ダグラス・ハーディング・グラフィック伝記(1)2018年11月08日 08時12分30秒

ダグラス・ハーディング・グラフィック伝記「頭がない男-ダグラス・ハーディングの人生と哲学」(正式タイトルと発行時期未定)の編集作業が進行している。
 
グラフィック伝記とはどんな本かというと、イラストと文章で人の生涯を描いた本だ。日本の本で言えば、マンガで描いた偉人伝みたいなものをたまに見かけるが、それに近いイメージである。そういった本は大勢の一般読者向けの教養本として出版されているので、ほとんどの場合、その偉人の業績や思想をあまり深く掘り下げていないという欠点はあるが、てっとり早く偉人の生涯を知るためにはよい方法である。

私が現在蔵書している中で、一冊だけそのジャンルの本があり、それは室町時代の禅僧、一休の生涯を描いた「あっかんべェ一休(上・下)」(坂口尚作 講談社発行)というマンガである。このジャンルの本としては、非常によく仕上がった本だと、読んだとき非常に感心した。作家の方が相当踏み込んで、かなりの情熱をかけて本書の創作に取り組んだあとがうかがえる作品だ。坂口さんは本書の完成後、若くして亡くなられた(享年49歳)そうで、そのことを私は少し残念に思ったものだ。

話をダグラス・ハーディング・グラフィック伝記に戻そう。本書の創作の発端はリチャード・ラングがダグラス・ハーディングの生涯を短いビデオ(「頭がない男」)にまとめて  youtubeに公開したところから始まる。それを見た、リチャード・ラングと同じくイギリスのロンドン在住のイラストレーター、ビクター・ラン・ロックライフが、リチャードにこの動画からダグラス・ハーディングのグラフィック伝記を作ったらどうかと提案し、そこから数年かけて二人で、リチャードが構想を考え文章を書き、それを元にビクターがイラストを描き、本書の英語版が完成した。そのあと、リチャードが色々な国でダグラス・ハーディングのワークを紹介している人たちに声をかけて、各国語版の制作のプロジェクトが始まったというわけである。

ダグラス・ハーディングの生涯については、今まで本、ビデオ、ダグラス本人や奥様から聞いたことなどを元に断片的におおよそのことは知っていたつもりであったが、こうして改めて、幼年記から晩年まで約百年、20世紀の歴史を背景に1世紀近い彼の生涯を眺めて見るのは非常に興味深いことだ。

ざっと要約すると、

子供時代--厳格なキリスト教原理主義の家庭で両親に愛されながら、非常に成績がよく、自意識過剰で恥ずかしがりやな少年、そして親に素直に従う子供としてのダグラス。

青年期--親の宗教と決別し、自分で真理を探求する熱意に燃え、一方で社会にも関心をもち、非常に生意気で議論好きな青年ダグラス。彼はまた恋愛にも積極的だったようで、未婚の父(笑)にもなる。彼の子供を妊娠した女性とは別れて、別の女性と結婚し、就職のためインドへ渡る。

中年期-インド滞在中に真理に目覚め、これを多くの人に伝えることに自分の生涯を捧げることを決意し、猛烈に研究に励む。大作「天と地の階層」を10年かけて完成させ、イギリスの著名な作家、CSルイスの支援で、なんとか出版に至る。そのあと、建築の仕事に戻り、建築家としても成功する。また一般向けに、「頭がないことについて」(邦訳「心眼を得る」)を書く。

建築家を引退後--しだいに有名になり、あちこちに呼ばれてワークショップや講演などをするようになる。しかし、妻や子供たちの理解は得られず、最初の結婚生活は終わりを迎える。また、実験を開発して、多くの人たちが彼の言うことを「見る」ようになる。

晩年-鬱病の危機を乗り越えたあと、新たな境地にたって、著作活動、ワークショップなどを精力的にこなす。82歳のとき、フランス人のキャサリンに出会い、恋に落ち、結婚。それからの死ぬまでの日々、二人は共に過ごし、ワークショップのために世界中へ旅する。そして、2007年1月にキャサリンと友人たちに看取られて亡くなる。

本書によってダグラス・ハーディングの人生を振り返って見ると、彼がある意味で非常に野心的な人だったことがうかがえる。その「野心」の意味とは、彼は人生のどの分野においても(つまり、霊性だけでなく、仕事、家庭、恋愛、趣味などにおいて)、  何一つあきらめることなく、「自分はすべてを手に入れる」という決意の人だった、という意味である。もちろん、一方で多くの挫折や失望も味わったことも描かれている。

もし私が彼に中年の頃に出会ったら、ずいぶん印象も違ったかもと思うことがある。ダグラスの青年期・中年期の頃の写真には、なにか近寄りがたい意志屈強な人のオーラ(笑)がある。

しかし、私が彼に最初に会ったのは、彼が85歳のときで、活動的で情熱的な部分は残っていたが、中年の頃の近寄りがたい鋭いオーラは消え、私にはとても面白い「おじいちゃん」という感じだった。本書の中にも二人の結婚生活の話が少し書かれ、「私はキャサリンから学んでいる」という彼の言葉通り、キャサリンと結婚して、彼は人間的にいわゆる丸くなったようだ--英語で言うmellow(柔らかい、円熟した)という言葉にピッタリな感じだった。
 
生涯変わらなかったことは、「私とは本当に何か?」の研究と(彼の場合、それはすなわち「神」への情熱であった)と、自分が発見したことを伝えることへの情熱で、晩年に至るまで彼は非常に活動的で情熱的な人だった。


*翻訳者の古閑さんが本書の原書を読んだ感想をブログに書いています。
 

* 「ダグラス・ハーディング・グラッフィク伝記予告ビデオ」(英語版の紹介)

 

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病気の治療と祈り2018年10月30日 09時04分07秒

 先日、下記のご質問をいただいたので、ダグラス・ハーディング・グラフィック伝記 の本について書く予定を変更して、ご質問へのお答えを書いてみよう。
 
「 関係のない質問で申し訳ありません。私は今病気をしていてそれを良くしたいと思い病院の治療と共に自分でできる「祈り」をしています。でもそのやり方で悩んでいます。 具体的にその病気が治ることをお願いするいわゆる指示的な祈りは良くないと聞いたので「御心のままでありますように。」のような完全受け身の祈りをしているのですがあまり自分の中でピンときません。  自分としては「病気が治りますように。」といった種類の祈りの方が精神的に安定するような気がするのですがどうしたら良いですか? 」
 
まず、私がスピリチュアルなことも含めて、人生で大原則としていることを書いてみると、「他人がよいと言うことではなく、自分がよいと思うこと、自分にとってよいと思うことをやる」ということだ。

もしご質問者が「御心のままでありますように」より、「病気が治りますように」がピンとくるなら、誰が何と言おうと自分にピンとくるものをやったほうがいいはずだと思う。

ただ、私自身は前にも書いたように、昔から「祈る気質」ではないので、「病気が治りますように」のような物質・肉体次元の状況改善のための「嘆願的祈り」(「指示的祈り」ともいう)はやらないし、それよりは「御心のままでありますように」のほうがはるかにピッタリくる。

苦しい病気のときに、 何か聖なるものに祈りたい気持ち、それは私にもよくわかる。私だって、病気の苦痛は大嫌いなのだ。私は肉体の苦痛に対して耐性がかぎりなく小さいので、小さい苦痛ですら、それが起こるときはベッドの上で苦痛にあえいでいる。

では病気(体の具合が悪いとき)のとき、私が何をするかと言えば、自分が知っているかぎりの療法をただ試すだけである――マッサージ、肉体への感謝、食事、健康茶、体操、サプリメント、瞑想、医者にはめったに行かないけど、苦痛が耐えがたいときは医者に行って治療を受け、薬を処方してもらうこともある。おっと、忘れるところでした――QEヒーリングもありました!

