料理とアートの日2026年06月16日 09時39分18秒

[イベント]

イベントの詳細・予約は下記へ


◎オンライン「私とは本当は何かを見る実験の会」

2026年7月12日(日曜日)午後2時から午後4時頃まで
2026年7月30日(木曜日)午後2時から午後4時頃まで

◎オンライン「非二元の探究──人生の問題にどう対処するか」

2026年7月16日(木曜日)午後2時から午後4時頃まで
2026年7月26日(日曜日)午後2時から午後4時頃まで


[ お知らせ]
『静寂の雷鳴』(ジョエル・ゴールドスミス著) 電子書籍版発売

人生で初めて料理講習会に参加した。地元ガス会社が募集した無料講習会の抽選に当たったからだ。

当日、抽選に当たった人たちが大手クッキング・スタジオに集まり、高級ガスキッチンシステムを使って、1時間半にスイーツを入れて4品を作る。「作る」と言っても、実際は講師の先生が参加者に指示を出して、参加者は混ぜたり、切ったり。いためたりするだけで、面倒なことは何もない。合間に洗い物もするので、忙しい感じではあるが、高級ガス器具のおかげか、早く仕上がる。

その大手クッキング・スタジオでは、同時に別の料理教室もいくつか開催されていて、男性のグループもいた。今、料理教室って、人気なんだろうか。

参加者は出来上がった料理を雑談しながら食べる。こういう場所での会話はもちろん、料理と料理器具の話がメインだ。参加者の一人が言う。「自分のところは昔にこういったガスシステムを入れたけど、たいして使っていないのよね」と、高級調理器具を買っても、高機能すぎて使わなくなる、という「よくある話」にみんなが笑う。

また別の参加者はその日のメニューの一つ「天津飯」を食べながら、「今日の夕食もこれにするわ」と言う。「これおいしいし、献立考えるのも面倒だから」と。家族のために毎日頑張って食事を作っている人なのだろう。私も数日後に、家族のためにこの日作った「天津飯」を作ってみた。

そんな会話と料理を楽しんだあと、この日のもう一つの訪問先へと急いだ。そのクッキング・スタジオの場所から、バスで15分くらいのところにある篠田桃紅作品館だ。この作品館は、松木志遊宇(まつきしゅう)さんという方が自宅を改装して作った美術館で、彼女が個人的に長年かけて集めた篠田桃紅さん(注)の作品が展示されている。

当日は、松木さんご本人が絵の解説を丁寧にしてくださってありがたかったけど、でも説明のほとんどが右から左へ抜ける。松木さんは一枚の絵の前に立ち、部屋の照明を微妙に変えて、そうすることでどれだけ篠田桃紅さんの絵が違った印象を与えるかを説明。私の鑑賞能力の限界のせいで、彼女の感動があまり伝わらないのが残念……。でも絵の鑑賞は人それぞれだし、そこに芸術の自由があるのだと思う。こういう線と図と漢字の組み合わせの抽象アートは私好みだ。

最後に彼女(←松木さんは茶道と書道の先生でもある)がたててくれた抹茶をいただきながら、松木さんと篠田桃紅さんの出会い、篠田桃紅さんと篠田桃紅さんの作品が彼女に与えてきた影響などの話を伺った。

15歳のとき、松木さんは篠田桃紅さんの作品に最初に出会い、その作品に衝撃を受ける。そして、働くようになってからは、お金を貯めては、篠田桃紅さんの作品を買い続けたという。初めて篠田桃紅さんご本人に会ったのは、松木さんが42歳、篠田桃紅さんが72歳のときで、それから篠田桃紅さんが亡くなるまで二人の交流は続いた。松木さんは篠田桃紅さんを人生の師として仰ぎ、その出会いは「邂逅」だったと話す。「邂逅」とは「思いがけない出会い」という意味で、私なら「運命の出会い」と呼ぶ。

何かとの「邂逅」、「運命の出会い」、それは苦痛の多い人生を温め、照らしてくれる光のようなものだ。

篠田桃紅さんの作品を見て、私も何か漢字アートを描いてみたい気分にはなったが、最近は漢字がどんどん書けなくなっているのが問題(悲)。まずは漢字の書き取り練習から……


(注)篠田桃紅(1913~2021)
5歳のときから父親の手ほどきで書道を始める。戦後まもなく墨を使った抽象表現の分野を切り開き、世界的評価を得る。2021年、107歳で亡くなる


参考図書
『私の体がなくなっても私の作品は生き続ける』篠田桃紅(講談社)

参考サイト


[昨年出版された本]

*『頭がないということ――禅と明白なことの再発見』発売

(ダグラス・ハーディング著  ナチュラルスピリット発行)

定価:1,870円(税込み)ページ数:163ページ




*『自己覚醒へのマスター・キー』

ニサルガダッタ・マハラジの師の本、初邦訳!

