The Thunder of Silence(2) ― 2022年10月15日 10時24分39秒
昨年に引き続きジョエル・ゴールドスミス(1892~1964)の本を日本に紹介できることを、とてもうれしく思っている。
私がどうやってジョエル・ゴールドスミスの本に出会ったのかについては、昨年出版された『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(ナチュラルスピリット発行)の紹介のときに書いたので、まだ読んでいない方は過去のブログをお読みいただければと思う。
『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(1)
『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(2)
『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(3)
『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(4)
『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(5)
『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(6)
『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(2)
『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(3)
『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(4)
『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(5)
『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(6)
今回のThe Thunder of Silence(静寂の雷鳴)は彼の1961年の作品で、『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(ナチュラルスピリット発行)よりもあとに出版され、私が読んだ彼の本の中で、一番コンパクトに彼の教えの真髄がまとめられているという印象がある。ただ、本書では、『スピリチュアル・ヒーリングの本質』とは違って、ヒーリングそのものについてはあまり語られていない。
本書の主なるテーマを列挙すれば:
1神とは何か?
2二つのパワーを超える。
3「カルマの法則」から、「神の恩寵」への移行。
4新約聖書の山上の垂訓のメッセージ。
2二つのパワーを超える。
3「カルマの法則」から、「神の恩寵」への移行。
4新約聖書の山上の垂訓のメッセージ。
もちろん、上記の4つのテーマは緊密にリンクして、もし一つのテーマを完全に理解できれば、他のテーマを理解するのはそれほど難しくはないだろうと思う。
今日は、まず1の「神とは何か?」について:
ジョエル・ゴールドスミスが語る神を一番シンプルに定義すれば、「神とは善悪を超えた創造原理」というようなものだ。本の中で彼はあらゆる角度から神について語っているが、「創造原理」というのが一番宗教的な感じがしなくて、私はこの表現が好みである。
「創造原理」――神は人間の支援なく、壮大な宇宙を統治・運営する原理。そして、神の創造には善悪がない。これを突き詰めていくと、人間が悪だと思っているもの、悪人から害虫、ウイルスに至るまで、あるいは、病気、戦争、自然災害でさえ、神の観点からは「悪」ではない。
反対に、人間が善だと考えることさえ、善ではない――神の世界では善人もいないし、自分が大喜びするような出来事も善ではない。
そして、神についてジョエルゴールド・スミスが語る二番目に重要な点は、神とは「私」である、ということだ。ただし、この「私」は、鏡に映るような人間、ジョンとかメアリーのことではなく、あらゆる人の本質、人だけでなく、あらゆる生きとし生けるものに共通する根源的本質である。
だから彼は、「私」は神である、と教えたが、一方で、自分の教え(彼の教えは「無限の道」と呼ばれている)を学ぶ生徒たちには、「私は神である」と言うことを禁止したという。その禁止の理由を彼は、人が、「私は神である」と言うと、すぐにそれを鏡に映るような人間、ジョンとかメアリーである自分が神だと誤解し、秘かなプライドをいだくようになるからだ、と説明している。
そして、すべての救いはこの神なる「私」と触れ合うこと、そこに定住することであり、それが「神の王国」に住むということであり、神の王国ではそこの住民は、「神の恩寵」が約束されている。
しかし……神の王国に住み、神の恩寵を受け取る前には、人間のマインドにとって、非常に大きな障害を乗り越える必要があり、それが、上記2の「二つのパワーを超える」であり、ジョエル・ゴールドスミスがマスターと仰ぐ、イエス・キリストの(人間のマインドには非常に厳しく聞こえる)山上の垂訓のメッセージである。
ジョエル・ゴールドスミスの言葉
「神は私たちが正義、愛、慈悲だと考えるものを受け入れません。しかし、私たちが静かな小さい声を聞こうとするなら、神は神自身の正義、愛、慈悲を私たちに分け与えてくれることでしょう」
[新刊発売]
*『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)
目次の詳細は下記へ。
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*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)
目次の詳細は下記へ
販売サイト
海外の方は、USアマゾンからもダウンロードできます。
『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』https://www.amazon.com/dp/B0BBBW2L8B/
『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』https://www.amazon.com/dp/B0BC5192VC/
『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』は、過去10年ほどの間、私が主催している会で、ダグラス・ハーディングの実験、ラメッシ・バルセカール&ニサルガダッタ・マハラジについて話していることをまとめたものです