私にとっては肉体はパソコンのようなもので、パソコンの具合が悪い(私のパソコンも中年になり、時々わけのわからない不具合を起こす)ときは、優先してその不具合に取り組むのと同じように、老年になった肉体が不具合を起こすときも優先して問題に取り組むことにしている。

それでも、どんな療法も絶対ではないし、効くときもあれば、効かないときもあり、何も効かないときは、泣きながら文句を言いながら苦痛が去ることを待つだけである。もしそんなときに私があえて祈るとすれば、「この苦痛がイヤだイヤだと文句を言っている私をどうかお許しください」というものだ。

ご質問者が書かれている「御心のままに」の本当の意味は、私の理解によれば、病気の場合で言えば、「病気が直るかどうかは、私がコントールできることではない。それは神(全体)の意志によっている。私ができることは、自分ができることを何であれ、瞬間瞬間やることだけだ」ぐらいの意味だ。これは病気に打ちひしがれるとか、あきらめて何もしないという意味ではなく、自分にできるかぎりのことをやって、結果を心配しないという意味である。

それは私たちがやるすべてに通じることで、家庭や仕事においても、私たちにできることはただ平和に目の前のことに最善を尽くすだけで、その結果は「誰も知りえない」、のではないだろうか? 未来のことは何も保証されていないのだ。極端な話、私がこのグログを書き終えるまで、神が私の肉体を生かしておくかどうかさえ本当はわからないのだ。

そして肉体に関して究極的な平和は、パソコンが私の本質でないのと同様に、死すべき肉体も私の本質ではなく、私の本質は不死であるという理解と認識の中にしかないと、私は思っている。だからそのことを教えてくださった賢者の方々に私は深く感謝を感じている。

ダグラス・ハーディングは70歳の頃、短期間深刻な鬱病にかかり、それから回復したとき、あらゆることを神から来るものとして受容する新たなる境地に立ち、次のように宣言していることが伝記には書かれている。

私の望みは、すべてが
あるがままであることだ。
なぜなら、
すべてが私の本質から
流れて来るからだ


私が今日書いた話は、ご質問者にあまり参考にならなかったかもしれない。ただ、私が病気に方にいつも言うことは、自分がしたいと思う治療・療法を何であれ実践し、罪悪感と心配をもたずに、日々心安らかに生きるということだけである。

ということで、本日、ブログの最後まで、神は私の肉体を生かされておきました!


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ダグラス・ハーディングへの最後の質問――「父と子と聖霊」(3)2018年10月21日 08時37分38秒

私たちの物質世界(世俗世界)は二元世界だと言われている。その意味とは、二元世界では、物事は明確に異なる(ように見える)正反対の二つものによって構成されているということだ――最大の二元はまず、「私」と「あなた」であり、それに引き続き無数の二元的対照物がある――上と下、左と右、男と女、善と悪、表と裏、勝ちと負け、-(マイナス)と+(プラス)、得と損、健康と病気、戦争と平和など。二元世界では正反対の二つの対立が世界を動かしていく。

二つの正反対な物事が現象を動かすという考え方に慣れているせいなのだろうと思うが、だから、昔「父と子と聖霊」の概念を最初に聞いたとき、神の三つの位相というのが、何か奇妙に私には感じられた。「父と子ならわかるけど、そこへなんで聖霊が入ってくるのか?」と。

ここでキリスト教の「父と子と聖霊」の意味をもう少し詳しく説明すると、伝統的キリスト教では、三位の第一位は創造主としての父、第二位は人として神がこの世に送った神の子=イエス・キリスト、そして,第三位が「聖霊」で、この「聖霊」によって私たちは直接神と結びついていると教えられている。

父=創造主はいいとして、私の長年のもう一つの疑問は、なぜイエス・キリストだけが「神の子」と呼ばれるのかというものだった。しかし、ダグラス・ハーディングやその他の賢者のおかげで、本当は私たち全員が「神の子」であることを知った。「神の子」とは文字通り、神が創造した(生んだ)子という意味である。ただほとんどの人が自分は「人間の子」  だと信じている。「人間の子」とは、ダグラス・ハーディング流に言えば、「鏡に映る向こうの人」のことである。さらに私は、「神の子」の概念を広げて、父=創造主が創造した「すべての現象」という意味にも解釈している。

で、なぜ二つではなく三つなのかという疑問への私の答えとは:

「父と子」が本当は一つである、つまり創造主と創造主が創造した子たち(人間も含むすべての現象)は融合していることを、二元的世界で「知る・認識する」ために、「聖霊」が必要なのだと。

宗教的言葉ではなく、物理的言葉でこれを説明してみよう。たとえば、平凡な一枚の硬貨を例にとってみると、一枚の硬貨は表を向いているか、裏を向いているかで、普段は片方の面しか見えない。しかし、私たちは硬貨が表と裏からできていて、表と裏は絶対的に融合していることを「知って」いる。なぜ知ることができるのかと言えば、硬貨を動かして、表と裏を交互に見ることができるからだ。しかし、万一硬貨を動かすことができなければ、硬貨は永遠に表を向いているか、裏を向いているかで、硬貨の表と裏が実際は融合していることを知ることはできない。この場合、硬貨を動かし、表と裏が実際は融合していると「知る」ことが第三の要素である。第三の要素がなければ、硬貨の「表」と「裏」 は永遠に(観念的には)分離したままである。

人格的意味と宗教的意味を排除して「聖霊」とは何かを言えば、聖霊とは
下記のことを「知る・認識」するエネルギーのことだと、私は今ではそう理解している。

*現象が在る
*現象は見かけは分離しているように見える
*しかし、その現象は本当は創造主とは分離していない。
 
つまり、聖霊によって、私たちは現象世界においてはすべてが異なって見えることを認識しながら、同時にそれにもかかわらず、「すべては一つである」と知ることができるのだ。

これをマハラジの教えの観念に当てはめれば:

*絶対(父=創造主)
*私は在る(聖霊)
*現象世界(神の子)

である。

つまり、「私は在る」と「知る」瞬間、絶対が(私たちが見るような)現象世界として現れる。しかし、絶対と現象世界は分離しているわけではなく、「私は在る」の知識のおかげで、絶対と現象世界が本当は一つであると知ることができる、というわけだ。