価格:本体1800円+税
ページ数:176ページ


[電子書籍版発行]

*『頭がない男』電子書籍版

価格:1,980円(税込み)

知られざる天才哲学者、ダグラス・ハーディングの生涯と哲学をイラストと文章で描いたグラフィック伝記。


*『猿笑非二元講座』

Youtube で公開している『猿笑(さるわらい)非二元講座』の電子書籍版。



[2023年に出版された本]


*ジョエル・ゴールドスミス著『静寂の雷鳴』

本体価格:2,380円+税
本文ページ数:333ページ
発行:ナチュラルスピリット



[その他の本]

『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)

目次の詳細は下記へ。

販売サイト


*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)


目次の詳細は下記へ

販売サイト


















健康の常識と非常識2026年06月07日 09時10分50秒

 [お知らせ]

『静寂の雷鳴』(ジョエル・ゴールドスミス著) 電子書籍版発売


時代劇系のチャンネルは視聴者に高齢者が多いせいか、番組と番組の間の広告のほとんどが高齢者向け健康食品やサプリ、保険だ――各種保険、認知症、便秘、難聴、膝関節の痛み、目の問題、頻尿など。「こんなの買っていたら、年金いくらあっても足りないよね」と姉妹と笑い合う。「夜中に何度も目が覚める人、それキケンです!」と怖い声で脅されて、「それ、私のことじゃん!」とさらに苦笑い。

「90歳の○○さん、このお茶を長年飲んでいるおかげで、今でもこんなにお元気です」という同じ広告が5年も前から続いている。「この人、今は施設にいるかもだよね。でもうちのお母さん、90歳のときは、サプリとか健康食品とか取らなくても、全然元気だったから、やっぱり大事なのは食事かな。でも、毎日の食事や献立作りが、ああ、もうめんどう!」とさらに愚痴や会話が続く。

今は百歳の母に毎日何を食べさせるかが大問題。体調、精神状態、好みの変化、歯の問題などもあって、以前食べていたものが食べられなくなることがよく起こる。たとえば、昔はご飯が好きだったはずが、今はなぜかご飯よりパンが好きになっている。昔はあれだけ魚料理を作っていた人が、今は魚をほとんど食べなくなっている。昔はトマトが嫌いだったはずが、今は平気で食べているなど。最近は栄養を考えるよりも、本人が食べることができるもの、食べたいもの、食べやすいものを優先している。

私自身も時々、どういう理由か食べ物の好みが突然変わることがある。数年前のある日、突然、朝食になぜか納豆が食べられなくなった。何十年、手軽なので、朝食は納豆ご飯と決めていた。納豆そのものが食べられないわけではなく、昼食や夕食なら問題ない。そして、さらに朝食に白米もほとんど食べなくなった。ああ、白米、大好きなのに! 

食べていたものが食べられなくなる、食べていなかったものが食べたくなる、50代以後、こんなことがたまに起こる。そのときは、素直に体の言うことに従うことにしている。

今の時代、ネットに健康情報や食品情報があふれている。「○○が健康によい」という情報は、注意深く接することが必要だ。一般的にはよいかもしれないが、自分の体質には合わないということがよくある。反対に一般的にはよくなくても、自分の体質には合うかもしれない。卵、肉、牛乳、油、砂糖、塩、アルコールなどは特に賛否が分かれる。あと「味の素」なども、賛成派とアンチ派に分かれるようだ。

運動についても同じことが言える。「たくさん歩くことは健康にいい」と一般的には信じられているが、「たくさん歩いても健康に効果がない」という専門家の意見もある。さあ、正解はどこにあるのだろうか?

広く世界を見れば、知ったら驚くような食事スタイルを採用している人たちがいる。今、私がYoutubeに翻訳を公開しているU.G.クリシュナムルティは、「あなたが高齢になっても、ハンサムと健康を維持している秘訣は何ですか?」とあるとき尋ねられて、「大量の乳製品と塩分を取り、運動をしないこと」と答えている。よい子は絶対に真似してはいけない(笑)健康法で、いかにも珍獣の答えだ。

それから今、『酒を主食とする人々』高野秀行著(本の雑誌社)という、酒を主食とし、一日中、お酒を飲むアフリカのある民族についてのルポルタージュを読んでいる。その界隈の人たちは、子供から大人まで男女問わず、毎日数リットルのお酒(自宅で作るアルコール度数5~10パーセントのお酒)を飲むという。それでも彼らは健康の問題もなく暮らしている。

著者は後書きに書いている。お酒が禁じられている中東の人たちはお酒の代りに、スイーツや甘いお茶を一日に大量にとり、高血圧や糖尿病の人が非常に多い。本当はお酒そのものが健康に悪いというよりも、お酒と大量の肉、お酒と大量の塩分、お酒と大量の油の組み合わせが悪いのではないか?と。一理ある考えだ。

結局のところ、健康に関する最適解は、それぞれの体質、生活環境、年齢に合わせて、自分で作るしかないんだと思う。広告に脅されて、サプリを大量に飲むのはたぶん一番愚かしい。


[昨年出版された本]

*『頭がないということ――禅と明白なことの再発見』発売

(ダグラス・ハーディング著  ナチュラルスピリット発行)

定価:1,870円(税込み)ページ数:163ページ




*『自己覚醒へのマスター・キー』

ニサルガダッタ・マハラジの師の本、初邦訳!

価格:本体1800円+税
ページ数:176ページ


[電子書籍版発行]

*『頭がない男』電子書籍版

価格:1,980円(税込み)

知られざる天才哲学者、ダグラス・ハーディングの生涯と哲学をイラストと文章で描いたグラフィック伝記。


*『猿笑非二元講座』

Youtube で公開している『猿笑(さるわらい)非二元講座』の電子書籍版。



[2023年に出版された本]


*ジョエル・ゴールドスミス著『静寂の雷鳴』

本体価格:2,380円+税
本文ページ数:333ページ
発行:ナチュラルスピリット



[その他の本]

『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)

目次の詳細は下記へ。

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*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)


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緑茶愛2026年03月23日 08時35分34秒

[ お知らせ]
『静寂の雷鳴』(ジョエル・ゴールドスミス著) 電子書籍版発売

毎朝の楽しみは、おいしい緑茶を飲むことだ。緑茶も数少なく私が味にこだわる食品の一つで、決して安くはないので値段と味を見ながら買うものを決めている。ここ何年かは価格的にも(←緑茶も一般的には高価なほどおいしい)手頃ということで、某コンビにで販売している緑茶を愛飲していた。

