ダグラス・ハーディング(2)To Be and not to be, that is the answer.2016年06月28日 07時36分52秒

前回書いたように、ダグラスの本を出すことがすぐに決まり、帰国後すぐに翻訳を始めたもののとても自分には手に負えそうにないと感じ、この人ならできるかもと思って、ある翻訳家に翻訳を依頼した。ところが断りの返事がきて、 それで「自分でやるしかない」 と覚悟を決めて取り掛かることにした。

 ダグラスとの縁はその後も続き、翌年はダグラスとキャサリンの自宅で夏のワークショップが開かれ、今度はイギリスへ出かけていった。彼らに会うという目的の他に、イギリスを見たいという気持ちもあった。前年のアイルランドは初めて行ったヨーロッパの国で、アイルランドの街を少し歩き、ヨーロッパの町並みの美しさに魅了されて、他の国も行ってみたいと思ったからだ。

自宅でワークショップなんてどんな広い家かと予想したが、ダグラスとキャサリンの家はダグラス自身が最初の結婚生活を送り、自分で設計した平屋づくりのこじまりとした家だった。ダグラスの書斎でもある広いリビングは壁一面が本棚になっていて、古今東西のスピリチャルな本がずらりと並んでいた。その広いリヴィングに20人から30人くらいの人が毎日集まり、1週間近いワークショップをやった。遠くから来ている人は、車の中で寝たり、広い庭にテントをはったり、リビングに寝袋で寝たり、私は近くのダグラスの友人に家に泊めてもらった。食事や買い物はみんなで当番で担当し、なんだか大学生の合宿のようで楽しかった。

自宅でのダグラスは、さらによりくつろいでいる感じがあり、実験を主導しながら、ときには演劇調になって(彼はシェークスピアの演劇を愛していた)髪を振り乱して、mad scientist(狂った科学者)のようになって、みんなが笑い転げたりすることもあった。 

 それから、翌年から二年続けて、日本に招待して、東京、大阪、京都でワークショップをやった。この時代のスピリチュアルな雰囲気からいって、彼の教えはほとんど理解されないだろうとは思ったが、それでもまた彼の年齢を考えて、日本に招待するなら今しかないという決断だった。

予想どおり、本は超絶的に売れず、ワークショップ自体は人は集まったものの、ほとんどの参加者たちにただ、?????を残しただけのようだった。そういった参加者の一人がそれから10年以上たったある日、私に電話をしてきてこう言った。「私はインドの非二元の教えに深く傾倒していたんで、ダグラス・ハーディングのワークショップにはものすごく期待して参加したんですよ。何かすごい経験ができるんじゃないかと思って。ところがつまらない実験ばかりで、退屈して、怒りがわいて、二日目は欠席したのです」。確かにワークショップの二日目に来ない人はけっこう多かった。

それからその人は続けてこう言った。「ところが、最近、ある団体で修行をしていたとき、突然、ダグラス・ハーティングの実験のことを思い出して、家に帰って、本を読んだら、何とダグラスの言っていることがようやくわかったんです!あのとき二日目を欠席して、もったいなかったと思ったけど、でも仕方ないですね」。
 
この人のように、ワークショップのときには???の人が、それから数年後とか10年後とか20年後に実験の意味を思い出す人もたまにいる。おそらくそれがダグラス・ハーディングがこのワークと実験にかけた希望であり、そのときは多くの人たちに嫌われ、多くの人たちを困惑させ、退屈させるにもかかわらず、実験の目に見えない影響自体は非常に長く生きている可能性がある。

さて、その後もダグラスとのご縁は続き、私は「ダグラス・ハーディングのワークショップとヨーロッパの街歩き」 というスタイルの旅&娯楽がとても気に入り、その後も機会があるたびにヨーロッパへ出かけたものだ。 ダグラスの追いかけになって(笑)、人生で初めて追いかける対象を見つけ、タレントや歌手を追いかける人たちの気持ちを理解した。そしてこれはたぶん愚かしい娯楽であった。

ダグラスはいつも「ダグラスではなく、皆さんは自分自身を見てください」とワークショップのときに口を酸っぱくして言うのだが、ついダグラスを見るのが面白くて、見てしまうのだ。だんだん親しくなって、冗談も言い合えるようになり、キャサリンの手料理がおいしいせいか、会うたびに彼のお腹が大きくなるので、彼のお腹を軽く叩いては、「ダグラス、またお腹が一段と成長しましたね」とか、からかったりしたものだ。若い頃の彼は、写真から見るにどこか近寄りがたい天才の雰囲気があるが、私が会った頃の彼は好好爺という感じで、私にとっては自分の祖父のような人だった。

そんなふうにご縁は続き、最後にお会いしたのは、彼が亡くなる半年前、自宅を訪問したときだ。その頃は彼はもう車椅子生活でほとんどしゃべらず、車椅子の上で本を読んでいるか、リビングから遠くの風景を眺めているか、昼寝をしているか、という生活を送っていた。人間的な記憶がかなり欠落して、もう私を見ても、誰かわからなくなっていた。 それでもキャサリンが、「スピリチュアルな話ならできると思う」と言うので、これが最後の機会だと思い、私が長年キリスト教の教義で疑問に思っていることを、思い切って質問してみた。彼はその質問を理解し、その場でペンをとって、紙の上にイラストまで書いて説明してくれた。

以上、簡単に私とダグラス・ハーディングとその教えとの出会いについて書いてみた。何事にも飽きっぽいし、特定の一つのことに長く熱中したことがない私にとっては、ダグラス・ハーディングの教えと彼自身とのご縁は異例中の異例だ。だいたい若い頃から、面倒なことやお金が儲からないことは基本やらない主義のはず(笑い)が、どんどんそれとは正反対の方向へ行くのは、エゴ的に見ると悲劇だ。だからなおさらそれは私の個人的意志ではないのだと確信している。
 
お金も人気も出ないにもかかわらず、私が彼と彼の教えを愛しているのは、いくつかの自分でも納得できる理由がある。

まず彼のワークに関して言えば、非常にシンプルで、これをやるのに時間とお金がかからず、先生さえも必要ではない。スピリチャルなワークでこれは非常に重要なことだと思っている。なぜなら、やるたびにお金と時間がかかるものを人は長く続けられず、そして長く続けなければ、何事も自分でその効果を感じるようにはならないだろうからだ。そして、やるたびに指導者が必要なものも、非常に制限がかかる。ダグラスと一緒に実験をやるのは非常に楽しかったが、でも別に彼がいなくても、実験はどこでもいつでもできる。しかも彼が生きていた間は、ワークや実験に関して、どんな質問でも答えてくれた。

それから彼のワークと彼との縁が続いた二番目の理由は、ダグラス自身と彼を取り巻く雰囲気にあった。彼は自分をスピリチャルなグルや教師として扱われることを何よりも嫌っていて、だからまわりの人たちもみな彼を尊敬し、愛してはいたが、友人ダグラスとして気楽に付き合っていた。彼は自分のまわりに階級制を作らず、だから彼のワークショップでは、初めて実験に参加した人も何十年実験をやっている人も、ダグラスもキャサリンもみな同じ立場で、みな初心者として実験を楽しんでいた。彼のまわりにはいつも自由と平等と友愛の雰囲気があった。

