいのである。

私は以前、お金が欲しいという人たちに、よくこう言ったことがある。「お金を1千万円稼ぐには、1千万円を有効に使う能力、ときには、1千万円を損する能力が必要で、1億円稼ぐには、1億円を有効に使う能力、1億円を損する能力が必要です。使う能力、損をする能力があれば、それと同じだけ、稼ぐこともできるでしょう。お金をもっと欲しいという前に、いったい自分が、いくらお金を使い、損できる能力があるのか、考えたほうがいいのでは?」と。

しかし、こういった話は、ほとんどの人に、理解はされなかった……

実のところ私自身は、お金を使う能力があまりあるほうではない。頑張っても、お金を使うのは、むずかしいなあと、いつも痛感する。そもそも私のように昼寝を趣味としていると、生活にあまりお金がかからない。本だって、今ではたいてい図書館で借りて読み、買うのは非常に少ない。なので、たまにお金を使う機会が生まれると、私はとってもハッピーである。

一方、怠け者ゆえに私もまた、できるだけ、省エネで金を稼ぐこともたくさん研究した。私の研究の結論をいえば、お金に関して快適シンプルな人生を送りたいと思うなら、

1.お金に関する約束を守ること。

2.あんまり欲をこかず、何事においても、利益を他人と5分5分か、4分(自分の分)六分(相手の分)で分けること。

3.できるだけ自分が楽しいと思うことにお金をつかうこと。また、お金を使うときは、楽しい気分で使うこと。

4.自分の金銭管理能力を知り、無理をしないこと。

5.万一、他人の犯罪めいた行為、不正な行為で、不当にお金を失う経験をしたら(私も何度か経験がある)、自分の不運が、命でなくて、お金で払えてよかったと不幸中の幸いを喜ぶ。(よく世の中の人たちが、「厄落とし」と言うようなことです)

まあ、以上のことを守れば、お金には困らない人生が送れるということだ。(ただし、世間の定義でいうような金持ちにはなれない、です)

それでも万一お金に困る(お金が足りない)ときがあれば、私の最後の切り札は、「神へのお願い」だ。今では、私は、「神の意志=宇宙の意志」があれば、必要なら、空から万札がふってくると信頼している。実際昔、25万円ほど、道の真ん中で拾った経験があるので、あながち荒唐無稽な信仰というわけでもないと、私自身は思っている。

が、こういう話は、聞きようによれば、近頃話題の「円天」さんよりあやしい、か。

本日は、お金の話題なので、終わりに、そのあやしいシンプル堂のもう一つの人格が、昔、翻訳したり、自分の研究をまとめて書いたりした本をご紹介しておきます。

「楽しいお金」(マホロバアート)
「楽しいお金3」(マホロバアート)
「クリエイティング・マネー」(マホロバアート)

(よけいなご注意)
(上記の本は、お金に関して学ぶには、とても参考になる本だとは思いますが、決して本に書いてあることを鵜呑みに信じないで、疑って読むほうが、いいです。信じるよりは、疑うほうが、知恵がつきます。たぶん)

本の情報&注文先
マホロバアート
http://www.mahoroba-art.co.jp

スピリチュアルブック専門書店 ブッククラブ回
http://www.bookclubkai.jp/

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