ところが、昨年のいつ頃のことだったか、その緑茶が突然大幅に値上がりし、しかもなんとなく以前よりも味が落ちた(ように感じた)。いっそ高くなるなら、別のお茶を探そうと思い、以前プレゼントでいただいた鹿児島産知覧茶がおいしかったことを思い出して、今回は知覧茶に絞って探すことにした。通販、地元スーパーのお茶を飲み比べ数か月、ようやく自分の財力で買える気に入った味のお茶が見つかった。緑茶と一緒に食べるチョコレートも値上がりいちじるしく、チョコは甘すぎなければほとんど味にこだわらないが、食べる量を減らしている。

それにしても、輸入品でもないのに、緑茶の値上がりはなぜ?と思っていたら、世界的緑茶ブームとかのせいでより多くが輸出されるようになったという話を読んだ。まあ、日本の緑茶が世界に知られることは楽しいことだし、茶道の精神は「平和」だ。「武器の輸出」よりはるかに平和だ。

「日本の緑茶やお米、おいしいですね」と海外の人に言われれば、日本人としてはうれしくあるが、将来日本製の武器が世界に普及して、「日本の武器の殺傷能力、スゴイですね!」とか世界中の人たちに言われたら、日本人は喜ぶことができるのだろうか?

そんなみじめな後ろ向きの希望を権力与党の政治家の皆さんがあたかも日本の再生の鍵と思い込むところが、日本の凋落(衰退)を象徴している。

でも国破れて、緑茶破れず、次の千年も緑茶は生き残るはず。頑張れ緑茶!

緑茶の起源と歴史(AI秘書のまとめによる)
1. 中国での発見(起源)
•緑茶の起源は 中国・雲南地方にあるとされる。
•伝説では、神農(しんのう)が薬草を試す中で茶を発見したとされ、紀元前2700
年頃に遡る。
•実際の歴史記録としては、漢代(紀元前1世紀)にはすでに茶の売買・飲用が確認されている。
•緑茶としての製法(不発酵)は、紀元前1千年紀末頃には確立していたとされる。

2. 日本への伝来(いつ・誰が)
最初期の伝来(奈良〜平安時代)
•日本の文献に茶が初めて登場するのは 奈良時代(8世紀)。
中国からの使節や僧侶が持ち帰ったと考えられる。
 本格的な普及(平安末〜鎌倉時代)
•11世紀〜12世紀に、留学僧が中国から茶の種と飲用法を持ち帰り、栽培が広がる。
•特に有名なのは 栄西(ようさい)。
1191年頃、中国(宋)から茶の種を持ち帰り、九州・京都で栽培を広めたとされる。


[昨年出版された本]

*『頭がないということ――禅と明白なことの再発見』発売

(ダグラス・ハーディング著  ナチュラルスピリット発行)

定価:1,870円(税込み)ページ数:163ページ




*『自己覚醒へのマスター・キー』

ニサルガダッタ・マハラジの師の本、初邦訳!

価格:本体1800円+税
ページ数:176ページ


[電子書籍版発行]

*『頭がない男』電子書籍版

価格:1,980円(税込み)

知られざる天才哲学者、ダグラス・ハーディングの生涯と哲学をイラストと文章で描いたグラフィック伝記。


*『猿笑非二元講座』

Youtube で公開している『猿笑(さるわらい)非二元講座』の電子書籍版。



[2023年に出版された本]


*ジョエル・ゴールドスミス著『静寂の雷鳴』

本体価格:2,380円+税
本文ページ数:333ページ
発行:ナチュラルスピリット



[その他の本]

『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)

目次の詳細は下記へ。

販売サイト


*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)


目次の詳細は下記へ

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猛暑の空2025年07月15日 11時24分48秒

マルクス・アウエリウス・アントニヌス様へのご質問の回答]

『アナスタシアシリーズ』という本の名前は初めて知りました。(シンプル堂)


[新刊案内]

*『猿笑非二元講座』

Youtube で公開している『猿笑(さるわらい)非二元講座』の電子書籍版。付録に、『シンプル道の日々3』(2022年~2024年)も掲載しています(総文字数約20万字。新書版2冊くらいの分量です)。




*『自己覚醒へのマスター・キー』シュリー・シッダラメシュヴァール・マハラジ 著、

ニサルガダッタ・マハラジの師の本、初邦訳!

価格:本体1800円+税
ページ数:176ページ


[電子書籍版発行]

*『頭がない男』電子版が販売開始!

価格:1,980円(税込み)

知られざる天才哲学者、ダグラス・ハーディングの生涯と哲学をイラストと文章で描いたグラフィック伝記。



〔Youtube]

U.G.クリシュナムルティ『悟りという謎』(14


皆様、猛暑お見舞い申しあげます。

ここ2カ月ほど引っ越しのせいで超多忙だった。10年分の片づけをし、10年分の電話をかけまくり、10年分の不用品を捨て、そして新居に合わせて新しい物を購入し、こうして地球温暖化に自分も貢献している(苦)。

その地球温暖化の影響もあってか、引っ越し先のマンション最上階の東向きの部屋は日当たり最高(苦)で、朝から室温が33度~35度くらいになる。何もしないと室内で熱中症で倒れる危険性があるので、遮熱カーテンと遮光カーテンを二重にして室内への日光を完全に遮り、さらにエアコンと扇風機をかけ、さらに首と足を保冷剤で冷やして(笑)すごしている。そして、太陽が西の空に移動した夕方にエアコンを止めて、カーテンを開けるという何とも奇妙な生活である。