階級制ということに関していえば、エゴほど階級制を愛しているものはない。もし皆さんが世俗社会を見たら、そこは階級社会である。人間のエゴは平等を語るが、本当は平等を嫌っているというのが、真実だ。人よりも出世したい、人よりも好かれたい、人よりもお金を稼ぎたい、人よりも美しくなりたい、人より有名になりたい、人よりも幸せになりたい。このように誰も、人よりも少しでも「よりよい」立場になりたい、つまり自分が生きている社会や集団の階級を上りたい、これがエゴを駆り立てる衝動である。

しかし、真正のスピリチュアルな教えは、あらゆる人の根本的平等を最初から保証する。その平等は「そうであれば素晴らしい」とか「そうであるべき」という道徳的な観点から出てくるものではなく、現実の観点から出てくるものである。つまり、一人ひとりはどれほど違って見えようとも、エゴがどれほど平等を嫌っていても、世俗世界の階級的立場がどれほど高かろうが、低かろうが、霊的修行をどれほどやっても、やらなくても、あらゆる人はすでに(この「すでに」という言葉を強調するが)霊的にはみなまったく同じ本質をもっている、言い換えるなら、まったく同じ源泉から生きている--これが究極の現実で真実だからだ。これがダグラス・ハーディングが生涯、百万回も語り続けていることであり、今回のTo Be and not to be , that is the answerでも衰えない情熱でそれを語っている。

が、階級制のない教えは人気がないのも事実だ。なぜなら、階級と達成感を愛するエゴにはアピールしないからである。ダグラスは、私とは違う観点で、「頭がない方法」  の人気のなさをTo Be and not to be , that is the anwer の中で自分でも分析している。ダグラス・ハーディングの教えに限らないが、非二元の教えはシンプルでかつ同時に非常に困難でもある、というのが長年にわたってこの教えと関わった実感である。

それでも私の場合がそうであったように、個人の意志とは関係なく、縁のある人たちは「頭がない方法」 を学び、その道を探求するものだと私は確信している。


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次回は、ダグラス・ハーディングの話は一回お休みして、先日見に行った(聴きに行った)もう一人の元気な90代のおじいちゃんの話を書く予定です。


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ダグラス・ハーディング(1)To Be and not to be2016年06月20日 16時04分43秒

今、ダグラス・ハーディングの新刊、To Be and not to be, that is the answer(存在し、存在しない、それが答えだ-仮称) の編集作業を進めている(出版時期は現在未定ですが、たぶん夏の終わり頃の予定で
す)。

訳者あとがきの内容と一部重複するが、彼の教えとの出会いから書いてみよう。

話は、1980年代の後半まで遡る。たまたま読んでいたある本にダグラス・ハーディングのOn Having No Head(「心眼を得る」) のある章の翻訳が掲載されていて、私はその文章に非常に強い印象を受けた。悟りや覚醒についてのまったく斬新な彼の表現を非常に不思議というか奇妙に感じ、同時に非常に重要な何かを言っているのだとも感じた。それで、どうしても本全部を読まなければいけないと思い、なんとか情報を調べて、On Having No Headとその他の彼の本を数冊手に入れ、読み始めた。
 
読み始めて、そして同時に実験もやってみて、私は次のことをおおまかに理解した。

*いわゆる「悟り」(この言葉を私は好まないがあえて使うと)や覚醒 は個人にはない。つまり、個人は絶対に悟らない、覚醒しないということ。

*では、覚醒とか「悟り」とはどこにあるかといえば、主体である「私」(この場合の「私」は個人的私、人間的私という意味ではない)はすでに永遠に悟っている。

*しかし、同時に私たちが見る現象世界は般若心経で言うまさに色即是空、空即是色である。涅槃と世俗(悟りと迷い)はまさにコインの表裏のようにピッタリとくっついている。

私は30代の初めからタデウス・ゴラスの「怠けものの悟り方」路線であり、元々修行とかそいうことは好きでなく、坐ってやる瞑想もある時期はやってみたものの、もう退屈でやる気も起きなかったので、ハーディングの本によって、「個人は悟らない」と知って、私は何かひどく安堵した。つまり、「個人は悟らない」なら、悟るためのどんな修行も努力も無駄ということであり、やはり「怠けものの悟り方」路線のままでOKなんだと再確認したわけである。そして今までどおり、自分が気のむくまま自分が好きなことをやっていけばいいのだと思った。
 
彼の本を読んだおかげで、長年の疑問が解消されたと同時に、また多くの疑問も生じ、それらの疑問について考えるために、私はありとあらゆるスピリチュアルな本を買いあさって読むようになった。

ときはちょうどバブル経済がはじけた頃の話で、その当時私の中ではダグラスの教えは、様々な教えの中の一つにすぎなかった。たぶんダグラスご本人と会う機会がなかったら、彼の教えも自分を通過した数多くの教えの一つにすぎないままだったかもしれないと思う。たまたま90年代の中ばに彼がまだ生きていることを知り(彼は1909年生まれなので、もうとっくに死んでいると私は思い込んでいた)、当時彼の秘書をつとめていた女性のところへ問い合わせの手紙を書いたのだ。

すると折り返しすぐに「ダグラス・ハーディングは今でもヨーロッパとアメリカでワークショップをやっています。よかったら参加してください」という返事がきて、その年の夏、アイルランドで開かれる6日間合宿ワークショップの案内が同封されていた。

その金額の安さに驚愕して、とにかくこんなに安いし、「頭がない」なんて、とんでもなく奇妙なことを言う人がどんな人なのか見たいという好奇心を抑えられなくて、アイルランドまで出かけることにした。

アイルランドへ行く飛行機の中で私は、「ワークショップの値段がこんなに安いし、しかも、彼の本はイギリス最大手の出版社Penguin社から出ているので、彼は相当に有名な人のはずだ。きっとワークショップには数百人の人が来るんだろうなあ」とぼんやりと考えていた。

ところが、私がワークショップの会場であるペンションに到着して、ワークショップの会場となる食堂へ行ったら、椅子が30個くらいしか置いていない。そうこうするうちに参加者が食堂に集まってきて、少し待っているとダグラスとキャサリンも入ってきて、総勢で25人くらいでワークショップは始まった。参加者は毎日増えたり減ったりで、多いときは40人くらいになる日もあれば、少ない日は20人以下になるときもあれば、途中で帰る人、途中から来る人など、様々だった。

そんなに少人数だったおかげで、一人ひとりがゆっくりとダグラスと話す時間もあって、 彼もまた遠くから来た私に何かと気を使ってくれて、ペンションのまわりの環境も素晴らしく、食事もおいしく、生涯参加したもっとも楽しいワークショップだった。