会にすでに参加されたことがある方には、重複する話がほとんどですが、会で配った資料を体系的に読むことができ、また必要な情報をネット上で即アクセスできる利点があります。付録に、『シンプル道日々2――2019年~2021年』)を掲載しています。(総文字数 約124,000字――普通の新書版の1冊くらいの分量です)
『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』は、肉体・マインドとは、どういう性質のものなのか、それらとどう付き合ったら快適なのか、それらを理解したうえで、どう人生を生き抜いていくのか、主にスピリチュアルな探求をしている人たち向けに、私の経験を多少織り交ぜて書いています。肉体・マインドは非常に個人差のある道具なので、私の経験の多くは他の人たちにはたぶん役には立たないだろうとは思うのですが、それでも一つか二つでも何かお役に立てることがあればいいかなという希望を込めて書きました。付録に、『シンプル道日々2――2019年~2021年』)を掲載しています。(総文字数 約96,500字)
『仕方ない私(上)(下)』発売 ― 2022年08月29日 10時58分45秒
[32°様へ:ご質問への答え]
*USアマゾンからダウンロードは、ドルでの支払いのみだと思います。
[イベント]
オンライン「私とは本当に何かを見る実験の会」
2022年9月25日(日曜日)午前9時から午前11時
オンライン「非二元の探究―ニサルガダッタ・マハラジの教え」
2022年9月29日(木曜日)午後2時から午後4時
2022年10月9日(日曜日)午前9時から午前11時
2022年10月9日(日曜日)午前9時から午前11時
[新刊発売]
*『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)
目次の詳細は下記へ。
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*『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』アマゾン・キンドル版(税込み定価:330円)
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『仕方ない私(上)形而上学編――「私」とは本当に何か?』は、過去10年ほどの間、私が主催している会で、ダグラス・ハーディングの実験、ラメッシ・バルセカール&ニサルガダッタ・マハラジについて話していることをまとめたものです
会にすでに参加されたことがある方には、重複する話がほとんどですが、会で配った資料を体系的に読むことができ、また必要な情報をネット上で即アクセスできる利点があります。付録に、『シンプル道日々2――2019年~2021年』)を掲載しています。(総文字数 約124,000字――普通の新書版の1冊くらいの分量です)
『仕方ない私(下)肉体・マインド編――肉体・マインドと快適に付き合うために』は、肉体・マインドとは、どういう性質のものなのか、それらとどう付き合ったら快適なのか、それらを理解したうえで、どう人生を生き抜いていくのか、主にスピリチュアルな探求をしている人たち向けに、私の経験を多少織り交ぜて書いています。肉体・マインドは非常に個人差のある道具なので、私の経験の多くは他の人たちにはたぶん役には立たないだろうとは思うのですが、それでも一つか二つでも何かお役に立てることがあればいいかなという希望を込めて書きました。付録に、『シンプル道日々2――2019年~2021年』)を掲載しています。(総文字数 約96,500字)
『時間の終わりまで』 ― 2022年06月30日 08時53分01秒
皆様、暑中お見舞い申し上げます。
*7月から8月の終わりまで、ブログをお休みします。
[イベント]
オンライン「非二元の探求―瞑想と質問の会」
オンライン「私とは本当に何かを見る実験の会」
2022年7月20日(水曜日)午後2時-午後4時
2022年7月24日(日曜日)午前9時-午前11時
ブライアン・グリーン著『時間の終わりまで』(講談社)という物理学の最先端研究をテーマとしたポピュラー・サイエンスの本を今読んでいる。
ブライアン・グリーンは私がもっとも好きなポピュラー・サイエンスの作家(かつ最先端の物理学者)であり、難しい話題をできるだけかみくだいて説明するその才能にいつも感銘を受けている(それでも、読むのはかなり大変な作業になるが)。
今回の本、『時間の終わりまで』は、意識や心、脳といった主観的部分にもかなり踏み込み、さらに生物進化論や生命の起源など、物理学以外の分野にも広げて、物理学と宇宙論の最先端を包括的に語っている。その分、非常に分厚くなり(本文が約530ページ、注も含めると、637ページ)、途中で読むのがしんどくなった。
それで、今回は4章から9章を(また別の機会に読むとして)飛ばして、実際に読んだのは、1章から3章、そして10章と11章だけである。つまり、今回は、出だしと結論だけを読んだということになる。
半分読んだ印象で言うと、物理学の最先端の研究がもたらしている事実に、著者は心が揺れていて、その揺らぎが全編にあふれている。彼は(というより科学全般が)、科学者としての全人生、科学的全研究の基盤を揺るがしかねない大問題に直面しているという事実を告白している。
少し引用すれば:
「あなたが今持っている信念、記憶、理解は、いかにして得られたのかと自問すれば、莫大な母数にもとづく公平な答えがどんなものになるかは明らかだろう。あなたの脳は、特定の粒子配置に刻み込まれた記憶なので神経心理学的特質をそなえた状態で、からっぽの空間を飛び交う粒子たちから自然発生的に生まれたのだ。あなたが語る生い立ちの物語は、感動的だが事実ではない。あなたの記憶と、あなたが持つ知識を導き出した様々な論証と、あなたの信念はすべて、作り事なのだ。あなたに過去はない。思考する能力と過去に一度も起こったことのない出来事の記憶とを与えられた、肉体から切り離された脳としてたまたまひょっこり存在するようになったのだ。これが公平な答えである」(『時間の終わりまで』第10章「時間の黄昏」p483より)