でも何事にもプラスとマイナスはあるもので、以前住んでいたところとは違って、まわりに高層の建物がないので、ベランダからは遠くの山まで見える。日の出前と、少し涼しくなった夕方にベランダに出て、目の運動と保養も兼ねて空と風景を眺めるのが日課になっている。太陽が沈む前の空の色彩は、どんな芸術作品よりも見飽きないし、夕方の空を眺めているとき、私は「sexy(←めったに使わない言葉であるが)」という言葉さえ思い浮かぶ。

怒涛のような忙しい日々もようやく終わり、今はまた読書と昼寝と母の介護と少し仕事という、ゆるい日常に戻り、紙の本も久しぶりに読み始めている。この2カ月間、忙しさと疲労のせいで本を読む気力がまったくわかなかった(忙しいと本が読めない、という主旨の本をどこかで見かけたが、まったくそのとおりだ)。それで寝る前や休憩時間は、ネットで色々なジャンルの動画を見ていた(動画は、疲れているときでも見ることができる)。今はあらゆるジャンルの動画があるので、娯楽、勉強、情報のために本を読まなくても生活できる時代なのだと実感。

次回は、私がこの2カ月間で見た動画の中で、一番面白かった『チ。地球の運動について』というアニメについて感想を書いてみたい――私は普段は日本のアニメをほとんど見ないが、このアニメにははまって、1週間で25話を全部見た(現在NHKのEテレでも放映中です)。


 [一昨年出版された本]


*ジョエル・ゴールドスミス著『静寂の雷鳴』

本体価格:2,380円+税
本文ページ数:333ページ
発行:ナチュラルスピリット



[その他の本]

『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)

目次の詳細は下記へ。

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*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)


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絵画のタイトルが気になる(笑)2025年03月17日 16時58分05秒

[新刊発売お知らせ]

*『自己覚醒へのマスター・キー』シュリー・シッダラメシュヴァール・マハラジ 著、
ナチュラルスピリット発行)3月下旬発売予定。

ニサルガダッタ・マハラジの師の本、初邦訳!

価格:本体1800円+税
ページ数:176ページ


[電子書籍版発行]

*『頭がない男』電子版が販売開始!

価格:1,980円(税込み)

知られざる天才哲学者、ダグラス・ハーディングの生涯と哲学をイラストと文章で描いたグラフィック伝記。


[ お知らせ]


先日、上野の東京都美術館に、「ミロ展」(Joan Miro スペインの画家。1893~ 1983)を見に行った。去年は、同じく東京都美術館に、「デ・キリコ展」(ジョルジョ・デ・キリコ。イタリアの画家。1888~1978)を見に行った。ミロもキリコも若い頃、なんとなく好きだった画家で、久しぶりに本物の絵を見て楽しかった。

とはいえ、私の絵画鑑賞能力や絵について説明する能力はかぎりなくゼロに近く、「なんでミロやキリコの絵が好きなの?」とか聞かれても、「ただなんとなく好き」としか答えようがない。

最近は、絵より、絵画のタイトルのほうがどうも気になる(笑)――何でこの絵にこのタイトルなんだ? みたいなタイトルが多くある。ミロの絵の中で、いわゆるシュルレアリスム(超現実主義)的な絵は、人や物が、人や物に見えるようには描かれていないことが多い。

今回のミロ展の絵画のタイトルで、たとえば、『カタツムリの燐光の跡に導かれた夜の人物たち』のタイトルを見て、どれがカタツムリで、どれが夜の人物たちなのかを、絵の中に野暮にも探そうとしても、さっぱりわからない。あるいは、『ふたつの惑星に追われる髪』にいたっては、「なんで髪が惑星に追われるの?」みたいに考え始めてしまい、絵を鑑賞するより、思考のほうが忙しくなってしまう(愚)。昨年のキリコ展には、『燃えつきた太陽のある形而上的室内』なんていうタイトルもあった。形而上学的室内?って、わけわかんない……

でもまあ、自分がどんなものを描いても、それが人、星、動物に見えなくても、画家自身がそう見るなら、それでOKってところが、シュルレアリスム(超現実主義)絵画の自由なんだなあ、と勝手に納得した。

そして、美術展に絵を見に来ているのに、なぜか絵のタイトルだけが無数に思い浮かぶのが可笑しい。

先日、ミロ展を歩きながら、思いついたタイトル:

*空(くう)が見つめる君の空(くう)で待ち合わせ

*Iamからのラブレター

*君が見た私ではないもう一つの自画像

*私の宇宙頭の中で遊ぶ愛しい小人たち

*君を想う夜に切なく降りてくる愛

*人間的愛の阿修羅的変身

*愛を知らない子供たちのために泣く神

etc.

ということで、何十年絵を見ても、絵画鑑賞能力はまったく成長しないけど、でも、ミロの絵の色彩、色使いは、昔と同じく、「地中海で遊ぶバカンス」のように私を明るく自由な気分にしてくれた。

最後に一句

ミロ見て
我見て
「見ろ」三昧



[一昨年出版された本]

*ジョエル・ゴールドスミス著『静寂の雷鳴』

本体価格:2,380円+税
本文ページ数:333ページ
発行:ナチュラルスピリット



[その他の本]

『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)

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*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)


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最近、ちょっと驚いたこと―「アロノハラドゥウエ」2024年08月18日 07時54分02秒

[お知らせ]

*Youtube新シリーズ 猿笑(さるわらい)非二元講座」

猿笑​(さるわらい)非二元講座(13) 「主体と対象②」について


*『ハートの静寂』(ロバート・アダムス著 ナチュラルスピリット発行)電子書籍版が

発行されました。詳細はこちらはへ。


Master Key to Self-Realization についての紹介は、発売時期が決まりましたら、残りを書きます。


時々、Youtube の語学関係の動画を見ている。日本人の英会話好きのせいで(というより、本当は日本人があまりに英会話が苦手のせいで)、非常にたくさんの人たち(たいていは独学で英会話をマスターした人たち)が、様々な学習法を提唱している。