私はすでに実験を自分でやっていたので、ワークショップ自体は別に目新しくもなく、特に「ワオー」 みたいな経験もなかったが、ダグラス・ハーディングという人を間近に見て、彼の知性、思いやり、独特のユーモア、英語でいうところのgenerosity(なかなピッタリな日本語がないけど、あえて訳すと「気前のよさ」) 、そして、自分を何かの権威やグルに仕立て上げない誠実さに、私がものすごく感激したことは確かだ。しかも、彼はちょうどキャサリンと再婚したばかりの新婚だったせいか、気力は充実し、幸福オーラに包まれ、80代半ばの人とは信じられないくらい元気だった。

「この人は本当に自分が話している真理を生きている。神の王国に住んでいるだ」と、生涯初めて「神の王国とは何か」を本当に知っている人に出会ったと確信した。
 
しかし、そう感激はしたものの、最初は別に彼の教えを広めたいとも、彼の本を翻訳したいという積極的な気も起きなかった。たまたま世間話をしているときに、私が出版の仕事をしていることを彼が知って、彼のほうから日本で自分の本を出版したらどうかと言って下さったのだ。ありがたい話ではあったけど、正直なところ、内心はかなり困って(笑)しまった。なぜかというと、まず第一に彼のあの難しい英語を翻訳する自信がない、それから、出してもたぶん売れないだろうということがわかっていたからだ。

しかし、彼の前で、「あなたの本は日本ではたぶん売れないと思うので、出せません」と、断るわけにもいかず、最終的には彼の年齢を考えて、彼が生きている間にぜひ彼の本の日本語版を出したいという私の中のもう一つの正反対な気持ちが勝ち、もう信じられないスピードで本を出す話が決まった。



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学問を素人に2016年06月02日 09時02分00秒

  私が昔、「楽しいお金」を最初に書いたときに思ったことは、経済の本やお金の本をほとんど読んだことがない人たちでもわかるように書こうということだった。

その本を書く前、私は経済やお金に関する本をかなり読んで、経済という学問はけっこう面白いことを発見し、でも同時に普通の人はほとんど経済の本を読まないことに気づいた。
 
 読まない理由の一つは、一般向けであっても経済の本は難しいからであり、またほとんどの人たちはそんな本を読んでいる暇がないほど忙しいからだ。

そこで、暇人の読書家であった私が、専門書でもなく、また中味の薄い一般向けの本でもなく、でもなるべく専門書のエッセンスも取り入れて、しかも日常生活に役立つ実用書のような感じで、「学問を素人に」というモットーで、著作活動を始めたというわけだ。今考えてみれば、ものすごい野心(笑)である。

そのあと、経済学だけでなく、生物学&進化論、物理学などに熱中し、数十年間、贅沢な時間を過ごすことができた--スピリチュアルな探求も学問探究も非常に贅沢な活動である(と私は思っている)。しかも学者とか研究者ではなく素人であるので、どこからも補助金や研究費をもらっているわけでもなく、気楽でもある。

とはいえ、「動園から神の王国へ」があまりに途中大変だったので、「これが最後の自分の著作かも」と思ったりもした。でも書き終えてみると、「学問を素人に」という野心がまだ私に残っていることに気づき、また次作を書こうという意欲が湧いてきた(まだ書き始めてはいず、現在は構想を考えている最中)。

ビジネス的には、私の著作は「楽しいお金」以外成功しなかったが、それでも、少数の読者の皆さんが、「読んで楽しかった」と思ってくれたら、それは物書きとしては大変な喜びと光栄である。「動物園から神の王国へ」が15年かかったので、次作は、それよりは短く10年以内の完成をみざしたいと思っている(私の人間肉体精神機構が生きている間に出ることをI hope)。


(次回からは、ダグラス・ハーディングの新刊と教えについて、数回にわたって書く予定です)

 
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「動物園」・「人間クラブ」・「神の王国」(3)2016年05月10日 15時09分38秒

「神の王国」

伝統的宗教であるキリスト教、仏教 が言うところの「神の王国」、「涅槃」、あるいは非二元系、インドのアドバイタ系の教えが言うところの「悟り」、それが何であるにせよ、ここ数十年でまわっている賢者の方々の教えによれば、「私たちは今ここですでにそこにいる、ないしそれである」というのが定説である。

であるとしたら、私たちが問うべきことや学ぶべきことは、「どうやってそこに到達するのか?」とか「どうやってそれを獲得するのか?」ではなく、むしろ、「どうやってそこから転落する(した)のか?」、 「いつそこから転落する(した)のか?」  ということであろう。

子供の頃、私たちはみなその王国(対立がなく、あらゆる人が必要なものに恵まれている王国)に住んでいたとされている。それが大人になる過程で、王国から転落して、生存競争が激しい人間クラブや、さらに運が悪い場合は「動物園」へすら落ちてしまうのである。

私の理解によれば、転落の主なプロセスと理由は次のようなものである。

1成長する過程で、私たちは全体から自分を切り離し、自分を個体化する。

2個体化する過程で、私たちは孤独になり、他の個体との競争世界、生存競争に投げ込まれてしまう。

3マインドが発達し、社会が教える善悪を学ばされる。

4私たちはしだいにマインドの支配化におかれるようになる。

5以上の結果、私たちはマインドの「get and achieve(獲得と達成)」に駆り立てられ、いつも自分には何かが不足していて、自分の現実はいつも何か欠陥があるという観念に取り憑かれてしまうのである。

以上のプロセスが間違っているとかそういうことではなく、それは子供を社会化し、社会にとって役立つ人間に育てあげるという意味で、必要なことでもある。問題は、ダグラス・ハーディングも言うように、進化というか成長がそこで止まっているということだ。--「『私』は個人的意志をもった一人の人間である」という観念のところで、止まっていることである。

恩寵か何かによって、私たちがさらに霊的進化(成長)をする、あるいはさせられるとき、次のことを理解・認識することで、「涅槃」、「神の王国」、「悟り」が今ここにあり、そこでは必要なものは何も欠けていないことを確信するというだけのことである。だから、それは仰々しくも華々しくも神秘的でもなく、ただ興奮を欠いた平和というのが一番近い表現である。

1「本当の私」は一人の人間(個体)という見かけではない。

2「本当の私」はすべての人の本質でもある。

3「本当の私」とは「神」のことである。(「神」という言葉が嫌いな人は、「意識」でもその他、何でもお好きな
言葉を使ってください)

4私たちが現実と呼ぶものを創造しているのは、神である。よってすべては神(本当の私)の意志である。

5そして、マインドは以上の1から4を理解する能力がない。

6私たちにできることは、現実(それがどんな現実であれ、目の前で展開していることを)神の意志として受け入れることだけである。

なぜマインドは以上のことを理解できないかというと、

1)マインドは常に過去志向か、未来志向であり、そのため、自分や現実を否定し、その不完全さを批判すれば、今よりよい自分や現実が生まれると信じている。

(2)マインドは常に善悪(好き嫌い)の二元的判断に中毒している。

(3)マインドは、当然のことながら、あらゆることを人間の基準・判断で考えるので、「神の王国」、「涅槃」、「悟り」の中では、悪や苦痛はまったくなく、それは人間的喜びや快楽が拡大した世界か、美しく荘厳な心象風景に違いないと想像するが、それがマインドの根本的誤解である。