以上のことは純粋に主体の科学であって、信ずるための宗教ではない。

二元世界では正反対の二つのものは分離し、対立し、それが現世の苦しみである。つまり、主体である「私」と「私」が認識する対象物はまったく分離し、異なっているという考えに基づいているので、特に「私」が嫌いのもの・こと・人を認識することは、「苦痛」である。

それにもかかわらず、もし私たちの中で聖霊が作動するようになれば、神の目で一元的に世界を眺めることができ、「対立と分離」が幻想であることを見抜き、そのことによって自然に非個人的慈悲や愛が生まれるのだ。「聖霊」のおかげで、二元的世界の喜びと苦痛、多様性、そして神の一元的世界を両方を同時に見ることができるのである。だから、「聖霊」が神と人を結びつけると言われているのだと思う。

ダグラス・ハーディングはキリスト教でいう「父と子と聖霊」  の三位一体を、彼らしいわかりにくい(笑)表現で次のように書いている。

キリスト教の言葉で言えば、それは父、子、聖霊という神の三位格の聖なる交換、つまり父が自分以外のものとして、子として自分自身への崇拝に参加することに他ならない。そして逆に言えば、それは子が自分以外のものとして、父として自分自身への崇拝に参加することだ。まったくそのとおりである! }(「存在し、存在しない、それが答えだ」第4章ページ48) 

この彼の言葉をもう少しわかりやすくさらに言い換えるなら(下記の表現でもまだ充分にわかりにくいと思うが、ぎりぎり書けば)、

「父が子(現象世界)になって、父の子として『ああ、父とは何と素晴らしいものか!』と称賛(崇拝)し、同時に父の子(現象世界)が父になって、父として『ああ、現象世界(父の子たち)は何と素晴らしいものか!』と称賛(崇拝)する」、くらいの感じだ。そして、その「父→子、子→父」の交換を請け負うのが聖霊の役目と言っている(と思う)。
 
今思い出すに、1996年にダグラス・ハーディングに「聖霊とは何か?」を尋ねたとき、彼が書いてくれたイラストは「顔があるもの 顔がないもの五章(存在が自ら生じる神秘)」の最初に掲載されているイラストのようなもので、説明もその章に書かれてあったことを彼はまとめて言ったのだと思う。この本を作った当時(1993年)、この章を自分が本当に理解しているのかどうかが気になって、それもあって1996年にダグラスに再度尋ねたわけだ。しかしそのときも疑問が完全には解消せず、そのあとマハラジやラメッシ、ダグラスの本、その他のキリスト教系の本をしつこく読んで考えて、ようやく納得できる理解に至ったというわけだ。

実は「聖霊について書きます」と先日最初に書いたものの、その時点ではその理解をどう言葉にすればいいのよくわからず、私は久しぶりに聖霊に祈った(笑)。「あなたのことをブログに書きますので、どうぞ御言葉をよろしく!」みたいな……
 
参考図書

「バーソロミュー」(ナチュラルスピリット)
「顔があるもの 顔がないもの」ダグラス・ハーディング著(マホロバアート)
「存在し、存在しない、それが答えだ」ダグラス・ハーディング著(ナチュラルスピリット)
 「意識に先立って」ニサルガダッタ・マハラジ(ナチュラルスピリット)
「誰がかまうもんか?!」ラメッシ・バルセカール(ナチュラルスピリット)
 「奇跡のコース」(ナチュラルスピリット)
 「新約聖書」(日本聖書教会)
「般若心経」(岩波文庫版)

 
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ダグラス・ハーディングへの最後の質問――「父と子と聖霊」(2)2018年10月02日 09時34分29秒

 「聖霊」という概念に深く親しみを感じたのは、90年代の初め頃、「バーソロミュー」を読んでいたときだ。バーソロミューの最初の本「バーソロミュー」(現在は、ナチュラルスピリットから再版されています)に、「慰めるもの、聖霊」という話があり、私は何度もこの話を読んだものだ。

当時、出版社を作ったばかりで、私は不慣れな仕事に奮闘し、仕事のストレスに押しつぶされそうな日々だった。そのとき、「慰めるもの、聖霊」を読んで、バーソロミューの説明によれば、「聖霊」とはエネルギーの渦のようなもので、誰でも望めば感じることができると知り、自分も「聖霊」を感じたい、何か聖なるものに本当に慰められたいと突然に思ったのだ。

それまでの人生で私は何かのために願ったり祈ったりしたことがほとんどない。でもこのときは、毎晩眠る前に「どうか聖霊のパワーを私のような鈍感なものにもわかる形で感じさせてください」と、ものすごく真剣に祈った。すると、祈ってからしばらくたったある日、本当に聖霊体験(と自分ではそう思ったもの)が起こったのだ。それは熟睡に落ちるほんの一瞬前のことで、あえて言葉で言えば、「圧倒的な喜び」「圧倒的な平和と心地よさ」みたいな感覚だ――もっとも上質なエネルギー・シャワーを浴びたような感覚。

たぶん数ヶ月間くらいだったと思うけど、眠りに落ちる一瞬前に、この感覚が時々やってきた。そのうち聖霊への祈りもしなくなり、こういった体験も起こらなくなった。何度か経験して満足し、自分でも「もういいや」みたいになったのだ。そのあと自分の中で何かが変わったという印象があったが、それが何なのかは自分でも明確ではなかった。

ただ、その時の経験とバーソロミューの説明から「聖霊」とは人格的なものではなく、高度なエネルギー領域のようなものだという感触を得た。

聖書の中でイエス・キリストは聖霊を、「慰めるもの」あるいは「助け主」と呼び、父(神)が人間に送って、いつも人間の中にいるようにしてくれると述べている。

私は父にお願いしよう。そうすれば父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう」(新約聖書ヨハネによる福音書14章16)
 
この聖霊の概念をキリスト教以外で探してみると、インドのアドヴァイタでは、「私は在る」という意識、つまり、サット・グル(自分の中にいる最高のグル)が聖霊に近い感じで、マハラジは「『私は在る』にいることが、必要な知識を授けてくれることだろう」としばしば語っている。

そして仏教では、「観自在」が一番聖霊にピッタリな感じである。「観自在」は、私が大学生のときのゼミで使った般若心経(岩波文庫版)の説明によれば、

観自在は特別な人格ではなく、すべての人々が備えている働きであり、我執をすてて多くの人々の中に生きようと願い、足を踏み出すときに輝きあらわれてくるのである
 
ちなみに、私は 「観自在」を勝手に、「『自』分が『在』ると『観』る」=「私は在ると見る」と解釈している。なので、般若心経の冒頭に出てくる「観自在菩薩」とは、「自分は在ると観る求道者」=「「私は在る」に目覚めた探求者」のことを言っているのではないかと、思っている。(注――般若心経の本の説明によれば、「菩薩」とは、「悟りを求める求道者」という意味)
 
