桜と戦争 ― 2022年04月18日 09時19分37秒
4月――日本列島が桜で輝く季節である。先日、今まで行ったことがない桜の名所へ、母を連れて桜を見に行った。桜を見ると今年一年の元気が湧くような気がする。
ベンチに座って桜を眺めたあと、数瞬目を閉じて瞑想する。すると、桜も桜の美しさも喜びも消え、ただ「在る」という平和の感覚だけがある。
同じ日、テレビのニュースはウクライナの惨状を伝える。人間の愚行への苦痛と哀しみが湧き、また数瞬目を閉じて瞑想。テレビの音声は遠くから聞こえているものの、意識を中心に向けると、ただ「在る」場所へ到着。
そして、目を再び開けて、昨年出版した『ハートの静寂』(ロバート・アダムス著)の下記の文章を思い出した。
「この世界のことを心配しないようにしてください。というのは、死すべき人間はこの世界をけっして理解することはできません。この世界は非常に混乱し、混迷しているように見えます。この世界の中にとても素晴らしいものもたくさんあるように見えますが、同時に非常に多くの破壊、人間の人間に対する非人道的行為もあるように見えます。卑劣な物事がこの世界の美と喜びと交じり合いながら、あらゆるところで進行しています」『ハートの静寂』110ページ
現象映画とは常に、「卑劣な物事がこの世界の美と喜びと交じり合う」ものであり、人は人生の喜びだけを選ぶことはできないのだと、改めて自分に思い起こさせた。
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by シンプル堂 [読書] [社会] [コメント(0)|トラックバック(0)]
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