「神の王国」、「涅槃」、「悟り」の中に、人間がいわゆる「悪いこと」と呼んでいることが起きないわけではなく、それを「悪」とは見ず、ただ「あるがまま」と見るだけである。あるいは涅槃の境地を描いた有名な般若心経を引用すれば、「色即是空 空即是色」(世俗は涅槃である、涅槃は世俗である)である。あるいはキリスト教系、アドバイタ系なら、「すべては神から来ている」となる。私が愛読している20世紀前半に活躍したキリスト教神秘主義者で偉大なヒーラーでもあったJoelS.Goldsmithはこう言っている。

The next time someting that we call evil comes into our expereiece, let us remember our principle and say:" That too,is from God". (practicing the presence より)
「もし次回、私たちが悪と呼んでいる何かが自分の経験の中に入って来たら、私たちの原理を思い出し、『あれも神から来ている』と言うようにしましょう」

そして、人間クラブを卒業して、「神の王国」で生活できるのかどうかの不安がある人たちのために、キリストの言葉も紹介しよう。「まず神の王国を求めなさい。そうすればこれらすべての物があなたに付け加えられるだろう」。(新約聖書マタイ伝より)。またダグラス・ハーディングは同じことを少し違う表現で述べている。「まず本当の自分自身でありなさい。そうすれば(私たちの望む物事ではなく)、必要な物事が与えられるだろう

さて今、私は特筆すべきこともない平凡な部屋な中でこれを書いているし、このブログを読んでいる皆様もたぶん平凡な風景な中で平和にこれを読まれていることと思う。私たちのマインドが何を主張しようが、その平凡さ、その平和さが神の王国です--今夜は(お酒が好きな方は)お酒で、お祝いしてもいいくらいです。

以上のような「神の王国」と神の話は、この夏発売予定の「To Be and not to be、that is the answer(存在し、そして存在しない、それが答えだ)」 の中で、私が書いたような味気ない文章ではなく、ダグラス・ハーディングが重厚に文学的に語っているので、ぜひ読んでいただければと思っている。
 

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本書の詳しい目次は下記のサイトに出ています。

1部 ヒトにおけるセックスと闘争・暴力の問題について
2部 サルの壁 人の壁
3部 人生は、ド・アホでいこう!

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なお現在は、パソコン等では、横書きの文章のほうが読みやすいという人たちもいると思い、縦書き版と横
書き版の二種類の版を用意してあります。 編集の都合上、総ページ数(縦書き版が453ページ、横書き版が367ページ)は異なっていますが、内容はまったく同じです。

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「動物園」・「人間クラブ」・「神の王国」(2)2016年04月26日 15時50分20秒

熊本・大分地方の皆様、地震お見舞い申し上げます。
 
前々回の続きです。

人間クラブ

意識が人間段階(人間クラブ)にまで進化した人と動物段階の人の一番大きな違いは、動物段階(動物園)の人たちの関心が常に他人志向であるのに対して、人間段階では、その関心が、自分と自分の目標にのみ向けられるということである。

動物段階では、自分が欲しいものを得ようとするとき、自分が努力して勝ち取るよりも、他人を利用して(操作して)得ることに執心する。なぜなら、自分のエネルギーを使わない分だけ、それのほうが「得な感じ」がするからであり、それのほうがより苦痛(苦労)が少ないと思うからだ。それに対して人間段階では、「自分の」力で「自分の」欲しい物を得ることに喜びを感じ、困難に出会ったときにはそれを乗り越えることにも喜びを感じる。だから、この段階の人は常に高い目標をもち、そのために努力を惜しまない。この段階の人たちのモットーは、get(獲得する)、achieve (達成する)、expand(拡大)である。代表的な人たち--スポーツ選手、ビジネスの経営者、自己啓発の伝道者たち、など。

動物段階でも人間段階でも、人は自分のことにしか感心がない--本当のところは。しかし動物段階の場合は、常にそれが他人経由の自己関心であり、だから、何か問題が起こったとき、悪いのは常に他人で(他人が悪いと、相対的に自分が正しいということになる)、動物段階の意識の人たちは常に他人の悪口を言い、他人を批判する。あるいは、他人と自分を比較して、自分の幸福と不幸の度合いを測ろうとする。

もちろん、人間段階の人たちも心の中では他人を批判するものであるが、批判を表現することは自分のためにならないし、時間も無駄だということをよく知っているので、そんなことをするよりも、自分の目標にエネルギーと時間を費やすほうがいいと考える。要するに、人は自分により正直になって、自分の幸福と目標だけを考え、動物段階よりも、より洗練された利己主義者になるわけである。

人間クラブでは、より強い信念・忍耐・集中力を持つことが成功の鍵である。しかし、名誉と報酬の高い地位(仕事)は、数が限られているので、動物段階とは違った意味で、人間クラブもまた非常に競争社会であり、その競争は、強い信念・忍耐・集中力というマインドの力による競争である。それゆえこのクラブで頑張っている人たちはある種の緊張状態にずっとあり、その緊張が楽しい間はいいけれど、緊張がストレスになると、精神・肉体の病気、その他の問題が人生に起きることがあり、その成功による幸福も長くは続かないことが多い。

スピリチュアル系のワークに関して言うと、人間段階のワークの目的はマインドのパワーを拡大することによって、「自分が何かを得る」ことである。したがってこの段階で、どんなスピリチュアル系の言葉(神、許し、愛、人類愛、豊かさ、悟り、奉仕等)が使われるとしても、その前提に個人があり、すべては「個人的」に獲得(ないし実現)するための、(神、許し、愛、豊かさ、人類愛、悟り、奉仕)であり、したがって、この段階での成功は、(本人が自覚するかいなかにかかわらず)人を非常に強力な利己主義者(個人主義者)にする。

私はここで「利己主義(個人主義)」という言葉を否定的に使っているのではなく、それはそうであってしかるべきで、「洗練された利己主義者である」ことは霊的進化の必要なプロセスであると、私はそう理解している。だから、人がそう自覚しているかぎり、利己主義者であることは悪いことではない。ただ、その事実を自覚していないと、人のエゴは動物園レベルのパワー・ゲームに再び戻る可能性があることは、心に留めて置くべきことだと思う。(私は、「正しい利己主義者であることは霊的な修行である」ことを、20代の頃に前に言及したグルジェフから学んだ)。

私たちがいわゆるマインドのパワーに中毒し、それと自分を一体化しているかぎり、それを超えたものを認識することは難しい。しかし、マインドが成熟し、自らの限界を知り始めるとき、その先に「神の王国」の扉があるのである。

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「老楽国家論」ーーみぞの鏡2016年04月05日 17時40分28秒

前回の続きに、「人間クラブ」の話を書く前に、今回はちょっと別の話題について。

今、浜矩子さんというエコノミストの方の本、「老楽国家論--反アベノミックス的生き方」(新潮社)を読んでいる。浜矩子さんは今、人気のエコノミストで、安倍政権の経済政策を批判した「アホノミックス」 という言葉を作った人だ。私は昔ほど経済に関心がないけれど、それでもたまに浜さんの本を読んで、「ああ、なるほど」と思うことがある。浜さんはアベノミックスがなぜうまくいかないのか、経済理論と歴史と国際経済情勢から専門的にわかりやすく説明している。