「あなたが今持っている信念、記憶、理解は、いかにして得られたのかと自問すれば、莫大な母数にもとづく公平な答えがどんなものになるかは明らかだろう。あなたの脳は、特定の粒子配置に刻み込まれた記憶なので神経心理学的特質をそなえた状態で、からっぽの空間を飛び交う粒子たちから自然発生的に生まれたのだ。あなたが語る生い立ちの物語は、感動的だが事実ではない。あなたの記憶と、あなたが持つ知識を導き出した様々な論証と、あなたの信念はすべて、作り事なのだ。あなたに過去はない。思考する能力と過去に一度も起こったことのない出来事の記憶とを与えられた、肉体から切り離された脳としてたまたまひょっこり存在するようになったのだ。これが公平な答えである」(『時間の終わりまで』第10章「時間の黄昏」p483より)
つまり、現在の最先端の物理学の研究から言えば、私たちがもっている過去の記憶は全部、作り話ということで、実際に起きた話ではない、という結論である――その結論を導くエントロピーの細かい法則を、私はとても説明できないので、興味のある方はぜひ本書を読んでいただければと思う。
「私は〇〇年に生まれた」から、「昨日の夕食に肉じゃがを食べた」に至るまで、あるいは1分前にトイレに行った記憶まで、全部、「起こっていないこと」、それが物理学の結論でもある。非二元系の教えでは、このあたりの話は時々、語られているので、信じがたいけれど、驚くことではないかもしれない。しかし、長年対象世界の研究に人生を捧げた科学者たちにとっては、天地がひっくり返る結論なのだ。科学者と科学にとってのその衝撃を、著者は次のようにさらに述べている。
「あなたのものであれ、私のものであれ、他の誰かのものであれ、もしひとつの脳が、自分がもっている記憶と信念は、実際に起こった出来事の正確な反映だと信じることができなければ、科学知識の基礎をなす測定や観測か計算は、なにひとつ信じられなくなる。私は、一般相対性理論や量子力学を勉強した記憶があるし、これらの理論を支える論証の鎖をすべてたどり直すことができるし、これらの理論によってみごとな精度で説明されるデータや観測をすべて自分で確かめてみた記憶もある。ところが、もし私がこうした記憶は、それと結びついた実際の出来事によって刻まれたのだと信じることができなければ――一般相対性理論や量子力学は、心が作り上げた虚構などではないと断じて信じることができなければ――、これらの理論が示す結論はひとつとして信じることができない」(『時間の終わりまで』第10章「時間の黄昏」p483~484より)
科学とは実際に起こった(とされる)事実にもとづき、論証を地道に積み上げる作業にそのすべての基盤をおいている。したがって、著者が書くように、「自分がもっている記憶と信念は、実際に起こった出来事の正確な反映だと信じることができなければ、科学知識の基礎をなす測定や観測か計算は、なにひとつ信じられなくなる」であれば、科学者にとっては耐え難い話になることは想像にかたくない。
非二元系の教えにはまっている私たちは、「世界は幻想である」とか、「時間はない」とか、まあ平気で言うものであるが、それは、私たちが科学者たちほど対象世界の研究に時間とエネルギーを投資していないからだ。むしろ、「実際には何も起きていない」とか、「「世界は幻想である」と聞くほうが、聞いているだけなら、ほっとするというか安心するというか……という感じであるが……しかし、その認識を実際に生きるのは簡単ではないし、まして、「すべての過去が実際に起こった出来事である」という基盤にもとづいている二元社会では通用する話ではない。
『時間の終わりまで』の10章の途中からは、科学の基盤、合理的思考への信頼を取り戻すための科学者たちが様々な戦略(=科学と科学者たちの救済戦略)を編み出す奮闘が紹介されている。一流の科学者とはSF作家並みに想像力に富んだ人たちなので、多様な宇宙モデルを想像し、私たちを楽しませてくれるが、どれ一つとして、絶対的確実なモデルはないようである。
本書の全体としてのテーマは、「私たちの宇宙の終わり」であり、「世界の終わり=時間の終わり」が現在の科学的研究から結論としては避けられないということで、著者は次のように述べている。
「われわれが長きにわたって「唯一の」宇宙だと思っていた領域では、生命と思考はいずれ終わりを迎えることになりそうだ。無限の宇宙空間では、われわれの領域の境界のはるか彼方で、生命と思考は生き延びるかもしれないし、その可能性が心の慰めになることもあるだろう。だが、われわれ自身は、永遠について考えることはできても、そして永遠を手に入れようと努力することはできても、永遠に触れることはできそうにない」(第10章497p)
著者のこの言葉を読み、「今の宇宙が終わる」と聞かされても、衝撃でもないけど、ただ物理学の研究が「過去がない」という結論に導くなら、「未来だって、実際は起こらない」という結論にならないのか?という疑問が湧いた。
そして、最後の文章、「われわれ自身は、永遠について考えることはできても、そして永遠を手に入れようと努力することはできても、永遠に触れることはできそうにない」は、科学的マインドの限界を告白している感じである――ちなみに、著者のお兄さんは、宗教が専門だそうで、何かのイベントに二人が呼ばれて対談したとき、全然話がかみ合わなかったという話が書かれている。
地上の諸々の問題にうんざりしたとき、たまにこういう宇宙論と物理学の最先端の話を読むと(そこには人間の些末な問題は出てこない)、数百億年規模の話なので、広大な宇宙の(実際は存在しなかった)過去や(やはり実際は存在しないかもしれない)未来へ旅行する気分が味わえたりして、楽しい――地上世界があまりに悲惨で滑稽だと、「この宇宙が終わる」と聞かされると、なぜかうれしいような気分にさえなる。
[昨年の新刊]
目次は下記に掲載してあります。
[お知らせ]
[お知らせ]
(横書き版PDFから1部と2部を収録)
(横書き版PDFから3部を収録)
*「ニサルガダッタ・マハラジが指し示したもの」(ラメッシ・バルセカール著)が、発売になりました。本体価格:2,550円 (用語解説と訳者あとがきも含めた本文ページ数、378ページ)
目次は下記のサイトに掲載してあります。
http://www.simple-dou.com/CCP052.html
アマゾン社サイト
https://www.amazon.co.jp//dp/4864513317/
*「意識は語る――ラメッシ・バルセカールとの対話」電子書籍版発売。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0832XZ3ZX
アマゾン社サイト
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*「意識は語る――ラメッシ・バルセカールとの対話」電子書籍版発売。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0832XZ3ZX