伝統的キリスト教の本や聖書では、現代版の聖書とも言える有名な「奇跡のコース」でさえも、言葉だけ読むと、父(神)と子と聖霊が何か非常に人格的存在で別々の存在のように感じられる。しかし、父(神)と子と聖霊は本当は「私」の三つの局面で、一つのものの三つの現れ(三位一体)のはずだろうし、イエス・キリストも「父と私は一つである」と言っているので、それを本当は伝えたかったはずだ。
 
聖霊(助け主)を弟子たちに送る約束をしたイエスは、自分が弟子たちを去る理由をこう述べている。

私が去って行くことは、あなたがたの益になるのだ。私が去って行かなければ、あなたがたのところへ助け主はこないであろう。もし行けば、それをあなたがたに使わそう」(ヨハネによる福音書16章7)

けれども真理の御霊(みたま)が来る時には、あなたがたをあらゆる真理に導いてくれるであろう」(ヨハネによる福音書16章7)

イエスのこれらの言葉は、「 外側のグルや先生に執着するな」という警告であり、外側のグルや先生に執着しているかぎり、内側から真理や知恵は出て来ないという意味で、現在にも非常に通用する警告だ。

次回は、私の疑問、なぜ二つではなく、三位一体なのかについて、私が到達した考えについて書いてみよう。

参考図書

「バーソロミュー」(ナチュラルスピリット)
「顔があるもの顔がないもの」ダグラス・ハーディング著(マホロバアート)
 「新約聖書」(日本聖書教会)
「般若心経」(岩波文庫版)
 「意識に先立って」ニサルガダッタ・マハラジ(ナチュラルスピリット)
  「奇跡のコース」(ナチュラルスピリット)


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ダグラス・ハーディングへの最後の質問――「父と子と聖霊」(1)2018年09月13日 16時16分39秒

長らく諸事情で作業が中断していた「ダグラス・ハーディングのグラフィック伝記」(正式なタイトルは未定)の編集作業が先日再開された。この本については、来月から書くことにして、 今回はダグラス・ハーディングに関連して以前いただいたご質問、「私が最後にダグラス・ハーディングに質問したこと」 について書いてみよう。

それはダグラスが亡くなる半年前の2006年の初夏のことで、ちょうど私が「ダグラス・ハーディングへのインタヴィユー」DVDの日本語版を作っていた頃だった。インタヴューの中の英語に関して不明箇所がたくさんあったので、これを制作したリチャード・ラングに質問するためにロンドンへ行く必要があり、そのついでにダグラスとキャサリンにも会いに行こうと思いついた。

この当時、ダグラスはすでに車椅子生活で、人間的記憶をかなり失っていたので、キャサリンとほんの数人の親しい友人以外は、誰のことももうわからなかったし、ほとんどしゃべらなかった。彼は寝ている時間以外は車椅子に座って、読書(キリスト教神学の本)をしているか、昼寝をしているか、食事をするか、居間から遠くの風景を眺めているかして、 一日を過ごしていた。

私はその質問をイギリスへ行く前から考えていたのだが、実際に彼に会って、ほとんどしゃべらない状態だったので、最初は「もう質問も無理だなあ」と感じた。でもキャサリンが、「人間的な会話はできないけれど、このワークに関することや形而上学的なことなら、話し合うことはできると思うわ」と言ったので、思い切って質問することにした。

その質問とはキリスト教の教義における神と聖霊の関係というか、そもそも「『聖霊』とは何か?」という質問だった。聖霊は英語ではHoly Spirit といい、神(God)とは違うもののようにキリスト教系の本の中では語られている。

私はキリスト教の教義のいわゆる「父と子と聖霊」という三位一体の概念がわかるようでわからないという感じで、いつも自分をすり抜けてしまうことが長い間、気にかかっていた。私の中では三つではなく、二つ(父と子)だけでは不十分(笑)なのだろうかという、奇妙な疑問があった。

話は少し横にそれるが、スピリチュアル系の英語の本の中で、spiritという単語は適切な日本語訳をつけるのが非常に困難で、たいていの場合、「スピリット」で逃げる(笑)のがほとんど定番の訳になっている。この春出版されたマハラジの「意識に先立って」の本にも、1箇所だけ唐突にspiritという単語が出てくるところがあり、あれこれ考えたけど、結局は「スピリット」という訳以上によい言葉を思いつかなかった。

spiritという単語が出てくるたびに、この本の中のspirit  とまた別の本のspiritは同じことを言っているのだろうかということがいつも私を悩ませる。もし大文字でHoly Spiritとあれば、それは「聖霊」という訳にすればいいけど、では、Holy Spiritとspiritの違いとは何かという疑問が残る。

そんなわけで、私はいつかダグラスにspirit について質問しようと思っていた。彼は子供の頃から純粋で真正なキリスト教徒である。彼は世界の様々な宗教を幅広く学び、研究したけど、また最晩年は子供の頃に戻って、著作にもキリスト教徒という面がかなり出てきたように私は感じていた。だからこそ、彼にこの有名なキリスト教の教義について尋ねてみたいと思ったのだ。

彼に私の質問を理解してもらうために、私は非常に短い質問を二つだけした。「人間的記憶は飛んでいるのに、形而上学の話は理解できるってすごい !」と思いながら質問すると、彼は昔と同じようにすぐに私の質問の意味を理解して、答えてくれた。

私がした質問は正確には下記の二つだ。

1「神と聖霊は同じものですか?」
2「聖霊とは具体的に何ですか?」

1の質問に関しては、彼は短く、「同じではない」 と答え、2の質問に対しては、テーブルの上にあった紙にわざわざイラストを描いて答えてくれた。正直なところ、その説明を聞いても、結局まだわかったようなわからないようなという感じが残った。

でもそのあと、もしこの三位一体の教義が単なる人々が好む観念や道徳ではなく、真理にもとづくものなら、それは仏教にもアドヴァイタにも似たような概念があるはずだと思い、もう一度初めから考えてみることにした。

そして、ようやくやっとこのキリスト教の三位一体を自分なりに納得し、理解した。それについては次回に続きを書こうと思う。


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8月に想うこと2018年08月30日 15時10分29秒

 8月は季節柄、新聞やテレビでは戦争の話題が多い。この夏も、私の両親と同じ世代、あるいはそれより少し若い世代の人たちの戦争体験記を新聞でたくさん読んだ。

最近は、特に今まで語られなかった話、あるいは今までは語らなかった人たちの話が多く掲載されている--仲間を海に振り落として生き延びた男性の話や戦争孤児の体験記。その他、終戦直後、日本人の集団が生き延びるために、ロシア人に性を提供させられた女性たちの話など。

実は、私が戦争体験記をたくさん読み、母にも戦争時の話を積極的に尋ねるようになったのは、父が亡くなってからのことだ。父が生きていたときは、父のいる前では戦争体験の話は何となくタブ-というか、ある種の地雷だった。この話題を「地雷」にしてしまった遠因は私にあった。

