生まれつきの性向(プログラミング)は変わらない(!) ― 2019年08月25日 14時40分54秒
皆様、残暑お見舞い申し上げます。
猛暑が続いた今月は、エアコンの効いた部屋で、ラメッシ・バルセカールのPointers From Nisargadatta Maharaj(「ニサルガダッタ・マハラジの教え」(仮称))の本の作業を少しやりながら、あとは読書をして、昼寝をして、母の相手をして過ごしている。
猛暑の日にエアコンの効いた部屋で、読書をして昼寝をするのは、なんという贅沢な快楽(!)だろうかと思う。昔は、エアコンがなくても大丈夫だったのに、というよりむしろエアコンは苦手だったのが、ここ数年すっかり暑さに弱くなって、エアコンが体に合うにように(笑)になってきている。大昔から変わらないのは、昼寝&読書を好む自分の性向というかプログラミングだ。
その不変の性向について考えるとき、今回の「ニサルガダッタ・マハラジの教え」(仮称)の本(本書については、次回より詳細をご紹介します)の中に繰り返し出てくる、「人は何も決定していない」、「実体のない架空の存在である人は何も決定することができない」、「あなたは生まれることを誰かに頼んだのか?」というマハラジの言葉や問いが思い出される。
私(シンプル堂と呼ばれている物体)は昼寝&読書を好むように誰かや何かに頼んだのだろうか? もちろん、そうではない。気がついたら、そういう子供として存在するようになり、そのまま大人になって、そのまま老年になってしまったというだけだ。
あるいは、スピリチュアルな探求をすることを私は意図したことがあっただろうか? もちろん、それもそうではない。少なくとも、私の場合、それは25歳のある日、唐突に始まり、それに引きずりこまれ、そのまま中年になり、そしてそのまま老年になってしまった。
ついでに目の前の母にも聞いてみた。「お母さん、子供の頃、何が一番好きで得意だった?」
答えは、「洋裁」。母は人生の多くの時間を洋裁(と料理)をして過ごし、(他のことはほとんど何もしなくなったけど)、現在も洋裁だけはかろうじてまだ時々やっている――簡単な直し、簡単なエプロン、雑巾縫いなど。
答えは、「洋裁」。母は人生の多くの時間を洋裁(と料理)をして過ごし、(他のことはほとんど何もしなくなったけど)、現在も洋裁だけはかろうじてまだ時々やっている――簡単な直し、簡単なエプロン、雑巾縫いなど。
誰も自分の核となる性向を自分で決めていない――そのことから引き出される結論とは、自分の核となる性向(プログラミング)と戦っても無駄(表面的な習慣などは、変更・修正可能ではあろうけど)、そしてもちろん、他人と世界の性向(プログラミング)と戦っても(変えようとしても)無駄、ということである。ラメッシ&マハラジがよく言う、「私たちの人生は、そして地球の現状さえも、映画(や演劇)のように決められた脚本にしたがって進行するだけ」ということを、年齢を重ねるほどのますます私は納得できるようになった。
二元現象世界の一般的性向(プログラミング)は、「戦い」である。国と国は争い(アメリカ対中国、日本対韓国など)、人と人は争い、一つの考え方と別の考え方は争い、という具合に――まるで「戦う」ことが、生の高揚感をもたらすかのように。
「戦う」ことはエネルギーを消耗し、結果は(少なくとも短期的には)両方にとっていつも「愚」であるが、「戦う」ことを強くプログラミングされている人たちにとっては、愚かしい結末を避けるよりも自分の快楽(動物的戦いによるアドレナリンの放出)が優先する。
ラメッシの本の作業をしながら、そんなことを考えていたら、北極圏の氷が大量に溶けているというニュースが聞こえてきた。エアコンも大量の二酸化炭素とフロンガスを放出するという意味で、地球環境にとってはたぶん「悪」にちがいなく、おまけにここ数日、エアコン快楽に浸りすぎたせいなのかなんなのか、なんだか体調も悪い(愚)。
現象夢世界は「戦いと愚」に満ちている――平和に生きるためには、それを受け入れるしかない――夢の俳優たちは夢の筋書きを変えることはできないのだ。しかし、非二元の教え(ラメッシ&マハラジ、ダグラス・ハーディング)の教えの一番重要なポイントは、「私」の本質はその夢の俳優では「ない」ということであり、その「私」の本質はこの世のすべての「愚と戦い」から解放されている――その理解と目覚めだけが永遠の「救い」である。
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