*「意識に先立って――ニサルガダッタ・マハラジとの対話」電子書籍版発売。
https://www.amazon.co.jp/dp/B084KPV1XC*「楽しいお金2」電子書籍版発売。
https://www.amazon.co.jp/dp/B085VLSD2G/*「楽しいお金3」電子書籍版発売。
https://www.amazon.co.jp/dp/B088TDX4CL/
[電子書籍既刊]
*ラメッシ・バルセカール 『誰がかまうもんか?!』
ヨドバシ電子書籍ストア
*フランク・キンズロー『瞬間ヒーリングの秘密』
*トニー・パーソンズ 『何でもないものがあらゆるものである』
*「人をめぐる冒険」
「頭がない男-ダグラス・ハーディングの人生と哲学」
*定価:本体価格2,500円+税 *版型:B5版(フラカラー)183ページ*発行:ナチュラルスピリット
*目次詳細
最近読んだ本から ― 2022年06月10日 09時15分32秒
『NO HARD WORK』(ジェイソン・フリード&デイヴィッドッド・ハイネマイヤー・ハンソン著 早川書房)
競争し、ストレスに満ちた会社ではなく、Calm company (穏やかな会社)を目指す、世界的なソフトウェア開発会社「ベースキャンプ」を経営する著者たちが自ら実践してきた働き方の極意、NO HARD WORK(頑張って働かない)が、本書ではシンプルにまとめられている。「無謀な目標」、「短時間睡眠」、「中断」、「無駄な会議」、「長時間労働」などを全部やめれば結果は出る! と著者たちは断言する。
私はここに書かれていることの多くを個人的には実践してきたので、著者たちの言うことに非常に共感する。日本でも取り入れて実践する会社が増えればいいのにとは思うが、しかし、長時間労働=善、頑張って働く=善が骨の髄までしみ込んでいる日本では、こういった考えが浸透するのにあと100年くらいかかるかも……でも、その前に、日本は少子化のせいで消滅するかも……(と警告されている)。
『ぼくが見つけたいじめを克服する方法』(岩田健太郎著 光文社新書)
忖度しないで、率直に意見を言うので、医学界の一部から嫌われて、いじめられてきたという医者である著者が提言する「いじめ」への対処法。著者は、大人社会がいじめ社会なので、それが子供世界にも伝染しているという。学校関係者たちの願望、「うちの学校にいじめはないはずだ」とか、「いじめの事実を覆い隠したい」が、いじめの対処を遅らせると警告し、常に「事実」を調査することを著者は勧める。
いじめの話となると、被害者の親から、「学校は何もしてくれない」という不満がでて、それはもっともな正論で不満ではあるが、たぶん、異常に忙しすぎる学校の教育現場では、いじめ問題に適切に対処する余裕がほとんどないのが実情であろう。さらにほとんどの先生たちは、いじめという複雑な人間関係の問題にどう対処していいのか、わからないのが現実ではないか、とも思う。
小学・中学・高校のお子さんをお持ちの方は、どの学校にも必ずいじめが存在すること、そして、ほとんどの場合、学校はいじめに対応できない(よほど、校長以下一丸となって、いじめ対策に取り組んでいる学校以外)ことを、心に留めておくとよいと思う。
『王とサーカス』(米澤穂信著 東京創元社)
主人公のジャーナリスト、太刀洗万智がジャーナリスト駆け出しのときに、ネパールで遭遇した事件をネパールの国情とネパール王宮での暗殺事件を背景に描くミステリー。最初、このタイトルを見たとき、「ああ、王様が自分の娯楽のためにサーカス団をもっていて、そのサーカス団でおきた殺人事件か」と、私はまったく勘違いしていた。
ここでの「サーカス」という言葉は、ネパール王宮に勤める軍人が、ネパール王宮での暗殺事件を取材する太刀洗万智に、苦々しく語る言葉の中で使われている。「サーカス」とはここでは、「視聴者に喜びを与える娯楽的ニュース」という意味合いで使われている。
ネパールの軍人は次のような主旨の言葉を彼女に投げつける。「他国の事件など、あなた方外国人にとっては、サーカスから逃げ出したトラのニュースほどにも価値がないものだ。ネパール王宮をこれ以上サーカスにするな」
この軍人の言葉やガイドを務めたくれたネパール人の少年の言葉は太刀洗万智の胸に深く突き刺さる。それでも、彼女はこのジャーナリストという仕事が好きである自分を自覚し、他人の苦しみを取材してお金をもらうジャーナリストという仕事の苦痛を引き受ける覚悟をする。
『真実の10メートル手前』(米澤穂信著 東京創元社)
前述の太刀洗万智がジャーナリズムの世界に身をおいてからかなりたった頃、ジャーナリストとして出会う数々の事件を、ジャーナリストの視点から解決するミステリー短編集。悲しく絡み合あう人の正義感と自尊心を解き解す太刀洗万智の知性に共感。
『女帝 小池百合子』(石井妙子著 文藝春秋社)
現職東京都知事、小池百合子さんの評伝(かなりネガティブに描かれている印象)である。本書から読み取れる小池百合子さんは、サイコパスの一つの類型である「常に自分がスポットを浴びていないと気がすまないヒロイン型」、トランプ元アメリカ大統領にそっくりで、「自分一番主義」の人である。
彼女にとっては、エジブト留学も、ジャーナリストのキャリアも、そして政治家という仕事も、その学問や文化や仕事が好きというより、「自分が常によりスポットを浴びることができる地位を求めて」という感じであり、その野心の徹底ぶり、そして、女性としての魅力で男性たちを惹きつけ、踏み台にして出世する手腕・能力も見事である。たぶん、小池さんが日本社会で出世できたのは、トランプ元アメリカ大統領と同様に、彼女があまりに見ていて面白い、小説的ヒロインであり、それが大衆に支持されたからだと思う。
でも本書を読んで私に一番印象深かったのは、実は小池百合子さんのことではなく、著者に小池さんに関する膨大な情報を提供したエジブト時代の友人だった女性のほうだ。彼女はエジプト留学時代の小池さんと同居し、誰よりもエジプト時代の小池さんを知る人物として紹介されている。
小池さんの性格からすれば、そんな若い時代の友人のことなんてほとんど思い出しもしないはずであろうが、その友人のほうは、まるで何十年も小池さんに憑依され、呪縛され、小池さんの影におびえて生きてきた感じである。
その友人が著者に自分の思いをぶちまけたのは、あんなウソだらけの人間が日本社会で出世して、高い地位にいることが許しがたいという正義感からなのか、それとも、単に小池さんからの憑依と呪縛から解放されたかったからなのか……二人の女性の心理的関係をテーマに小説を描いたら、面白い小説になるにちがいない。