8月のこの時期になると、今でも鮮明に思い出す心痛む思い出がある。私が大学の夏休み(だったと思う)で帰省したときのことだ。夕食のとき、何かのはずみで話題が戦争の話になり、私が「戦争はバカがするもの」と生意気に言ったとき、日本を守るために出兵し、戦ったことが自慢の父が激怒して、それから激しい口論となり、そのあと私と父はかなり長い期間口をきかなかった。もし父が乱暴な人で、私が男だったら、ひょっとしたら口ゲンカではすまなかったかもしれない激しいケンカだった。私は「あの戦争は正しい戦争だった」などという愚かな考えを自分の父親が信じていることが許せなかった。父は父で、自分の子供にプライドをずたずたに切り裂かれてしまい、しばらくかなり落ち込んでいたようだ。

それから私も少しずつ大人になって、父親との意見の違いを受け入れられるようになってからは激しい口論はしなくなったが、今度はなぜ父が「あの戦争は正しかった」という論にそこまで執着するのかを考えるようになった。父は「あの戦争は正しかった」という論を展開する本をかき集めては読んでいた。

そしてあるとき、ようやく気がついたのだ。父の心の根底にはたぶん無意識の(人を殺したか、傷つけたことに対する)罪悪感があって、それを感じないようにするためには「あの戦争は正しかった」と信じるしかなかったのだと思い至るようになった。もしあの戦争が正しくない戦争だったとしたら、自分たちがやったことは犯罪と同じ暴力で、自分たちは英雄どころか、犯罪人と同じ罪人になってしまう。「正しい戦争」だったからこそ、自分たちのしたことに正当性がある、たぶん、父はこんなふうに無意識に考えていたにちがいない。

私の父もそうだったが、戦争へ送られた若い10代後半の若者はほとんどがみな心優しい青年たちだったと思う。元々暴力的でない人たちが無理やり暴力に参加させられたら、それはものすごい罪悪感やストレスを生むはずだ。(という話を、ベトナム帰還兵の人が書いた「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?(アレン・ネルソン著 講談社発行)」という本を読んだとき知った)

戦後しだいに世の中が「あの戦争は間違っていた」という論調に傾くにつれて、父は無意識にますますかたくなに「あの戦争は正しかった」に固執するようになったのだと思う。

父の死後、遺品を整理していたら、父が所属していた戦友会の人たちが戦後作製したらしい手書きの地図と日誌が出てきた。自分たちの部隊が戦いながら歩いた場所が中国大陸の地図上に記され、「○月○日、××君死亡」や「○月○日、××君発病」、「○○一等兵戦死」などの記載もとろどころにある。出兵時の凜々しい父の写真を眺め、「ああ、そうやってたくさんの仲間の死と敵の死を経験しながら、父はやっと日本に帰国したのだ」と思って胸が痛かった--帰国したとき父は23歳だった。

戦争--人類という種の愚かしさの極み--私は今も昔も、戦争に関してこの見解を変えていないが、今では、人類は自分の意志でこの愚行を止めることができないことも理解している。

このことを言ったのは、二十世紀前半に活躍したロシアの賢者グルジェフで、彼は「戦争は惑星と惑星の関係の影響で起こり、無意識である人類はこの影響を止めることができない。だから人類は自分の意志で戦争を始めることも、止めることもできない」という主旨のことを言っている。驚くべきことに、ニサルガダッタ・マハラジにも似たような発言がある。全然別の時代に別の国に生きた二人の偉大なスピリチュアルな賢者が言っているのだから、たぶんこの見解は正しいのだろうが、本当かどうかを証明するのは難しいことだろう。

よりわかりやすい範囲の理由で言えば、戦争とは「愚」と「欲得」と「恐怖心」が三位一体で結集して、頂点に達するときに起こる可能性が最大になるというのが私の印象だ。政治家と国民の「愚」と「欲得」と「恐怖心」--それが一つの国だけでなく、関連諸国の「愚」と「欲得」と「恐怖心」全部が結集したときに、止めようもなく「戦争」という「愚」という結実になる可能性が大きくなる。人類の歴史は「愚」をめぐって展開し、その「愚」の後始末に長い間人々が苦しまざるをえないことを教えている。

スピリチュアルな賢者たちはほとんど国家の話を語らないが、私が今まで読んだ人の中で、20世紀前半から中頃に活躍した偉大なキリスト教神秘主義者であったジョエル・ゴールド・スミスは、人と同じように国家にもカルマがあるという話を書いている。彼が書いたことによれば、国家は自分が犯した過ちを謝罪しないかぎり、そのカルマの影響を受け続けるということだ。またたとえ、国家が正式に謝罪しなくても、その国民は自国が他国民に与えた苦しみを心の中で一人ひとりが謝罪するべきだとも書いている。

彼がこれを書いたとき、たぶん自国アメリカが日本のヒロシマ、ナガサキへ原爆を投下したことを念頭に置いている。アメリカは原爆投下はおろか、それ以後、世界中で爆弾をばらまき続け多数の人を殺してきた愚行を国家としてはほとんど謝罪していない。

ジョエル・ゴールド・スミスは、(政治的な理由などで)表だっては謝罪を表明できないとしても、あるいは表面的には国家に賛成するふりをしてもかまわないが、少なくともスピリチュアルな道にいる人たちは、心の中で一人ひとりが国家の間違いを謝罪するべきだと言っている。

私はジョエル・ゴールド・スミスの国家のカルマの話に納得したので、日本国が犯した愚行に苦しんだすべての他国民に、特に父が戦った中国の人たちに、父に代わって、謝罪と赦しの祈りを捧げている。
 
新約聖書マタイ伝第6章

*(の国)は私が付け加えたものです。

12 わたしたち(の国)の負い目を赦してください。 わたしたちも自分に負い目のある人(国)を赦しましたように。(新約聖書1文春新書版より)



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「そうだ、トルコへ行こう!」(2)2018年08月14日 06時52分45秒

イスタンブールにはシナンの作品がかなりあるが、ツアーで行ったのは一番有名なスレイマニエ・ジャミイ(1557年頃完成。ジャミイとはモスクのこと)だけだった。行った日は、観光客も少なく、のんびりと見ることができた。天井の幾何学模様が素晴らしく、本当は寝転んで天井をしばらく眺めていたいくらいだった。

ガイドさんがシナンがどれほど天才だったかを説明してくれた。16世紀、まだ空調の科学などがない時代に、シナンはモスクの空調(夏は涼しく、冬は暖かく、ロウソクの煙などがモスク内部に充満しないようになど)を正しく考え、モスクを設計したそうである。また将来、修理が必要になるときのために、修理の指南書も壁に埋め込んであったそうだ。このモスクの中庭に立ったとき、昔タージ・マハルを見たときの感動が少し蘇った。そしてなぜ私がイスラム風の建築が好きなのかも少しわかったような気がした。

有名なほうのスルタンアフメト・ジャミイ、通称ブルー・モスク(こちらはシナンの弟子の作品)へ行った日は、日本で言えばお盆休暇の始まりのような日で、内外の観光客が押し寄せ、人とぶつからないで歩くのが困難なほどだった。たくさんの人に気が散って、のんびり内部を見るのはあきらめ、中庭と外の風景を楽しんだ。