 「老楽国家論--反アベノミックス的生き方」の本の最初は、経済理論の話ではなく、まず人気小説「ハリー・ポッター」(私は読んだことがないけれど)から入っていくあたりが、男性の方の経済本ではないやわらかさを感じさせる。

最初の話は、その「ハリー・ポッター」の中に出てくる「みぞの鏡」で、「みぞの鏡」は、誰がこの鏡をのぞき込んでも、そこにはいつも輝いている理想の自分がいる、まさに「望み鏡」なのだそうだ。素晴らしい鏡なので、鏡の中の自分に見とれてしまうが、そこが恐ろしいところで、自分の理想象を見てしまった人間は自分の実像を見失って、鏡の前から離れられなくなり、他のすべてを忘れ、立ち枯れてしまう。結局のところ、「みぞの鏡」は人を死に至らしめる殺人鏡ということである。

で、話はそこから経済の話になり、浜さんによれば(そして私も同意するが) 今の日本の経済社会が「みぞの鏡」病におかされているという。つまり、昔の高度成長時代の元気があった頃の自分の姿を「みぞの鏡」に映して見とれ、自分の現実を忘れている。

そして安倍首相その人が一番その病魔に取り憑かれ、「若き日よ、もう一度」と、言葉だけは勇ましいらしい。(私は安倍首相の演説の言葉をよく知らないが)本書によれば、「日本を取り戻す」とか、「世界を席巻する日本」「一億総活躍時代」 とか威勢のいい言葉が多いらしい。
 
昭和20年を今の体制の一歳だとすれば、今、日本は71歳の老人であり、日本の老いはあらゆるところに見てとることができる。街を歩いていても、スーパーで買い物をしていても、老年の人の姿が目立ち、他の場所は空いているのに、病院はどこでも老人で満杯で、庶民の一番共通する話題は親の介護の話で、そして病院と介護施設はみなどこも疲弊している。

政治家の皆さんは、「自分が元気で若い」という自己イメージをもっている人たちが多いようなので、なおさら日本の老いを直視できず、頑張ればまた昔のようになれるという幻想をもつのかもしれない。
 
もちろん、老人が元気なのはいいことである。でも無理な若作りは痛々しい。安倍首相がやろうとしていることは、私のイメージでは、老人(国)を過酷な運動会(オリンピック)で走らせようとしたり、今まで銃なんかもったことがない老人(国)に銃をもたせ、無謀な若造(アメリカ)の援助をさせようとするものだ。

安倍首相ご本人は「強い日本」にかなり執着しているようだけど、本当は自分の内側に弱さを隠し持ちそれを認めようとしない人だけが「強い自己イメージ」に固執するものである。安倍首相は最近も、消費税値上げに反対意見を述べそうな、ノーベル経済学賞を受賞した著名な経済学者二人をわざわざ日本に招待し、消費税値上げ反対を言わせて、マスコミを利用してそのニュースを流し、選挙対策のために来年の消費税値上げ凍結の流れを作ろうとしている。「ノーベル経済学賞」というブランドを利用するあたりが、安倍首相(政権)の小心さを印象づけるものだ。

しかし、今の日本が安倍首相をリーダーとしているのも偶然ではなく、それこそ首相とはその国の現実を写し出す鏡である。安倍首相は、この国の多くの国民(多くは政治的ではない中高年たち)がかかえる老いによる弱体化への漠然とした不安を代表していると、私はそう感じている。人は不安を感じるとき、言葉の威勢がよく元気で、ある種攻撃的な言動の人たちに希望をつなぐ。人は自分(の国)が弱いゆえに、攻撃されるのではないかという不安があるとき、強い人(国)に守ってもらいたいと思う。

そして、安倍首相が頼みにしているらしいアメリカでさえ、トランプさん(共和党の大統領候補)のような暴言男が勢いがあるのは、アメリカが日本以上に弱体化していることを物語っている。アメリカの弱体化の原因は、日本とは違って、老化ではなく、最大の問題は国内の経済格差である。経済格差と長年の(軍事費などによる)浪費ゆえに、国全体が貧困化している。それにもかかわらず、弱体化している現実を受け入れられず、「自分は世界一強く豊か」であるはずという期待が、「もう一度、アメリカン・ドリームを」的なトランプさんを膨らませるのである。

では、安倍首相が仮想敵扱いしているらしい中国はどうかといえば、これがまた、日本やアメリカよりもさらに弱体化の要素を抱えている--経済格差に、国民の老化に、そして経済的自由と政治的不自由の構造的ねじれ。だから、今の日・米・中の関係は、弱者のパワー・ゲームであり、弱い人(国)が、同じくらい弱い人(国)に頼って、同じくらい弱い人(国)から自分を守ろうとしているという滑稽な風景である。そんなふうに政治とは(人間動物園のゲームなので)いつも滑稽なものであるが、国民は自分たちに値するリーダーと政治しかもてないので、安倍政権が続くかぎり、それが多数の国民の(無意識の)真意だと、私はそう理解している。

最後に浜さんの触れた「みぞの鏡」に触発されて、私も老人の理想を語ってみよう。

老人(国)の本当の使命は、若い人(若い国) ができないことをやることである。それは、人類の最上のもの(文化遺産)をのんびりと楽しみ、自分の子供や孫その他若い人たちの相談相手になり、自分が生きてきた知恵や学んできた技術を分かち合うということである。

そして、日本は世界の中でそういう使命を果たすのに非常に向いている国で、日本のイメージに一番合う姿は文化・技術立国である。資産はある。文化はある。技術力はある。歴史はある。食べ物はおいしい。文化・宗教的多様性に対する寛容・受容能力がある。唯一日本に欠けているのは、「自分はすでにすべてをもっている」、「自分はこれでいい」というありのままの自分を許容し、受け入れる勇気・自信と、「楽しむ」という価値観だ。

老いたら、無理せず今もっているものを「楽しむ」。それが浜さんも提唱する「老楽」国家である。日本は、若造のあとをよろよろついて行くよりは、「そこのお若いの。そんな不作法なもの(武器)はしまって、一緒にまあ一杯どうだ」と優雅に言うのにふさわしい国なのだ--理想を語れば。

おっとと、「みぞの鏡」に理想を映すことに熱中しすぎてはいけませんね--現実に戻って、優雅とはほど遠く重い腰をどっこらしょとコタツから持ち上げて、さて、食事の準備でもすることにしましょう。


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「動物園」・「人間クラブ」「神の王国」(1)2016年03月24日 09時14分15秒

自分の著書の中で、私が知性(理解)の種類を 大まかに動物段階、人間段階、神段階と分けたのは、それによって色々なことを(少なくとも自分にとっては)うまく明確に説明できるからである。そして、その人の知性(理解)が主にどこに定着しているかによって、人が住んでいる意識の世界が異なり、それぞれの世界を私は娯楽的に「動物園」・「人間クラブ」・「神の王国」と名付けている。 
 