面白いことには、「Aの学習法がいい」という意見があると、ほとんど必ず、その反論、「Aの学習法は役に立たない」という意見があることだ。現在では、学習法、そして無料の学習教材がネットにあふれているので、(特に初心者の人たちは)どれがいいのか、迷うことだろう。

私も英語を話すことはいまだそれほど得意ではない(けど、ほんのたまに話すことが必要になる)ので、参考になる学習法があるかどうか、いまだに研究中である。

そういった数多くある語学系動画で、最近、一番面白かったのが、ニューヨークでスタンドアップ・コメディのプロ(日本でいうお笑い芸人)として活躍している小池さんという人が、英語の発音や文法について話している動画だ。

アメリカ人を英語で笑わせることに(おそらく)苦労してきた彼が、どうしたら、日本人的発音から脱して、通じる発音ができるかの話はなかなかユニークだ。彼自身も日本にいたときは、英語は不得意で、勉強も苦手だったそうで、だから、努力なしに、簡単に発音できる方法を伝授している。

たとえば、I don’t know how to do it.(私はそれをどうやってやったらいいかわからない)は、「アロノハラドゥウエ」と発音すればいいと。

普通に、I don’t know how to do it.をカタカナ表記すれば、「アイドン(ト)ノウハウトゥードウイット」くらいだろうが、「アロノハラドゥウエ」とはあまりに異なる。

https://www.youtube.com/watch?v=66HQkb4NeWI
(日本人なまり英語から脱出 日本語緊張英語学習勉強Rio Koike Japanese comedian ニューヨーク日本人スタンダップコメディアン小池良介英会話ポケトーク)

私も自分のスマホの外国語音声認識アプリに、このまま「アロノハラドゥウエ」と言ってみた。するとなんと、スマホの画面に、「I don’t know how to do it.」(私はそれをどうやってやったらいいかわからない)と、英語と日本語訳が正しく表示されるではないか!

私の経験では、スマホの外国語音声認識アプリに、普通に、つまり、習ったとおりに、英語を発音しても(したと思っても)、なかなかスマホは聞き取ってくれないことが多い。

それなのに、「アロノハラドゥウエ」が、一発でOKって、「わお!」って感じだ。

先日は、また別の動画で、小池さんが講演でアメリカ(特にニューヨーク)で成功する秘訣を語っている話を聴いた。それによれば、その一番の秘訣は、努力、才能ではなく、「助け合い」なんだそうである。ただし、「助けは、期待するとやって来ない」、ことも付け加えていた。

(An essential ingredient for success that everyone forgets | Ryosuke Koike | TEDxAnjo)

アロノハラドゥウエ」――ちょっと、驚きました!


[昨年出版された本]

*ジョエル・ゴールドスミス著『静寂の雷鳴』

本体価格:2,380円+税
本文ページ数:333ページ
発行:ナチュラルスピリット



[その他の本]

『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)

目次の詳細は下記へ。

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*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)


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私が伝えたいこと2024年07月17日 07時09分30秒

◎オンライン「私とは本当に何かを見る実験の会」

2024年7月25日(木曜日)午後2時から午後4時頃まで


◎オンライン「非二元の探究――非二元的認識から生まれる豊かさについて

2024年7月21日(日曜日)午後2時から午後4時頃まで


[お知らせ]

*Youtube新シリーズ 猿笑(さるわらい)非二元講座」
*『ハートの静寂』(ロバート・アダムス著 ナチュラルスピリット発行)電子書籍版が
発行されました。詳細はこちらはへ。



Master Key to Self-Realization についての紹介は、発売時期が決まりましたら、残りを書きます。

皆様、梅雨&暑中お見舞い申し上げます。

私がスピリチュアル関係の仕事を始めて35年くらいがたつ。この間、色々な本の出版に関わり、自分の本も出版し、スピリチュアルの色々な分野を見聞し、その一部に関わってきた。

出版関係の仕事、そして自分の活動を通じて、私が皆様に伝えたいことは、今も昔もそんなに変わっていない。私がこのブログで色々なことを書くので(スピリチュアルなことだけ書いていると、私のマインドは退屈する)、一体シンプル堂さんは本当は何を書きたいのか?と思っている方がいるかもしれないので、本日は、私が皆様に伝えたいことをまとめてみたい。

私が皆様に伝えたいことの核心は、非常にシンプルで、一言で書けば、「自分の本質に目覚めて、平和に楽しく生きること」である。もちろん、世の中には、自分の本質に目覚めていなくても、楽しく生きている人たちはたくさんいる。しかし、自分の本質に目覚めることは、人間という種に生まれたものにとっての最高の贅沢である、と私は確信している。

「自分の本質に目覚める」はスピリチュアルなことであるが、それに加えてさらに、人間的次元では:

*(なるべく)自分の好きなこと(自分に向いていること)をする。
*(なるべく)自分の生まれつきの能力(才能)を生かす。

以上の2つをさらに皆様にお伝えしたいとおもってきた。だから、以上の3つに役立つための(本などの)情報、私自身の45年のスピリチュアルな探求の経験から学んだこと、考えたことをこのブログで書いてきた(つもりである)。私が今まで出版に関わった本、このブログで書いてきたことが、誰かのお役に立ったとしたら、うれしいことだし、人間的意味での私の喜びもそこにある。