イスタンブールを出たあとは、トルコの主だった有名な観光地を巡った。(トロイの遺跡、パムッカレ、カッパドキア、アンカラなど)。その中で、コンヤという町はトルコへ来て初めて町の詳細を知った。日本でいえば、京都のような古都で、ここで何を見に行ったかというと、13世紀末、イスラム神秘主義のメヴラーナ教団を創設したメブラーナ導師の霊廟で、現在はメヴラーナ博物館になっている建物だ。その中にメブラーナ教の創始者のメブラーナ導師とその他名僧の棺が置かれている。

ガイドさんがしきりに「メブラーナ」という名前を連発するので、「ああ、トルコで有名な宗教家なんだ」と思って、よーくガイドブックを読んだら、メブラーナ教とは日本では「スーフィー教」の名前で知られている派のトルコでの名称で、メブラーナ師とはこれも日本のスピリチュアル系の人たちには名前が知られているジェラルッディン・ルーミーのことだとわかった。
 
コンヤは宗教的戒律を重んじる街らしく、街を歩いている女性たちはほとんどスカーフを着用し、レストランではお酒を飲めないし、お酒を買える場所も非常に少ないという。ところが……ガイドさん曰わく、人口あたりのお酒の消費量はトルコ一だとか。「これは隠れて飲んでいる人が多いという意味なんでしょうかね?」と、お酒大好きなガイドさんは笑って言っていた。

トルコをバスで巡って驚いたことは、中国人観光客の多さだ。どこの観光地やドライブインへ行っても、日本のツアー客の5倍くらいの中国人のご一行様たちがいる。まあ、人口が多いから当然なんだろうけど、世界のあらゆる国、あらゆる分野に中国人とメイド・イン・チャイナが進出している。

一度お土産屋さんで、値引きの交渉をしているとき、私が「あの、他のところでは、半額くらいの値段でこれと同じようなものを見たけど、もう少し安くしてもらえませんか?」と言ったら、店員さんが、「あのね、あなたが見たものはたぶん中国製だと思うわ。うちで売っているのは中国製じゃなくて、純粋なトルコ製なのよ」と言って、品物に記載されているメイド・イン・ターキッシュの文字を指し示した。店員さんがとても大きな声で「中国製ではない」と強調するので、思わずあたりを見まわしたが、幸いそのときそのお店には中国人のご一行様はいなかった。

お土産と言えば、こういう観光ツアーではお土産屋に寄るのもコースの中に組み込まれている。連れて行かれるところは、ほとんど高級な店ばかりだ――トルコ石、トルコ絨毯、トルコの革製品など。

私はこういうった高級品を買うことに関心がなかったが、でもショップの営業プレゼンテーションは興味深かった。こういった高級ショップの人たちは、ただツアー客を店に放り込んで、自由に見させておくだけでは、商品を買ってもらえないことをよく知っている。

だから、まず商品の文化的・歴史的説明から始め、それがなぜ値段が高いのか、安物とはどこが違うのか、どれほどの価値があるのかを、お店のトップの人がそれこそ立て板に水のごときペラペラな日本語で30分ほど説明する。最後は、「私たちもたくさんの日本製品を購入していますので、ぜひトルコの製品を買ってください」というお願いで締めくくる。それから商品に触らせ、それから大勢のスタッフをツアー客一人一人に張り付かせ、営業攻勢をかける。もちろんそのスタッフの人たちも全員日本語ペラペラである。

その営業攻勢をどうしのぐか――私の場合は、半分の時間はトイレに逃げて、残りの時間はしつこく営業されたら、こちらから質問と称賛攻勢(笑)――「日本語お上手ですね」「どこで日本語を勉強したのですか?」「ああ、そんなに短い時間で、ここまで話せるってすごいですね!」「日本に行ったことがありますか?」「トルコ絨毯素晴らしいですね。でも、残念ながら、トルコ絨毯にふさわしい住宅に住んでいなんですよ」などなど。

あまりの営業攻勢を見て、もしこのツアー客の中で誰も購入しなかったら、ショップを無事に出る(笑)ことができるのか心配したが、幸いどのショップでも最低数人から半数くらいの人が購入したので、ショップの人たちも喜んだことだと思う。
  
トルコへ行く前から、ガイドブックを読みながら、たぶんトルコは私の気質には合う国だろうと想像はしていたが、ほぼ想像通り、食・文化・雑貨が楽しかった。高級ショップでは買わなかったけど、少しでもトルコ経済に貢献しようと思い、今回の旅行では私としては珍しく安い雑貨、食品、アクセサリーなどをたくさん買った。(トルコにとっては大変な状況であるが、旅行者に幸いというか、かなりのリラ安だった)。そして、トルコの宣伝をするために、こんな文章まで書いている。

数日前に読んだニュースよれば、アメリカとの関係を悪くしているトルコはトランプ大統領にイジメられて、さらにいっそうのリラ安と経済不安が進行しているそうだ。新聞を読みながら、ツアーのガイドさんや運転手さんのことを思い出し、思わず私はつぶやいた。「トランプに負けるな、トルコ!」

そして、シナンの作品もまだたくさん見残しているので、もう一度くらいは行くかもトルコ!  と思っている(シナンの最晩年の最高傑作がヨーロッパに近いほうの街に残されている)。


[ イベント]
   
2018年9月17 日(月曜日祝日午後)
「私とは本当に何かを見る会」(東京新宿)

詳細・予約は下記へ

2018年9月23日(日曜)(大阪市)13:30~16:30
「人をめぐる冒険」ワークショップ

主催:未来から対話する会 協賛:シンプル堂、いのちアカデミー
詳細&予約は下記へ
http://www.simple-dou.com/CCP045.html
 
2018年9月24日(月曜祝日)(神戸市)11:00~17:00
特別版「私とは本当に何かを見る会」


主催:未来から対話する会 協賛:シンプル堂、いのちアカデミー
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ラメッシ・バルセカール     『誰がかまうもんか?!』電子書籍版が発売されました。

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トニー・パーソンズ  『何でもないものがあらゆるものである』電子書籍版が発売されました。
ダグラス・ハーディングの新刊「存在し、存在しない、それが答えだ」(ナチュラルスピリット発行 本体価格 2300円)好評発売中

目次は下記のサイトに掲載してあります。
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[シンプル堂電子書籍]

*「動物園から神の王国へ―サルの惑星、のような星で、平和に生きるために」(PDFファイル)ダウンロード版は、DLmarketのサイトで販売しています。お手持ちの機器(パソコン、タブレット、スマートフォン)に、PDFを読むソフト(AdobeReader等)が入っていれば、どなたでも読むことができます。

本書の詳しい目次は下記のサイトに出ています。

1部 ヒトにおけるセックスと闘争・暴力の問題について
2部 サルの壁 人の壁
3部 人生は、ド・アホでいこう!

