シンプルな教え2007年09月27日 20時17分13秒

精神世界の旅を開始したのが、24歳のときだったので、もうかれこれ30年も精神世界に関わっている。この間、様々な先生、教えに出会い、学び、教えていただいた。

色々試したあげく、スピリチュアルに関しても、私にとっての結論とは、シンプルな教えが一番よいということでだ。

スピリチュアルな教えで、シンプルであるとはどういうことかというと、私にとっての定義は、下記のようなものである。

1.それをやるとき、時間とお金がほとんどかからない。
2.私のような怠け者でも、誰でも実践できる。
3.いつでもどこでもできる。よって長期的に続けることができる。
4.先生は特に必要ではない。
5.それを教える人や創始者を自分より偉いと思ったり、崇拝したりする必要がない。
6.最後には、教えも本もワークも必要でなくなる。
7.自分にヒットすれば、今ここで、簡単に平和になれる。
8.シンプルだが、奥が深い。

で、私が最も多く教えをいただき、学ばせていただき、効果があった、3人の先生のワークと教えを、ご縁のある人たちに紹介している。

一人が、師であり、親友であり、人生の先輩であるイギリスの哲学者(1909~2007)ダグラス・ハーディング(Douglas E. Harding)。

彼の教えは、ご本人の言葉を借りて要約すると、「ここでの私は、そこであなたに見える姿ではない」というもので、彼は、自分の本質と他人から見られる外見の根本的違いを、簡単に見ることができる実験を開発し、長年それを多くの人たちと分かち合った。私も年に数回研究会を主催している。(次回は、2007年10月21日午後)

邦訳図書「今、ここに、死と不死を見る」(マホロバアート発行)
「顔があるもの顔がないもの」(マホロバアート発行)

邦訳図書の詳しい情報は、http://www.mahoroba-art.co.jp
ハーディングについての詳しい情報は、http://www.headless.org (英語)
ワークとイベントの詳しい情報は、http://www.ne.jp/asahi/headless/joy (日本語)

二人目は、同じく心の師とあおぐ、ラメッシ・バルセカール(RameshS.Balsekar)。彼の教えは、「存在するすべては意識である」「人生に起こるすべてのことは神の意志であり、神の意志を受け入れることに平和がある」と要約できる。

神の意志、(もし「神」と言う言葉を嫌いな人は、「宇宙の意志」でもいいと思うけど)を受け入れられるとき、そのときは、自分にストレスを与えるたぐいの「なぜ」の疑問が大幅に減り、その分、楽しい実務的「なぜ」(たとえば、今日の卵焼きはなぜ失敗したのか等)に時間をさくことができる。

邦訳図書「人生を心から楽しむ」(マホロバアート発行)
邦訳図書の詳しい情報は、http://www.mahoroba-art.co.jp
関連サイト http://www.advaita.org/(英語)
他に、「アイアムザット」(ラメッシの師である、ニサルガダッタ・マハラジの本――ナチュラルスピリット発行)

3人目は、今欧米で大人気の、バイロン・ケイティ(Byron Katie)のワーク。彼女は、自分の思考を疑うための、たった4つの質問を考案し、私たちのすべての問題や悩みは、あるがままの現実を否定することから生じることを教えてくれる。

邦訳図書「人生を変える4つの質問」(アーティストハウス)
「探すのをやめたとき愛は見つかる」(創元社)

その4つの質問をご紹介すると、
1それは本当ですか?
2あなたはそれが本当だと絶対的に知ることができますか?
3その思考を信じるとき、あなたはどんなふうに反応しますか?
4その思考がないとき、あなたはどんな人ですか?

ストレスとなっている思考を以上の質問にかけてみると、現実そのものではなく、その現実についての自分の思考がストレスの元凶であることが理解できる。

下記のサイトから日本語のワークシートもダウンロードできる。
バイロン・ケイティの情報とワークについては、 http://www.thework.com

もしこのコラムをお読みの方が、これらの先生の教えやワークに、はじめて触れる機会があれば、多くの場合、「私の問題や悩みが、こんな簡単なワークや教えで解消するはずがない」という印象をもつかもしれない。バカバカしいほどシンプルで簡単に思えるからだ。でも、幸運なら、自分にヒットするかも、です。

コメント

_ 近藤 ― 2020年04月28日 15時08分56秒

バイロンケイティ、ラメッシュの2人はまったくの同感ですが、ハ-ディングに関しては最後に知ったという事もあってか非常に難解です❗️www

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
日本の首都はどこですか?

コメント:

トラックバック