『無力の道』(ウェイン・リカーマン著 ナチュラルスピリット)
著者ウェイン・リカーマンは、ラメッシ・バルセカールの一番弟子であり、ラメッシの『意識は語る』の原書の編集人兼出版人である。『意識は語る』の中で、ウェイン・リカーマン自ら、自分が長い間アルコール・ドラッグ中毒だったことを告白している。
本書は、『アルコホーリクス・アノニマス(匿名のアルコール依存症の人たち:略称『AA』)』の12のステップと、アドヴァイタの教えを融合させ、「自分は本当に無力だ」という明け渡しへと導くステップを語る。
『自由へのエニアグラム』(イーライ・ジャクソンベア著 ナチュラルスピリット)
本書はまだ発行前ですが(今月半ばに発行予定)、私が長年愛読し、エニアグラムの本の中で今まで読んだ一番よい本だったので、お勧めします。
昔から、人間の性格の違いを説明するのに血液型、星占い、その他、様々なものが流行してきたが、エニアグラムが一番正確である印象がある。しかも地球上のどこの人種・民族にも通用すると言われ、その背後の哲学も奥深い。
もし人間観察眼があれば、自分の知り合いの人すべてを9つの型どれかに当てはめることができ、他人を知るために、そして他人とのコミュニケーションに役立つだろうと思う。
しかし、本書のポイントは、単なる人間分類ではなく、一つひとつの型の背後には聖なる目的があり、さらに人の本質はそういった類型的性格からは解放されている、という点である。そこを理解しないと、血液型、星占い同様に、単に人間を新たに分類するだけに終わってしまう。
著者のイーライ・ジャクソンベアは、著名な非二元の先生、ガンガジのパートナーで、二人ともインドのグル、プンジャジ(『覚醒の炎』が邦訳されている)のお弟子さん。
[昨年の新刊]
目次は下記に掲載してあります。
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(横書き版PDFから1部と2部を収録)
(横書き版PDFから3部を収録)
*「ニサルガダッタ・マハラジが指し示したもの」(ラメッシ・バルセカール著)が、発売になりました。本体価格:2,550円 (用語解説と訳者あとがきも含めた本文ページ数、378ページ)
目次は下記のサイトに掲載してあります。
http://www.simple-dou.com/CCP052.html
アマゾン社サイト
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*「意識は語る――ラメッシ・バルセカールとの対話」電子書籍版発売。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0832XZ3ZX
アマゾン社サイト
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*「意識は語る――ラメッシ・バルセカールとの対話」電子書籍版発売。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0832XZ3ZX
*「意識に先立って――ニサルガダッタ・マハラジとの対話」電子書籍版発売。
https://www.amazon.co.jp/dp/B084KPV1XC*「楽しいお金2」電子書籍版発売。
https://www.amazon.co.jp/dp/B085VLSD2G/*「楽しいお金3」電子書籍版発売。
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[電子書籍既刊]
*ラメッシ・バルセカール 『誰がかまうもんか?!』
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*フランク・キンズロー『瞬間ヒーリングの秘密』
*トニー・パーソンズ 『何でもないものがあらゆるものである』
*「人をめぐる冒険」
「頭がない男-ダグラス・ハーディングの人生と哲学」
*定価:本体価格2,500円+税 *版型:B5版(フラカラー)183ページ*発行:ナチュラルスピリット
*目次詳細
The thunder of Silence (1) ― 2022年05月01日 07時25分20秒
[イベント]
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オンライン「私とは本当に何かを見る実験の会」
2022年5月22日(日曜日)午前9時-午前11時
次回出版予定の本、ジョエル・ゴールドスミスの、The thunder of Silence(静寂の雷鳴)には、国家の戦争についてのいくつかの言及がある。
彼の『スピリチュアル・ヒーリングの本質』(ナチュラルスピリット発行)の本のところでも紹介したように、ジョエル・ゴールドスミス(Joel S.Goldsimth1892-1964)は、20世紀の二つの世界大戦の時代を生きた人なので、国家の戦争についても非常にたくさん考えたにちがいない。
The thunder of Silence(静寂の雷鳴)から、国家の戦争に関するジョエル・ゴールドスミスの考えを要約すれば:
*人間と同じように、国家(政府)にもカルマがある。
*国民は、政府の行為に責任がある。
*国家が(モーセの)十戒に反することをした場合、心の中でそれを否認しなければならない。さもなければ、その影響が自分の個人的人生にも及ぶだろう。
*だからといって、表立った反政府活動をする必要はない。
*しかし、徴兵などの国民の義務は果たさなければならない。なぜなら、もし自分がそれを引き受けないなら、他の人にそれを押し付けることになり、それもまたカルマの法則を作動させることになるからである。
*国民は、政府の行為に責任がある。
*国家が(モーセの)十戒に反することをした場合、心の中でそれを否認しなければならない。さもなければ、その影響が自分の個人的人生にも及ぶだろう。
*だからといって、表立った反政府活動をする必要はない。
*しかし、徴兵などの国民の義務は果たさなければならない。なぜなら、もし自分がそれを引き受けないなら、他の人にそれを押し付けることになり、それもまたカルマの法則を作動させることになるからである。
彼はまた、私たちが世界で見る「悪」、現在見ているような戦争の悪を見るときに、どう考えるべきかについても言及している。
*悪人とされる人々は(あるいは善人とされる人も)、舞台の上の俳優のようなもので、本質的には悪とか善はなく、すべてが神の子である。