DLmarketからファイルをダウンロードするためには、まず会員登録をする必要がありますが、Facebook、Twitter、楽天のアカウント、Yahoo!Japan のID、Amazonのアカウントもご利用でき、各種支払いにも対応しています。(銀行振り込み、コンビニ支払い、Amazonペイメント、クレジットカード、Paypal、その他)。

なお現在は、パソコン等では、横書きの文章のほうが読みやすいという人たちもいると思い、縦書き版と横
書き版の二種類の版を用意してあります。 編集の都合上、総ページ数(縦書き版が453ページ、横書き版が367ページ)は異なっていますが、内容はまったく同じです。

*購入についての詳細は、購入前に下記のDLmarketのサイトを見てください
 http://www.dlmarket.jp/

動物園から神の王国へPDFダウンロード縦書き版」(1500円+税)(453ページ)
   http://www.dlmarket.jp/products/detail/331107

動物園から神の王国へPDFダウンロード横書き版」(1500円+税) (367ページ)
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試読版(無料)は上記のサイトから、会員登録等なしに、どなたでも自由にダウンロードできますので、本との相性を確かめて、購入の判断をしていただければと思います。 (画像の下の、「立ち読みできます」をクリックすると、試読版PDFを無料でダウンロードできます)

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「楽しいお金」PDFダウンロード版(本体価格1,000円)
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「そうだ、トルコへ行こう!」(1)2018年07月31日 15時38分34秒

皆様、暑中お見舞い申し上げます。 ブログを再開します。

この春のある日、「そうだ、トルコへ行こう!」と突然に思いついた。思いついたのは突然だったけど、トルコへ行きたいという想いはかなり昔からのものだ。

きっかけは、かなり前「シナン上下」(夢枕獏著 中央公論新社) という本を読んだことだった。シナン(1490年頃~1588年)とは、トルコが誇るオスマン帝国時代を代表する建築家のことである。天才シナンの生涯を描いたこの本を読んで、シナンの作品を猛烈に見たくなって、トルコへ行きたいという想いが募ったというわけである。

私は昔から、自分でもなぜかその理由がわからないままイスラム風の建築が好きだ。実際のモスクをほとんど見たことがないにもかかわらず、モスク風の建築を写真で見るだけでもある種の高揚感を感じる。イスラム教の教えをほとんど知らないし、学んだこともないので、自分でもいつも不思議に思ってきた。

もっと昔の話をすれば、私が20代のとき初めてインドのタージ・マハル(ムガール帝国の皇帝が愛妻のために作ったインド・イスラム文化を代表する墓廟)を見たときの感動にまで遡る。タージ・マハルまで辿り着く列車の旅が大変だったこともあって、タージ・マハルを見た瞬間、その美しさに圧倒され涙が流れた。建築を見て涙が出たのはあとにも先にもそのときだけである。そのとき、タージ・マハルがイスラム建築だと知り、以来私の中でイスラム建築の美しさがずっと印象に残ってきた。

で、この春マハラジの本も終わったので、気分転換に、「そうだ、トルコへ行こう!」と思い立ったというわけである。

本当はイスタンブールにずっと滞在して、シナンの建築だけを見る旅でもよかったのだけれど、自分でアレンジするのも面倒だし、初めてのトルコ旅行なので、先月(6月)、トルコの有名な遺跡、世界遺産、観光地を1週間かけてバスで巡る一般向けのツアーに参加してきた。

旅行会社が主催するいわゆる観光パック海外ツアーに参加するのも、一週間もバスに乗る旅行も初体験だったので、出発前どんなものなんだろうと思っていたが、とても楽(らく)で快適だった。

荷物はもって歩かなくていい、ホテルは五つ星高級ホテル、全行程食事付き、どこでもガイドさんのあとについて行けばいい。海外旅行でこんなに緊張感をもたずにすんだのも初めてだった。最初の頃、ホテルの食事がとても豪華でおいしいので、普段の二倍くらい食べていたら、暑さもあって途中で具合が悪くなり一日ほどダウン。

それでもバスの旅は、風景を眺めたり、風景に飽きたら、ガイドブックを読んだり、スマホをやったり、疲れたら昼寝もできるのでとても快適だった。ほとんどの人がバスの中で爆睡していると、ガイドさんから突然「皆さん、ギュナイドン(トルコ語で、おはようございます)。起きてください。もうすぐドライブインです」とアナウンスがあり、ほどなくドラブインに着くと、少ない休憩時間でトイレに行ったり、チャイ(安くておいしいトルコの紅茶)を飲んだり、売店でおみやげを買ったりとかなり忙しい。

最初、イスタンブールに二日ほど滞在して、この街の世界遺産や有名な観光地を駆け足で見てまわった。イスタンブールという街、そしてトルコという国は過去数千年の間に様々な民族、宗教が支配し、その意味では日本や日本の都市とは全然異質の歴史をもっている。今日、観光客が見てまわっている有名な世界遺産、遺跡は多くの民族、宗教に支配されてきたトルコの歴史そのものなのだ。
 
イスタンブールの街はモスクなどが見えなければ、ほとんどヨーロッパの街に似ている。ツアーなので街歩きはほとんどできなかったが、ブラブラ歩いたら楽しそうな街である。盛りだくさんな世界遺産、いつくかのバザール(観光用なので地元の人はあまり利用しないとか)、そして洒落た町並みとボスフォラス海峡。

でもここが現在イスラム教の国だということを感じさせられたのは、イスタンブールに滞在中、一日に数回突然、街中に祈りの声が響いたことだ。早朝や夜ちょうど眠りかけた頃に、突然の大音響の祈りで目が覚め、しばらく祈りの声をベッドの中で聴いていた。祈りの声で目覚めさせられたにもかかわらず、不思議なことに祈りの声はなぜか耳に心地よかった。


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*予約は8月中旬からです。


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書き版の二種類の版を用意してあります。 編集の都合上、総ページ数(縦書き版が453ページ、横書き版が367ページ)は異なっていますが、内容はまったく同じです。

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動物園から神の王国へPDFダウンロード縦書き版」(1500円+税)(453ページ)
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ブログ休止します2018年05月12日 15時15分07秒

都合により、しばらくブログを休止します。


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動物園のセクハラ2018年05月01日 10時57分00秒

昔、知人が、「ありがとうを唱える」教えで有名な小林正観さん(何年か前に亡くなられたそうである)の本の一部をコピーして送ってくれたことがある。

私は「ありがとうを唱える」教えのほうは実践したことはないが、そのコピーの内容には啓発されるところがかなりあった。テーマは「男はとても弱い生き物なので、女性の皆さん、そのことを理解し、くれぐれも男性をいじめないでください」というほとんど嘆願とも読める内容である。
 
その内容を下記に一部引用すると、

「人間の体には、約4000ccの血液があります。男性はそのうち1000cc を失った段階で出血多量で死にます。男性はいくら偉そうにしていても、もともと生命力が弱い。女性は、4000cc のうちなんと3000ccを失ってもまだ生きています。
 
1000cc失うと死んでしまう男は、弱いということを悟られたくないがために、2000cc失っても死なない風に見せようと威張ってみせてきました。弱いものほど威張りたがるということ。(中略)
 