今、朝の6時。目を閉じると、思考が止まり、静寂が広がり、その中で、鳥の鳴き声が聞こえ、扇風機の風を感じる………

おっと、ブログがまだ途中でした。思考再開。

最近は、「老い」の苦を痛切に感じる日々である。若い頃、「老い」がこんなに苦だとは想像することができなかった――親の老い、自分の肉体の老い、そして、日本という国、システムの老い。

でも、精神は保守化(老化)しないように、注意しなくてはと思う。いつも心がけることは、今ここで、楽しむことができることを楽しむ。そして、少しだけ新しいことに挑戦する。ここ数年、試みた新しいこと――YouTubeでの動画作り、Zoom。そして、去年と今年は、簡単にできるお菓子作りにはまっている。私自身は体質的に糖分をたくさん食べないほうがいいので、自分はちょっとしか食べないが、家族のために作っている。料理はスピリチュアルな探求や仕事と違って、結果が出るのが早くて楽しい。

最近一番ヒットしたお菓子――「豆腐ガトーショコラ」――絹ごし豆腐、卵、砂糖、ココアをただ混ぜて、電子レンジで約3分、トータルで10分くらいで完成→粗熱をとって、冷やして食べる(レシピはネットに多数出ています)。

それでは皆様、楽しい夏をお過ごしください。


[昨年出版された本]

*ジョエル・ゴールドスミス著『静寂の雷鳴』

本体価格:2,380円+税
本文ページ数:333ページ
発行:ナチュラルスピリット



[その他の本]

『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)

目次の詳細は下記へ。

販売サイト


*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)


目次の詳細は下記へ

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人は記憶でできている2024年03月26日 08時58分53秒

[ハム様へ]
コメントをありがとうございます。

Sam Harrisの本は一冊読んだことがあります。今手元にないので、題名は忘れましたが、その中でダグラス・ハーディングのワークを好意的に紹介し、またインドの賢者への言及も確かあったように記憶しています。スピリチュアルに関して、素晴らしい理解をもった人だと思います。今のところ、私が翻訳する予定はないですが、将来のことはわからないです。 


[お知らせ]

*Youtube新シリーズ 猿笑(さるわらい)非二元講座」
*『ハートの静寂』(ロバート・アダムス著 ナチュラルスピリット発行)電子書籍版が
発行されました。詳細はこちらはへ。




親の介護は大変なことも多いが、まじかで人の老いを観察できることがとても興味深い。特に認知機能、思考・感情機能の老化というか変化を、私は関心をもって眺めている。

母は92歳くらいまでは認知機能にほとんど問題がなかったが、93歳くらいから徐々に衰えた感じだ。その頃、何があったか記録を付けているわけでもないのでだいたいの推測であるが、まず料理・洋裁をやらなくなり、近所の親しい友人が亡くなって、話相手がいなくなった頃に、一気に認知機能が衰えたようだ。

物と人の名前、そして関係を忘れ続け、現在、人名で覚えている名前はついに3個になった。自分の名前と子供たちの中の一人の名前と、そしてなぜか岸田首相(笑)。岸田首相がテレビに映ると、「岸田さん、岸田さん」と言って、喜ぶ。

母が一番執着していた「母という自己像」も完全に消えて、それと同時に、子供たちも母の記憶から消えている。今は、自分のまわりで見る人は全員、自分の世話係か自分の相手をしてくれる人で、たぶん母の今の自己イメージ(がもしあれば)は2歳くらいの子供である。

そんな母の記憶と感情の変遷を眺めていると、人は記憶でできているが、記憶がなくなっても、生きることは続くので、生の本質は人(=記憶)ではないということがわかる。そして、母の場合、思考機能が衰えるにつれて、感情のほうはどんどん自由奔放になり、昔は自分の感情をめったに表に出さない人だったのに、今は喜怒哀楽を自由に発散させている。

長い間の、よき母、よき妻であらねばならないという、人(=記憶)としての重荷から解放されて自由になり、ある意味では母は幸福なのかもしれないし、その一方で、現実が一瞬かい間見え、いつも人の世話になっている重荷を感じるとき、「もう何もできないから、自分は死んだほうがいい」とか、「死にたい」と、落ち込んでつぶやくこともある。

そんなとき私は、母に意地悪くこう声をかける。「あのね、もうすぐ夕食だけど、死ぬなら、夕食、食べないよね?」すると、母は突然元気になって、大きな声で、「夕食、食べる!」と言う。

最近、一番可笑しいことは、父(母の夫)がいつの間にか「将軍様」になったことだ。それは、たぶん、母と一緒にテレビを見ている部屋に父の大きな遺影が壁にかけてあり、そして最近ずっと、時代劇「暴れん坊将軍」を見ているせいだ。母はテレビの映像と現実の区別がつかず、父の遺影とテレビの中の将軍が一つになっている。

「今晩は、将軍様のところへ泊めてもらう」と毎日のように言い、そのたびに私は、テレビを指差し、「ほら、将軍様は、今お仕事中だから、仕事が終わったら、二人で頼みに行こう」と言うと、うれしそうに、「私、この人、大好き!」と、ほとんど目がハートマークになり、うっとりと父の遺影を眺めている。

父が生きているときに言ってあげれば、どれだけ父も喜んだかと思うのだが(昔は散々、父についての不満を子供たちは聞かされたものだ)、それでも母にとって父(夫)の記憶がいつのまにか「よい」イメージだけになったことは驚きだ。それはひょっとしたら、母の場合、脳の老化のよい面なのかもしれない。

人=記憶、非常に重要ではあるけれど、本質ではない。そのことを心に留め、日々老いる(変化する)記憶機能を自分のことも含めてユーモアをもってこれからも眺めていきたいものだ。



[昨年出版された本]