それぞれがどんな意識の国なのか、簡単に説明してみよう。

「動物園」
以前、類人猿についての本を読んでいたとき、よく驚いたことがある。それは、人間の国や組織の中にも、類人猿の組織に似たものがけっこうあるなあ、ということである。
どこに特徴があるかというと、

*一頭(一人)、ないし複数のオスが絶対的権力をもっている。
*そして権力者とその取り巻きだけが、よいものを得ることができ、地位が下のメンバーはみじめな状態にいる。
*権力者への不服従は絶対に許さない。
*権力者のパワーが衰えるとき、群れを乗っ取ろうとして、権力争いが勃発する。

私たちの身近で一番動物園的国家としてわかりやすい例が、隣国(北朝鮮)で、今上に述べたすべての特徴が当てはまっている。金一族とその取り巻きが支配する独裁国家の典型であり、その三代目の息子は独裁者が共通してもっている性格を遺憾なく発揮している。つまり、「残虐性と幼稚性」だ。彼のすることがあまりにゴリラ的なのでネットのニュースをたまに読んで一人で笑うことがある。核実験やミサイル打ち上げは、ゴリラのドラミング(類人猿のオスが自分の力を誇示するために、胸を叩くしぐさ)である。(しかし、動物のゴリラの名誉のために言えば、本物のゴリラのボスのほうがもっと風格があり、頼りがいがありそうである)。

北朝鮮以外にも、アフリカや中東などの国に独裁国家はまだ多くあり、そしてあちこちでテロを引き起こしているIS組織はまさに独裁組織の典型である。

歴史を振り返れば、それぞれの地域で独裁国家が支配していた時代があり、たとえば、フランスではフランス革命前のブルボン王朝が典型的独裁国家であったし、日本では江戸時代が徳川家による非常にゆるい独裁国家だった。

現代の日本はもちろん動物園(独裁国家)ではないが、子供の世界から大人の世界にいたるまで、あらゆるところで動物園(独裁国家)的 組織はあちこちにたくさんある。

痛ましい殺傷事件が起こる少年達のグループ、子供を虐待する家庭はみな動物園の典型である。あるいは従業員を休みなく働かせるようなブラック企業も動物園である。

自分の幼い義理の子供を虐待致死させた若い男性が捕まったとき、「自分は正しいことをしたから、後悔していない」と言ったのをネットの記事で読んで、私は驚きかけた。が、以前にも書いたことがあるように、刑務所の中の多くの殺人犯は「自分は本当に悪いことをした」という罪悪感をもっていないそうなので、まあこの若い男性の発言も驚くには当たらない。独裁者のもう一つの顕著な特徴は、「自分のやっていることは絶対に正しい」という強固な信念で、その信念のためなら、人がどれだけ死のうが傷つこうがかまわないという鈍感さだ。

動物園の中では、そこの住民たちはいつもお互いを監視し合っているので、息苦しく、組織の末端の者たちは過酷な労働と貧困にあえいでいる。末端の者たちは必要なものさえ、手に入れるのが困難である。動物園の中で、豊かな暮らしを達成するためには、自分よりも地位が上のものに取り入り引き立ててもらうしかない。そのため、組織の中では個人の能力や才能は抑圧され、派閥の力学が物事や人事を決定していく。 

独裁者マインドとは、もう少し日常用語的に言えば、すべての物事と人間を自分の思いどおりにコントロールしたいと思う願望で、その願望を強烈に持つ人がいわゆる独裁者である。

このブログを読まれている皆さんは動物園をすでに卒業された方々ばかりだと思っているが、しかし、独裁者的マインドの残骸は誰の中にも潜んでいる可能性があることを心に留めておくべきである。

ここ数年間、思わず怒りにまかせて、独裁者バトル(お互いに相手に自分の言うことの正しさを説得しようという闘争)をやったことが何度かあって、あとでそういうことに罪悪感もわかなくなってはいるけれど、自分の中にまだ独裁者が潜んでいることを思い知ることとなった。つい二ヶ月ほど前も、90歳の母親と独裁者バトル をやって、あとになって、90歳の老人に本気に怒ってしまった自分に苦笑した。だから、皆さんも自分の中の独裁者に気づいたら、「おお、まだこいつ生きている!」 と笑うのが一番である。

こんんなふうに、 あれやこれや独裁者について考えていたら、ネット上で、「悪ノ娘」とかいう独裁者の物語を見つけた。「わずか14歳の王女リリアンヌは、その絶対の権力を使い、民衆からありとあらゆるものを搾取し、逆らう者は誰であろうと容赦なく首をはねた」という話だそうで、これがけっこう人気なんだという。処刑とお菓子が大好きって、隣国の三代目の息子にそっくりだが、唯一の違いは、リリアンヌちゃんが見た目かわいい少女だというところだろうか。


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陽水さんin 会津若松2016年03月04日 10時59分17秒

 (今回は、私の著書についての話はお休みです。また次回に継続します)

先日、会津若松へ行って、ついでに井上陽水さんのコンサートを聴いてきた。いや、どちらかというと、井上陽水さんのコンサートを聴きに出かけ、ついでに会津若松を観光してきたという感じだ。
 
会津若松は、子供の頃に学校の修学旅行で行って以来、二度目であるが、子供の頃の記憶は皆無なので、ほとんど初めてきたのと同じである。
 
街の主要な観光スポットを一回りする観光バスがあり、それに乗って、会津武家屋敷、御薬園、鶴ヶ城、そして大正時代の面影ある七日町通りをのんびりと巡り、合間に飲食し、ちょこっとお土産を買って、楽しい会津若松の街歩きとなった。

そして、陽水さんのことである。私が大学に入った頃(1970年代初頭)、彼の三枚目のアルバム「氷の世界」が爆発的にヒットして、私も熱狂して聴いたものだ。クラブのスキー合宿で冬山に出かけたとき、毎晩、誰かがギターが弾いて、「氷の世界」のアルバムに入っている曲をみんなで熱唱した。あたり一面が雪の冬山で聴くには、まさにピッタリな「氷の世界」だった。

少々皮肉めいて時々意味不明の歌詞に、彼のヒッピー風の風貌(最初の頃はサングラスはかけていなかったと思う)、そして、歯科医の息子で、歯科大を3浪したあとで歌手になったという経歴に共感し、そして何よりもあの独特の声と歌い方に中毒したものだ。

でも、その頃はコンサートのチケットを買うのが面倒で、別にコンサートに行こうとも特に思いもしなかったし、そのうち彼の音楽もあまり聴かなくなっていった。それがいつ頃だったか、また再びCDを買って聴くようになり、昔のヒット曲から、カヴァー曲まで食事を作りながらとか、食後の休憩のときに聴いている。

そして、この間突然、どこか地方の街へ観光を兼ねて誰かのコンサートを聴きに行こうかと思い立ったとき、真っ先に陽水さんを思い出した。彼の年齢を調べたら、1948年生まれで、私の肉体年齢よりも5才年上だ。アーティストの仕事は激務なので、来年彼が歌っているかどうかはわからないし、自分だって、来年のことはどうなるかわからない。思い立った日が吉日というわけで、すぐにコンサートのチケットを近くのコンビニで購入し、ネットでホテルを予約した。今はこういうことが簡単にできてありがたい。