どれだけ男が弱い存在であるかということを、女性のみなさんにぜひわかっていただきたい。そのことを知ったら、くれぐれも弱いものいじめをやめてあげてください。女と同等かそれ以上の強さが男にあると錯覚しているから、どんなことにも男がちゃんと耐えていけると誤解するのでしょうが、男はものすごくかわいそうでいたいけな存在なのです。まともにわたりあうのはやめましょう。(中略)

ちゃんとしている女性からみると、全部正しいことを言っていればそれが男性にも伝わるはず、と思っているのではないでしょうか。理解しているのにやらないのだと思って頭にきていたのでしょうが、完全に誤解です。『理解できない』のですから。理解した上でやらないのではなく、理解する力が無いのです。(中略)

男は、理屈や理論や正論で動く動物ではないのです。男は理性的で女性は感情的だと思われていますが、まったく逆です。男は好きか嫌いかでしか動かない。女は正義や正論を信じることができて、そっちのほうが感情より優先します。正しいと思ったら、やり方を変える。正しくないと思ったら即座にやめることができる」(得する男女関係  「究極の損得勘定」小林正観著


このコピーを読んで、それまでの人生経験や生物学から学んだことからぼんやりと感じていたことを再確認し、「これからは男性にもっとやさしくしよう」(笑)と思ったものだ。特にその当時まだ生きていた父親にそれまでかなり冷たかったことを反省し、これからは父親にできるかぎりやさしくしようと心に誓った。

さらにこのコピーの他の箇所では、男性が何よりも必要としているものとして、「女性からの称賛」ということも非常に強調されている。男性は弱いゆえに、女性からの称賛、支援、つまり愛情を非常に必要としているという内容である。

そこで、「生物学的弱者としての男」という観点から、お偉い男性方の最近のセクハラ騒動や援助交際騒動を考えてみると、彼らが地位や名誉、家庭を失う危険性をかえりみず、それでも女性たちからの称賛や支援を求めざるをえない切ない習性を理解できる(その習性は生物学的用語では、「交尾のための求愛行動」と呼ばれている)。

女性記者にセクハラをしたとされる高級官僚はセクハラを否定しているそうであるが、人間的理性の働かない動物脳状態では、彼の言っていることはもっともなことである。彼はセクハラしているつもりはまったくなく、高級官僚というブランドを精一杯バタバタさせて、「どうだ、おれはこんなにすごいオスなんだぞ。交尾させろ!」と必死に女性に求愛しているのである。頭のいい知的な記者をくどくにしては、求愛の言葉にまったくセンスがないのが笑えるところだけど。

セクハラしたと女性から訴えられる多くの男性は、今述べたように彼らの動物脳の中では、セクハラという認識ではなく、むしろ自分は女性によいことをしていると勘違いしている人が非常に多い--自分は女性の魅力や能力をほめている、あるいは女性を励ましていると思い込んでいる。

ここで動物脳状態と人間脳状態の違いを述べておくことは役立つと思う。

人間脳状態とは、理性が働いている状態で、自分の言動がもたらす結果を予測し、状況に言動を合わせることができる状態である。職場の女性に言ったりやったりすれば、セクハラになる言動も、妻や恋人に対してやれば、それは愛情表現になりうる場合もある。状況に合わせて相手の立場に立って言動を使うことができたら、理性の働く人間脳まで進化したということである。

それから動物脳に特有なことは、対等や平等という観念を理解できず、目の前にいる人は、自分の言うことを聞くべき目下の者から、自分が言うことを聞くべき目上の者かのどちらかである。だから、平気で女性を自分のヒーリング・グッズのような物として扱うことができるのだ。

以上のことをまとめれば、(男性による)セクハラの悲劇とは、私の考えでは下記の理由が複雑にからまって起こるのだろうと思う。

1男性が非常に弱い生き物で、女性の愛情(支援)を非常に必要としている。

2脳が動物状態なので、自分の目の前の人を尊重して対応することができない。


3人間関係の距離や状況を読み解くコミュニケーション能力の不足。

では、セクハラの悲劇を防止するにはどうすればいいかといえば、一人ひとりが人間関係について学び、特に男と女の一般的違いについて、本や日々の経験から学び、そして特に他人の立場に立つ練習をすることだと思う--少なくとも私たちが動物園の住民ではないならば。あらゆる組織の中にゴリラやチンパンジーのような人たちがたくさんいる「サルの惑星」状態の地球上で、セクハラやパワハラから逃れるためには、人は本当に賢く(時にはずる賢く)なる必要がある。

私にとっては生物学や進化論の本が非常に役立ったので、生物学や進化論の知見を広め、男女間のコミュニケーション・ギャップをうめるためにも、普通の人向けに「動物園から神の王国へ」(PDF版販売中です)を書いたのだ。    

さて、以上のような「男は生物学的にも精神的にも弱い生き物」  という論に、「男(私)はそんなに弱くない」という反論(特に男性の皆さんからの)もあるかと思う。もし本当にそう言い切れる男性がいるなら、それは大変素晴らしいことだと思う。

強さの一つの証拠は、「自分には○○が必要」という観念がないことであり、もし男性が女性の称賛や愛情をまったく必要としないならば(=依存しないならば)、その男性は強い存在であるということである。

話は飛ぶが、ニサルガダッタ・マハラジのような賢者がなぜ「強い人」なのかといえば、「私はこの世の中の何も必要としていない」と彼が本当に言い切れるからだ。マハラジは何も必要としていないが(彼は信者や弟子、帰依者さえ必要とはしていなかった)、必要なものは自然に集まるそういう神の王国に住んでいたのだ。

彼が「私は勇気と自信を皆さんに与えている」と言うとき、それは「強い人」になるためのレシピを彼は与えているという意味でもある。それは小林正観さんが書いたような、女性たちへの嘆願を(あるいは誰への嘆願も)必要としない境地である。

最終的には非二元の教えの探求者たちが目指す(「目指す」という言葉は本当は適切ではないが)境地は、マハラジのように「強く」なることだが、その強さとは、自分の弱さや動物的欲望、肉体感覚を抑圧したり、強いふりをしたりすることによって達成できるわけではない。自分はスピリチュアルな探求をしているから、動物的欲望から解放されていると思い込むのは危険なことである。むしろ、自分の弱さや動物性をどこまでも正直に誠実に見て、それを受容していくしかないのだと思う。
 
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「楽しいお金」PDFダウンロード版(本体価格1,000円)
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「 楽しいお金3」PDFダウンロード版(本体価格1,000円)
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 「人をめぐる冒険 」PDFダウンロード版(本体価格1,000円)
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「1994年バーソロミュー・ワークショップ東京会場1日目」MP3ダウンロード版(本体価格2,000円)
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「1994年バーソロミュー・ワークショップ東京会場2日目」MP3ダウンロード版(本体価格2,000円)
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「1994年バーソロミュー・ワークショップ京都会場1日目」MP3ダウンロード版(本体価格2,000円)
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「1994年バーソロミュー・ワークショップ京都会場2日目」MP3ダウンロード版(本体価格2,000円)
http://www.dlmarket.jp/products/detail/297975