*ジョエル・ゴールドスミス著『静寂の雷鳴』

本体価格:2,380円+税
本文ページ数:333ページ
発行:ナチュラルスピリット



[その他の本]

『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)

目次の詳細は下記へ。

販売サイト


*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)


目次の詳細は下記へ

販売サイト




















私がいない!2023年07月02日 09時04分07秒

皆様、暑中・大雨、お見舞い申し上げます。

[イベント]
オンライン「私とは本当に何かを見る実験の会」
2023年7月13日(木曜日)午後2時から午後4時
2023年7月16日(日曜日)午前9時から午前11時


オンライン「非二元の探究―思考の性質」
2023年7月20日(木曜日)午後2時から午後4時
2023年7月23日(日曜日)午前9時から午前11時 


[お知らせ]

*ジョエル・ゴールドスミス「The Thunder of Silence」(正式タイトル未定)が、
8月下旬出版予定となりました。今後、タイトル、価格が決まりましたら、順次お知らせします。

*1994年10月に、バーソロミューが東京でおこなったワークショップの記録を下記で公開しています
(英語と日本語通訳の音声と日本語字幕付き)。現在(1)から(11)まで公開中。


先日の晩のことだ。夜の11時頃に、隣の部屋から母の叫び声が聞こえてきた。私が母の部屋へ行くと、母がベッドに腰かけて、何か叫んでいる。

よく聞くと、「私がいない。不思議だ。私を探しにいかなくちゃ。どこへ行けばいいのか、わからないから、困っている。もしかしたら、私は死んだのかもしれない」みたいな言葉を繰り返している。

母が夜に目を覚ましたときに、叫ぶことはよくあることで、いつもはたいてい、「お腹すいた」、「夕食食べてない」、「(オ)シッコに行きたい」、「誰もそばにいない」、「〇〇さん(母の昔の友人の名前)に会いに行く」というような、ごく日常的な平凡な言葉だ。それが先日の晩は、「私はいない。不思議だ。私を探しにいかなくちゃ」と、いきなり形而上学的スピリチュアル的悩み(笑)になっている。

母はスピリチュアルとか宗教とか、人間の心理にさえまったく関心がなく、非常に外向きな人だったで、今まで母から「私」に関する悩みや言葉など聞いたことがない。私は生涯初めて母から聞いたその形而上学的言葉にびっくりし、「ほら、お母さんの『私』はそこにいるよ」と言いながら、母にわかるように、母の体を強く触りながら言った。それでも母は、「違う、違う。私がいない。私は死んだのかもしれないけど、向こうにいるかもしれないから、探しに行く」と言い張り、立ち上がって、部屋から出ようとする。

なんとか説得して、ベッドに戻しても、まだ「私がいない。不思議だ。探しにいかなくちゃ」を繰り返し、そうこうしているうちに疲れて寝入ってしまった。

介護は大変なことも多いけど、時々可笑しいことが起こる。母をここ数年間見てきて思うことは、人間の精神は非常に複雑で、その中にたくさんの人格があるということである。私が「母」として知っていた人は、そのほんの一部であったことがわかる。今は、母という人格は完全に、それこそ「死んで」しまっている。

今後また母が「私がいない!」と言うのかどうかはわからないけど、最晩年、母からスピリチュアルな人格が出てきて(笑)、「私」をめぐって会話ができたら、楽しいかもしれない。


[昨年の発売された本]

『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)

目次の詳細は下記へ。

販売サイト


*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)


目次の詳細は下記へ

販売サイト


海外の方は、USアマゾンからもダウンロードできます。
『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』
https://www.amazon.com/dp/B0BBBW2L8B/ 

『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うためにhttps://www.amazon.com/dp/B0BC5192VC/


『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』は、過去10年ほどの間、私が主催している会で、ダグラス・ハーディングの実験、ラメッシ・バルセカール&ニサルガダッタ・マハラジについて話していることをまとめたものです

会にすでに参加されたことがある方には、重複する話がほとんどですが、会で配った資料を体系的に読むことができ、また必要な情報をネット上で即アクセスできる利点があります。付録に、『シンプル道日々2――2019年~2021年』)を掲載しています。(総文字数 約124,000字――普通の新書版の1冊くらいの分量です)

『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』は、肉体・マインドとは、どういう性質のものなのか、それらとどう付き合ったら快適なのか、それらを理解したうえで、どう人生を生き抜いていくのか、主にスピリチュアルな探求をしている人たち向けに、私の経験を多少織り交ぜて書いています。肉体・マインドは非常に個人差のある道具なので、私の経験の多くは他の人たちにはたぶん役には立たないだろうとは思うのですが、それでも一つか二つでも何かお役に立てることがあればいいかなという希望を込めて書きました。付録に、『シンプル道日々2――2019年~2021年』)を掲載しています。(総文字数 約96,500字)



















情報のカスタマイズ2023年03月20日 09時43分07秒

[お知らせ] 
「ダグラス・ハーディング1996年東京ワークショップ」の音声ファイル(に字幕と画像を付けたもの)を、youtubeに(1)から(14)まで公開しました。
 (一つの動画は15分くらいです) 

シンプル堂youtubeサイト

[新刊情報] 

「バーソロミューとの旅(上)日本編」(バーソロミュー著 ナチュラルスピリット発行)


「バーソロミューの旅日記(上)日本編」が新しいタイトルで復刊されました。シンプル堂が「バーソロミューの思い出」を寄稿しています。


今の時代、何かわからないことがあるとき、ほとんどの人(ネットが使える人)は、誰かに訊いたり、本や雑誌で調べたりするより先に、まず最初にネット検索をして調べることだろう。もちろん、私もそうしている。