で、初めて生の陽水さんを聴いて見た感想はというと、当然のことだろうけど、同じ曲でも、CDで聴くのとは多少違った歌い方、そして音楽のアレンジも違っている。それから、意外だったのは、私は、彼はコンサートの間、ほとんどしゃべらない人かと思っていたけど、トークもけっこうするんだということだ。最近の曲については、曲の説明をし、それから、自分のプライべートな話、たとえば、自分が最近ききに行った外国人アーティストのコンサートの話とか、超高級イタリア・ブランド店に超高級な洋服を買いに行ったときの話とか、本当は話すことがないとか言いながら、彼なりに聴衆に気を遣っていることがわかる。

「自分が若い頃は、中年男性が、10代や20代の女性を見ると、胸がキュンとなるというような話をしているのを聞いても、全然よくわからなかったけど、最近は、その気持ちがよくわかるようになって、何かアブナイ感じです」と言って聴衆を笑わせ、昔よりも女性の気持ちがわかるようになったと言ったあとで歌ったのが、カヴァー曲「シルエット・ロマン」という曲。その理解が込められた彼の歌声は、会場を埋め尽くした多くの中高年の女性たちのハートを泣かせるに充分なほど、甘く切ない。

最後のほうは、昔のヒット曲を歌い、アンコールの頃には会場も最高潮に盛り上がり、中高年の聴衆(聴衆は見たところほとんどが中高年)がほとんど立ち上がって手拍子。会場には、「お互いに、人生色々あったけど、なんとかこの歳まで生き抜いて、今日ここで元気に再会できてよかったね」というアーティストと聴衆の連帯感みたいなものがあふれている。

私も、彼が「氷の世界」の曲を歌っているときは涙が出た。今までこの曲を聴いても、一度も涙なんか出たことがないし、そもそも涙が出るような曲ではない。だから、たぶん、私を泣かせたのは、会場を流れるその連帯パワーのせいなのかもしれないし、あるいは単に肉体精神機構の老化のせいで、涙腺が弱くなっているだけなのかも。たまにこういうコンサートに出かけて、ノスタルジー(懐旧の念)に浸るのも悪くはない経験だった。

とにかく、陽水さんが元気で、生の歌声が聴けてよかったです。

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私とは本当に何かを見る会」2016年3月20日(日曜午後) 東京
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生物進化論2016年02月25日 09時34分40秒

 40代の初めに生物進化論を知ったとき、20代のときにスピリチュアルを知ったときと同じくらいの衝撃を受けたものだ。イギリスの生物進化論の学者、リチャード・ドーキンスの世界的ベストセラー「利己的遺伝子」、そして、それを一般向けに解説した竹内久美子さんの著作などを読んで、本当に目が覚める思いだった。

何がそんなに衝撃的だったかというと、大人になってから(いや、本当は子供の頃から)ずっといだいてきた人という生き物についての?????が、生物進化論を知ってから 「ああ、そういうことだったのか。人間はまだほとんどサルなのだ」 と理解できたからである。

リチャード・ドーキンスの「利己的遺伝子」の主要な観念とは、「人間も含むあらゆる生物は、遺伝子の乗り物にすぎない」「遺伝子は、自分が生き延び、代々にわたって自分の勢力を拡大するために行動し、それゆえ非常に利己的である」であり、そういう観念から見れば、生物としての私たちは遺伝子によって支配されているとも言え、自由な意志などはもっていないのである。人間は自分で何かを自分の意志で選択していると思っているが、実のところ、すべては利己的遺伝子が私たちの行動規範を決めている、というわけだ。

そして生物進化論の本を読んで、動物においては、利己的遺伝子は子孫拡大のために奔走するだけであるが、人類にあっては、利己的遺伝子が自我とタイアップし、自分の勢力拡大への衝動がはるかに強力になったことも理解できた。生物進化論的に見れば、人類という種、人間社会の中で起こる戦争、争い、対立、競争はすべて、利己的遺伝子と自我のタイアップによる拡大願望によるものである。

国家的自我であれば、「自分の」国の支配権を拡大したいと願い、宗教的自我でれば、自分の宗教の信者を増やしたいと思い、会社的自我であれば、「自分の」会社の製品をよりたくさん売って、マーケットのシェアを拡大したいと思い、作家や思想家的的自我であれば、自分の考え・観念を広めたいと思う。お互いに拡大したいと思うゆえに、目に見えるところ、見えないところでぶつかって、対立が起こるわけだ。

個人的レベルでも、私は「自分の」正しさを主張したい(拡大したい)、相手もまた「自分の」  正しさを主張したい(拡大)したいゆえに、争いが起こるわけである。
 
そして、私たちが身近に見聞したり、体験したりする、集団の中のイジメやセクハラ、パワハラ等は、切ないほどの、ある意味では、ゆがんだ動物的自我拡大欲求によるものなのだと、私はしだいに理解するようになった。特にヒトに近い類人猿(チンパンジーなど)の生態について知ったとき、イジメやセクハラ、パワハラ等は非常に強い動物的欲求によるもので、だから、他人をいじめて喜んでいる人たちを見たとき、「ああ、そうか、この人はまだチンパンジーなのか(笑)」と思い、怒るというより、同情心すらわくようになった。

以上のような動物的世界の話を、スピリチュアルな探求をしている皆さんは、自分には関係のないことだと思うかもしれないが、現実はそうではない。一応スピリチュアル系に属している私がなぜ著作の中で、生物進化論や動物世界の話を書いているかといえば、宗教やスピリチュアルな世界は、一歩間違えば、動物的権力(パワー)争いや暴力の方向へ簡単に進んでしまうからである。そして、この業界で仕事をしているほとんどの人たちがそういうことを指摘したり、書いたり、警告したりしないからである。歴史的にみて、愛や慈悲を説いている宗教のせいで、どれだけの戦争と暴力が起こってきたかは、驚くべきことである。宗教が暴力に転化した最近の例としては、90年代に日本を騒がせた宗教教団の事件は典型である。

生物進化論から見れば、人間が利己的なのは当然で、私たちが自我拡大運動に奔走することは仕方ないことだとわかって、私は非常に安心し、自分や他人の利己的行動をはるかに許容することができるようになった。そして、むしろ、自分の利己心を覆い隠して、「自分はよき人である」「自分はいつも他人のことを考えている」と思いこむほうが、はるかに弊害が大きく、自分にもまわりにもストレスを与えることに気づいた。

そしてさらに、その弊害は、スピリチュアルな世界を探求している人やこういう世界で仕事をしている人たちにもよく見られることに気づき、唖然と驚くことがあった――つまり、いつもは、愛、感謝、許し、豊かさ、気づきなどを熱心に語ったり信じたりしている人たちがいざとなると、他人のことなどおかまいなしに、自分の利己心をむき出しにする風景。そして自分でもそうなりがちな傾向を感じて、ときには葛藤が起こったものだ――自分の利益(快適さ)を優先するべきか、それとも他の人たちの利益を優先すべきなのか、と。