*しかしときには、私たちは投票その他によって、政治の悪や不正・腐敗に反論したり、それらを正さなければならないが、見かけの世界を本気に受け取ってはいけない。
*しかしときには、私たちは投票その他によって、政治の悪や不正・腐敗に反論したり、それらを正さなければならないが、見かけの世界を本気に受け取ってはいけない。
だから、現在世界の中で、「悪人」として集中的に非難を浴びているプーチン・ロシア大統領でさえ、演劇の舞台上で、その役(独裁的政治家)を演じているだけということになる。
今回のThe thunder of Silence(静寂の雷鳴)では、特にイエス・キリストの有名な「山上の垂訓」(マタイ伝5章)の解説と解釈に多くのページがさかれている。「山上の垂訓」とは一言で言えば、「目には目を歯には歯を」(古代ハムラビ法典の言葉)という「復讐的」考え方を捨て、敵を許し、愛する道を勧めるものである。
「昔の人々に「殺すな。殺す者は裁判を受けねばならない」と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。しかし、わたしはあなたがたに言う。兄弟に対して怒る者は、だれでも裁判を受けねばならない」(マタイ5 章21-22)
「目には目を、歯には歯を」と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである」(マタイ5 章38)
しかし、わたしはあなたがたに言う。悪人に手向かうな。もし、だれかがあなたの右の頬を打つなら、ほかの頬をも向けてやりなさい。(マタイ5 章39)
あなたを訴えて、下着を取ろうとする者には、上着をも与えなさい」(マタイ5 章40)
「目には目を、歯には歯を」と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである」(マタイ5 章38)
しかし、わたしはあなたがたに言う。悪人に手向かうな。もし、だれかがあなたの右の頬を打つなら、ほかの頬をも向けてやりなさい。(マタイ5 章39)
あなたを訴えて、下着を取ろうとする者には、上着をも与えなさい」(マタイ5 章40)
(今回のブログとはまったく無関係な話ではあるが、私がもっている新約聖書のこの部分の英語は、「if any one would sue you and take your coat, let him have your cloak as well」となっているのに、どうして、 coatが聖書の日本語訳で「下着」、cloakが「上着」なのだろうか?といつも疑問に思ってきた。coat は「上着」、cloakは「外套」と訳したほうがいいのではないだろうか……なぜなら、「下着」を取られることを想像すると、この教え、絶対に実践無理(笑)という印象を与えるし、そもそも「取られる」順番も、普通上から、「外套」→「上着」→「下着」の順ではないかと思うけど……)
「隣り人を愛し、敵を憎め」と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。しかし、わたしはあなたがたに言う。敵を愛し、迫害する者のために祈れ」(マタイ5 章)
しかし、当時これらの言葉を聞いた弟子や帰依者たちでさえ、これらの言葉を「厳しい言葉」と呼んだそうで、実際、過去2千年の間、ほとんどのキリスト教徒たちはこの「山上の垂訓」の教えを実践することができない。
ジョエル・ゴールドスミスも、これらの教えを「人」として実践することはできないと断言する。つまり、私たちがどれほど頑張って、善い人間になろうと努力しても、一人の人間としては、この教えを実践することはほとんど不可能だということである。
なぜなら、私たちもよく知るように、二元的思考の人間マインドには、「目には目を歯には歯を」、つまり、「やられたら、やり返せ」という考えのほうが、はるかに快適で、しっくりくるからである。ただ、私たちが自分の中の神に目覚める(=神霊が活動する)ときだけ、私たちはマインドを超え、「目には目を歯には歯を」を超え、「山上の垂訓」の教えを理解する可能性が生まれるのである。
ジョエル・ゴールドスミスの言葉を紹介すれば:
「山上の垂訓と四つのすべての福音書の中でのマスター(イエス・キリスト)の偉大の教えは、弱さ、ご都合主義、妥協の教えではありません。それはまた、盲目的に従順に世界が私たちにしたいことを勝手にさせる教えでも、世界が私たちに与えたがっている無情な扱いを受動的に受け取る教えでもないのです。むしろそれは、内なる父が私たちの利益の世話をしてくれるという理解の中で、私たちが悪に抵抗しないという教えです」(The thunder of Silence(静寂の雷鳴)11章より)
「山上の垂訓の中で、私たちは自分が今まで生きてきたような人間的生き方を示されました。しかしまた、存在する中で一番実用的で達成可能な生き方であるスピリチュアルな生活の一瞥も、私たちには与えられました。なぜそれが一番実用的生き方であるのかと言えば、それがスピリチュアルな原理によって生きられる人生だからです――無限で永遠で、普遍的で遍在し、全知全能」(The thunder of Silence(静寂の雷鳴)11章より)
「山上の垂訓の中で、私たちは自分が今まで生きてきたような人間的生き方を示されました。しかしまた、存在する中で一番実用的で達成可能な生き方であるスピリチュアルな生活の一瞥も、私たちには与えられました。なぜそれが一番実用的生き方であるのかと言えば、それがスピリチュアルな原理によって生きられる人生だからです――無限で永遠で、普遍的で遍在し、全知全能」(The thunder of Silence(静寂の雷鳴)11章より)
「悪(人)に抵抗するな」が、ジョエル・ゴールドスミスが言うように、実用的教えかどうか、真実かどうか実証するのは、こういった教えを探求する一人一人にかかっている。
ただし、こういったキリスト(教)の過激な教えは、読むのは簡単であるが、「誰かが右の頬を打つなら、ほかの頬をも向ける」レベルをいきなり実践するとなると非常にハードルが高い。無理して従えば、「左の頬をぶたれた」あげく、後悔することにもなりかねない――初級レベルでは、「右の頬を打たれること」は許しても、「左の頬を打たれる前に逃げる」ぐらいではないだろうか……私なら(体力が残っていれば)左の頬をぶたれる前に逃げる(笑)、と思う。
だから、私たちが日々無理なく実践できることは、日常の小さい物事からお互いをゆるし合い、人や出来事を憎まず、できるときは、親切を心がけることくらいだ。私にとっては、「許し」に関しては、ラメッシの教え、「すべては神の意志=個人的行為者は誰もいない」が非常に役立っている。