1月に神経痛の痛みが突然起こったときも、ネットでかなりの情報を調べた。西洋医学、漢方、針灸その他の専門家の方々が懇切ていねいに、それぞれの立場から原因と治療法について、文章や動画で説明している。簡単に自分でやれる方法がないかと調べまわり、ある動画サイトで説明された方法が、とてもシンプルで自分にも実践できそうなので、それを試してみることにした。なんとなく効果がある感じがしたので、数週間続け、それに加えて、ストレッチとマッサージ(それとQEも)もおこない、しだいに痛みがなくなり(たぶん、気温が上昇したのもよかったのかも、と思う)、今は痛みがほとんど起こらなくなっている。医者にいかずにすんで、ほっとしている。

このように、ネットの情報は本当にありがたいものだといつも思うのだ。その一方で、これもたぶん、多くの人たちが悩むことだろうと想像するのだが、情報があまりにありすぎて、どれが自分にとって必要な正しい情報なのかが、わからないという問題に直面する。

現在、情報自体はかぎなくただ(無料)である。つまり、情報そのものを手に入れるのに、お金を払わずにすむ時代である(だからこそ、かつて有料で情報を提供してきた、マスコミや出版産業の苦境があるわけである)。しかし、どの情報が(自分にとって)適切なのか、それを判断する(つまり、それが情報のカスタマイズ=情報を特定の個人に合うように選択・加工する)のがますます困難になっている感じである。

目が疲労することを除けば、私自身は大量の文章を読むことには慣れているので、検索自体はそれほど苦ではないが、それでも、目当ての情報にたどり着くのはけっこうな時間がかかる。基本は、自分にとって、読みにくい、わかりにくいものは、少し読んで、すべてパスし、読みやすく、わかりやすい説明のものを選んで複数読むことにしている。気に入ったものがあれば、文章であれば印刷して読み、動画であれば、何度も見る。そうやって私自身は情報をカスタマイズしている。

先日話題にしたチャットGPTは、たぶん、その情報のカスタマイズを助けてくれるツールになるのかもしれない。チャットGPTに何か個人的質問をする。たとえば、「私は今、〇〇の後遺症らしい神経痛の痛みが出ているのですが、医者に行かず、薬も飲まず、お金もできるだけ使わず、一番簡単に痛みをなくす方法を教えてください」みたいな個人的質問をチャットGPTにする。するとそれは、世界中から膨大なサイトを検索して、私に合った情報を教えてくれるというわけだ。その情報が的確であれば、検索に費やす膨大な時間を節約できる。

しかし……チャットGPTのようなツールを開発している背後にいる人たちはビジネス系の人たちだ。彼らも100%無償奉仕というわけではないだろうし、早い話が、「自分たちが与えたいと思っている」情報に偏る可能性は充分にある。そして、寄せられた質問を集計して、それをまた今後のビジネスに生かそうとするだろう、くらいは当然予想できる。

情報のカスタマイズ――本当はリアルな人間にやってもらうのが、一番貴重で贅沢なことなんだと思う。先日、JRの切符を買いに、旅行代理店へ出かけたときのことだ。旅行に出かける人が増えたせいで、窓口は混雑し、JRの切符1枚買うにも、30分くらいは待たなければならない。私が自分の順番を待っている同じテーブルで、もうすぐ旅行に出かけるらしい女性が、旅行日程表を見ながら、スタッフの人にあれこれ質問し、それに対して、スタッフの人がアドバイスも含めて懇切丁寧に答えていた。私は思ったものだ。「窓口に来れば、今はまだ『リアルな人間による』こういった親切な情報のカスタマイズを受けることができるが、将来はそれすら不可能になるかもしれない」

少子化(=労働人口の減少)が急速に進む日本では、世界で一番、人型AIロボットが社会のあちこちに配置される可能性がある。数十年後、私たちは、ホテル、旅行代理店、お店などで、対応しているスタッフが、本物の人間かそれともAIか見分けがつかなくなるかもしれない。そんなときは、「あなたはAIさんですか?」と訊いても、AIであれば、怒ることなく(客対応にカスタマイズされているので)、にこやかに「はい、そうですよ」と答えてくれるだろう。慣れれば、不機嫌な人間のスタッフや店員よりはいいかも……


[昨年の発売された本]

『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)

目次の詳細は下記へ。

販売サイト


*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)


目次の詳細は下記へ

販売サイト


海外の方は、USアマゾンからもダウンロードできます。
『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』
https://www.amazon.com/dp/B0BBBW2L8B/ 

『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うためにhttps://www.amazon.com/dp/B0BC5192VC/


『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』は、過去10年ほどの間、私が主催している会で、ダグラス・ハーディングの実験、ラメッシ・バルセカール&ニサルガダッタ・マハラジについて話していることをまとめたものです

会にすでに参加されたことがある方には、重複する話がほとんどですが、会で配った資料を体系的に読むことができ、また必要な情報をネット上で即アクセスできる利点があります。付録に、『シンプル道日々2――2019年~2021年』)を掲載しています。(総文字数 約124,000字――普通の新書版の1冊くらいの分量です)

『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』は、肉体・マインドとは、どういう性質のものなのか、それらとどう付き合ったら快適なのか、それらを理解したうえで、どう人生を生き抜いていくのか、主にスピリチュアルな探求をしている人たち向けに、私の経験を多少織り交ぜて書いています。肉体・マインドは非常に個人差のある道具なので、私の経験の多くは他の人たちにはたぶん役には立たないだろうとは思うのですが、それでも一つか二つでも何かお役に立てることがあればいいかなという希望を込めて書きました。付録に、『シンプル道日々2――2019年~2021年』)を掲載しています。(総文字数 約96,500字)