[昨年の新刊]
目次は下記に掲載してあります。
[お知らせ]
[お知らせ]
(横書き版PDFから1部と2部を収録)
(横書き版PDFから3部を収録)
*「ニサルガダッタ・マハラジが指し示したもの」(ラメッシ・バルセカール著)が、発売になりました。本体価格:2,550円 (用語解説と訳者あとがきも含めた本文ページ数、378ページ)
目次は下記のサイトに掲載してあります。
http://www.simple-dou.com/CCP052.html
アマゾン社サイト
https://www.amazon.co.jp//dp/4864513317/
*「意識は語る――ラメッシ・バルセカールとの対話」電子書籍版発売。
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[電子書籍既刊]
*ラメッシ・バルセカール 『誰がかまうもんか?!』
ヨドバシ電子書籍ストア
*フランク・キンズロー『瞬間ヒーリングの秘密』
*トニー・パーソンズ 『何でもないものがあらゆるものである』
*「人をめぐる冒険」
「頭がない男-ダグラス・ハーディングの人生と哲学」
*定価:本体価格2,500円+税 *版型:B5版(フラカラー)183ページ*発行:ナチュラルスピリット
*目次詳細
「ジル・ボルト・テイラー博士」 ― 2021年10月27日 09時40分41秒
[お知らせ]
(本体価格 2,980円 税込み価格3,278円 本文ページ約480ページ)
目次は下記に紹介してあります。
本日も、もう一つTEDの講演動画をご紹介しよう。
「ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作」
(日本語字幕付き)
研究生活の絶頂にいた脳科学者がある日突然に脳卒中に襲われ、その最中に「私は宇宙の生命エネルギーであり、本当は自分と自分の外側には分離がない」という素晴らしい、いわゆる神秘体験と目覚めが起こり、この講演ではそのときの体験を非常にパワフルにユーモアも交えて語っている。
彼女の経験は、本にもなっていて、日本語にも翻訳されている。
『奇跡の脳』(ジル・ボルト・テイラー著 新潮社)
左脳が壊れた状態は、人生のすべての重荷から解放されて、あまりに幸福で平和なので、入院中、彼女はまた元に戻りたい気が起きなかったらしい(彼女は、その病気の前まで、非常に忙しくストレスの多い人生を送っていた)。でもあらゆる人に、「私たちは宇宙生命エネルギーであり、本当は自分と自分の外側には分離がなく、今ここに愛と平和がある」ことを伝えたいという思いが起こり、8年かけて回復したそうである。
彼女はTEDの講演者らしく、「私たちは宇宙生命エネルギーであり、本当は自分と自分の外側には分離がない」ことをもっと多くの人たちが知れば、地球はもっと平和な場所になるだろうと、締めくくっている。
彼女の語ることは、非二元系の賢者の言うことと共通することが多くあり、スピリチュアル系の人達は、彼女の語るような「生命エネルギー」という言い方を好むだろうが、実は、非二元の教えで語る、私達の本質は、エネルギーの終焉というか、完全静止の場所であり、運動の終焉である。だから、私の理解によれば、彼女が語っているのは、中心から少しだけ、外側の世界なのだと思う。
テイラー博士の話を聞いたり読んだりして思ったことは、いわゆる脳科学者が「左脳」と呼んでいる部分(私たちが普通「マインド」と呼んでいる部分)は、非常に脆弱で、常に大きなストレスの元にあり、そのストレスが少しでも本人にとって、限界を超えると、簡単に損傷し、機能が衰える、様々な病気をもたらす、とういうことだ。
先日のマインドの会でも、どういう思考がマインドにとってストレスをもたらすかを、お話したが、そういったストレスが過度に長い間続くと、よく知られている病気――脳卒中、脳梗塞、認知症など――を発症する確率を高くするようである。
若くして(70代に)認知症を発症した女性を何人か知っている。たぶん、それ以前の生活で、家事や介護や仕事を一人で頑張りすぎたせいで、脳に過度のストレスがかかったせいなのかと想像した――一人で頑張りすぎて、その「苦」を周囲の誰とも分かち合えないのはかなりのストレスのはずである。
ということで、脳(マインド)は非常に脆弱な機械であることを知り、それに過剰なストレスをかけないように、日々充分な睡眠をとり、瞑想、本質を見る実験など(これらは、脳(マインド)を休息させるのに非常によい方法である)を少しの時間でも割いて、実践することを皆様にはお勧めしたい。
もちろんテイラー博士のように、多忙でストレスの多い生活→脳卒中→神秘体験→回復というコースも、それはそれで起これば仕方のないことであるけれど、たいていは、「神秘体験」のないコースのほうが圧倒的に多い(笑)
肉体年齢がもう70代に近づいている今は、エネルギーが高揚する神秘体験よりも、ハーディングが言う、何も起こらない、本質を見るという「谷底経験」(これはある意味では、「人」の「死」の体験である)に、はるかに私は平和と幸福を感じる。だから、加齢による脳の機能が少しずつ衰えることを受容しながら、日々「本質を見ること」を練習し、平穏無事に肉体の死を迎えたいとは思っているが、そううまくいくかどうか……は、「神の意志」(!)でも、肉体の死が起こる前の最後の一瞬に、マハラジが言うように、最後のエクスタシー(たぶん、テイラー博士が経験したようなことだ)があるはずなので、それは楽しみにしている(愚)
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[新刊発売]
「頭がない男-ダグラス・ハーディングの人生と哲学」
*定価:本体価格2,500円+税 *版型:B5版(フラカラー)183ページ*発行:ナチュラルスピリット
*目次詳細
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営業を終了しました。当面、下記電子書籍、音声ファイルの販売はシンプル堂で行います。
ご希望の方は下記シンプル堂までご連絡ください。
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Silence of the Heart (4) ― 2021年09月20日 07時17分32秒
[お知らせ]
Silence of the Heart は、『ハートの静寂』(ナチュラルスピリット発行)というタイトルで10月末に発売予定となりました。
(本体価格 2,980円 税込み価格3,278円 本文ページ約480ページ)
目次は下記に紹介してあります。
今回は、Silence of the Heart 『ハートの静寂』の本について、最後のブログです。
問題だらけの現象世界で、「世界にも個人の人生にも問題は何もない」という彼のメッセージがどこまで理解されるのか、そして、非二元の探究をしている人たちの間でさえも、「問題は何もない」という彼のメッセージがたぶん大きな誤解と混乱を生むかもしれないと感じながら、ロバート・アダムスの言葉を追っていた――本書を読んでいると、「問題は何もない」という彼のメッセージは、彼のサットサンに参加しているほとんどの人に理解されていないことがわかる。
非二元の教えで、「問題は何もない」というときの問題点(笑)はかなり複雑で、その言葉を間違って受け取って、間違った地点に居座っている人たちについては、ロバート・アダムスが本書の中でも所々言及している。それについては改めて別の機会に触れるとして、今回は、ロバート・アダムスが『ハートの静寂』の中で語っている、「私とは何かに目覚めるための」彼の教えを要約してみよう(ただし、彼自身は自分には何も教えることがない、とも言っている)。
「私とは何か」に目覚めるために:
1「私とは何か?」という自己問いかけを真剣に日々おこなう。
2自己問いかけができない人は、「IAM(アイ・アム)瞑想」をおこなう。
2自己問いかけができない人は、「IAM(アイ・アム)瞑想」をおこなう。
3修行というものがまったくできない人は、すべてを神に明け渡す、「私の意志ではなく、神の意志」という自己明け渡しを実践する。
4「自己問いかけ」のワークと同時に、慈悲、謙虚さという徳を実践する。
5伝統的なヒンドゥー教の宗教的戒律を遵守し、非暴力を実践する(完全ベジタリアンの薦め)
6無私で他人に奉仕する
私は、上記の1から3のことは納得したが、正直なところ、4から6の事柄はそれほど心に響かなかった。私はスピリチュアルな教えに、道徳や宗教的戒律を加えるのは好みではない。
もちろん、私だって、自分の国の法律を守り、出会う人には、自分にできる範囲で親切に接する程度のことは心がけてきたが、それは私にとっては人として生きるための常識のようなもので、特別にスピリチュアルな実践というわけではない。
また、自分自身を思いやりや謙虚さという徳をもった人間だと思ったことも一度もないし、積極的にそうなろうとしたこともなく、むしろ私は20代の頃に非常に影響を受けた、ロシアの神秘思想家、グルジェフの「意識的利己主義者であれ」という教えに共感・納得し、むしろそれを実践してきた。伝統的な道徳とか戒律を一切考えずに、スピリチュアルな探求をしてきたことは、自分自身にとってはよかったことだと思っている。そして、他者への思いやり、愛情などは、「私とは何かに目覚める結果」自然に湧くものという、ハーディングの言うことが、経験からその通りだと納得している。
ただ、ロバート・アダムスが、「自己問いかけ」のワークと同時に、慈悲、謙虚さ、奉仕を実践することを強調するのは、非二元の教えの探究者の多くが、非二元の教えを知的に理解することに留まり、その弊害を彼が長年の間たくさん見聞したせいでもあるのかもしれないし、あるいは彼が長年インドで暮らしたせいでもあるかもしれない。
何をすべきか・すべきでないかという道徳・戒律、そして何を食べるべきかに関しては、自分自身の中から自然に湧くものを信頼し、一人ひとりが納得して、世の中の常識・規範と折り合いをつけるべきものではないかと思う――私自身はベジタリアンではないし、基本、自分の好きなものを食べる主義であるが、ただ心がけることは、食料を無駄にしないこと、そして日々食料が与えられていることに感謝を捧げている。
それから、前にも触れたことがあるが、こういった非二元の本、特に講話にもとづいて作られている本は、ある個所と別の箇所で言っていることが、まったく矛盾しているというところが多くみられる。特に今回のロバート・アダムスの『ハートの静寂』にはその矛盾がはなはだしい。
その理由はたぶん、ロバート・アダムスが彼のサットサンに参加している人たちがどんな人たちかによって、日ごとに話すことの重点を変えるからだ。
今日の参加者はもう充分すぎるほど、修行をやってきた人ばかりで、むしろ修行に執着していると見れば、「あなた方はいつまで修行をやっているのですか? 修行が目覚めさせるわけではありません」という感じになり、反対にほとんど修行を何もしない参加者が多くいれば、「修行を頑張ってやってください」というトーンになる。
こういう本を読むときは、そういった言葉の矛盾は気にしないで読み、むしろ彼が全体を通して語っていることの真髄は何かを意識するとよいのではないかと思う。もちろん彼は言葉ではあちこち矛盾しているが、一貫として、今この瞬間に、自分の真我(本当の自己)に気づいて、自分は一個の肉体であるという観念から解放されて、自由になることを語っている。
さて、(1)の自己問いかけに関して、私はほとんどやったことがないと前に書いたが、実は、本書の編集作業の最中に、ロバート・アダムスの言うとおりに、生まれて初めてほんの少しの間、真面目(笑)にやってみた。
いくつかのやり方をやってみたが、一つは:
ある瞬間、突然止まって、マインドの中で「私とは何か?」と単純にただ問いかけることを、一日中、やってみた。もちろんそれには答えはなく、「私とは何か?」のあとに続くものは、ただ沈黙(静寂)だけ……。別のことを考えている最中でも、「私とは何か?」を問うと、瞬間に思考が止まることがわかる。
その質問をする瞬間に、物質世界からのギャップが生まれるという感じである(ハーディングの指差し実験に近い感覚である)。
。
それからもう一つは(こちらはけっこう気に入って、今でも気が向くと、やってみる)、音を追うという方法だ。
お風呂に入るとき、水道の蛇口から、湯船の中に数秒おきに水がほんのわずか落ちるようにする。目を閉じて、その音を聞きながら、「この音は誰のところに来ているのか? 私である。私とは何か?」と問い、音を追いかける。すると、音は自然に静寂へと消えていく。
ポタッ……静寂……ポタッ……静寂……ポタッ……静寂……ポタッ……静寂……ポタッ……静寂
音を追っていると、あまりに心地よくなって、寝入って水槽で溺れないように、しっかり目覚めている必要がある(笑)。よかったら、試してみてください。
*関連情報は下記に掲載されています。
目次は下記に掲載してあります。
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