私たちが「私は一個の肉体ではない」とか、「すべては一つである」と教えられたり、本で読んだからといって、あるいはそういう観念を信じたからといって、利己的ゆえに長い歴史を生き延びてきた肉体レベルの行動が簡単に非利己的に変わったり、感情や思考が急に愛や親切心にあふれるはずがないのである。誰でもはある程度、自分が信じる(あるいは信じたい)スピリチュアルな観念と自分の行動や感情・思考がずれているのは、当然なことなのである。

問題は、観念と自分の行動・思考感情のズレを認識しないことで、だから、常に正直に自分自身を見ることが重要だと私が何度も強調するわけである。

私が「人をめぐる冒険」  そして、今回の「動物園から神の王国へ」の中で、動物段階、人間段階、神段階という観念を展開したのは、スピリチュアルな世界を探求をしている皆さんが、そういう弊害に陥らずに、自分をいつも正直に眺めるためである。

もちろん、動物段階、人間段階、神段階という観念も最終的にはどうでもいい観念にすぎないが、あるところまではけっこう役立つものだ(と私自身は確信している)

たとえば、動物段階、人間段階、神段階を理解すれば、この世に出回っているスピリチュルな教えが、人間段階の教えなのか、神段階の教えなのか、あるいはその橋渡しをする教えなのか、そういう区別が次第にわかるようになる。「神」という言葉を使っているからといって、神段階の教えとはかぎらないのだ。私が見るに、スピリチュアルな業界で、人間段階と神段階の教えがゴチャゴチャになって提供されていることが、混乱に拍車をかけているような気がする。

もし 「人をめぐる冒険」  そして、「動物園から神の王国へ」を読まれた皆さんが、そのあたりの混乱を多少でも収めることができたとしたら、私がこれらの本を書いた意図が正しく伝わったということである。

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グルジェフの教え2016年02月02日 07時27分15秒

「動物園から神の王国へ」 を購入・購読いただきました 皆様、ありがとうございました。

私の著作を購入・購読いただいた読者のために、数回にわたって、私の翻訳書ではなく、著作について、少しその背景を語ってみたい。(ダグラス・ハーディングのTo Be and not to be, that is the answerについては、発売が近づきましたら、改めて書く予定です)

今、私はいわゆる非二元系の本の翻訳を主な仕事にしているが、実のところ、私の著作はそれらの影響をあまり受けていない。つまり、ダグラス・ハーディングやラメッシ・バルセカールなどの本と教えは、「私とは何か」への本質的答えを与えてくれ、私が平和に生きることを助けてくれているが、私の著作のスタイルにはほとんど影響していない。
 
それらよりはるかに、私の著作は、20代の後半に出会ったロシアの神秘思想家グルジェフの教え、それから、タデウス・ゴラス(「怠けものの悟りかた」の著者)、 そして、40代前半に出会った生物進化論の影響を受けている。

今回は、「グルジェフの教え」 について簡単に書いてみたい。実のところ、グルジェフの教え・宇宙論は膨大で、とても簡単に説明できるようなものではないので、あくまで私が影響を受け、私なりに理解したグルジェフの教えである。
 
とりあえず私が非常に影響を受けたことを列挙してみると、

*人間は本能・感情・思考などをもった機械である。
*人間機械は間違って使われているので、非能率的であり、膨大なエネルギーをムダにしている。
*人間が進化するためには、エネルギーのムダ遣いをやめ、余剰エネルギーを生み出さなければならない。
*人間は、進化の段階によって7種類の人間がいて、それぞれ異なった言語、文化、芸術をもつ。
*(人間を含めた)有機生命体は地球の知覚器官である。

 
グルジェフ・ウスペンスキーの本を読んでまず最初に、「人間は肉体・感情・思考などをもった機械である」、「人間機械は間違って使われているので、非能率的であり、膨大なエネルギーをムダにしている」ということを私は非常に納得した。肉体・感情・思考はそれぞれ独立している機械であるという考え方は、それらとの一体化を解除し、機械として、あるがままの状態を純粋に客観的に観察することを可能にする。いったん観察し始めると、自分や他人の機械について、色々なことに気づくようになり、グルジェフのいう「機械の誤用」とはどういうことかを具体的に知るようになる。(グルジェフのワークでは「気づき」という言葉の代わりに、「自己想起」という言葉が使われている)

機械の誤用とはどういうことかというと、具体的な例を挙げれば、たとえば、歩くときは、実は考えること、つまり思考機械を使うことをまったく必要としていないにもかかわらず、多くの人たちは(そしてこう書いている私だって時々は)考え事をしながら歩いている。そして、驚くべきことは、考え事をしながら歩いても目的地や自宅に問題なく到着することだ。グルジェフはこういう状態を「眠っている」といい、もし人が目覚めて、肉体の仕事は肉体に、思考の仕事は思考に、感情の仕事は感情にまかせれば、はるかに効率的に仕事が行われ、エネルギーの節約になると教えている。

それから多くの人たちがやっていることが、感情の誤用である。感情は感じることは得意であるが、判断したり論理的に考えたりすることは苦手である。ところが多くの人たちは、自分の「好き・嫌い」を「善・悪」「正しい・間違っている」の判断に転化する。つまり、好き=善・正しい、嫌い=悪・間違っている。もちろん、誰にでも物事の好き・嫌いはあるが、しかし、それだけを物事の判断に使うと、起こりがちのことは、あとあと後悔するような決定や判断をする羽目になるということだ。

それから、反対に感情を感じるべきときに、思考を介入させる人たちも多くいる(一般的には男性に多い)。長年それを続けていると、自分でも自分の感情がまったくわからないということになる。怒っているのに、自分の怒りがわからない、悲しんでいるのに、自分の悲しみがわからない、嫉妬しているのに、自分の嫉妬がわからないなど。自分の感情を感じることができない人は他人の感情もわからず、いわゆる非常に鈍感な人間になって、他者とのコミュニケーションに支障をきたすことが多くなる。

 いわゆるグルジェフ・ワーク(私は正式にはやったことがないが)の主要な部分は、「人間機械の誤用」を改善し、エネルギー節約型にし、進化させることであり、グルジェフはそのために膨大な要求を弟子たちに突きつけた。彼は妥協を許さない厳格な師であったようで、そのため多くの弟子たちがやって来ては、離れていった。

そんなわけで正式なグルジェフ・ワークはほとんど一般向きではないだろうが、それでも、 「自分自身に対して徹底して正直であり、何も覆い隠さないこと」――このグルジェフの教えの根幹は、人がどんな霊的な道や教えにいようが、あらゆるスピリチュアルな教えの基本中の基本である。が、実践にはしばしば苦痛がともなう。なぜかといえば、自己観察を続けていくと、一般的に人がいだいている、「自分は善人である」とか「自分は何でもできる有能な人間である」とか、「自分は道徳的な人である」というイメージ・幻想がはげ落ち、だんだん自分が救いようもなく(極悪人とまではいかなくても)情けない奴に思え、さらには人間はほとんど無に等しい(というより実際に無である)生き物であるという自覚すら生まれてくるからだ。しかしそれに耐えて、自分の中の悪と利己心を受け入れ、人間機械の誤用を改善できるようになれば、そのときには、自分の中で分裂していた様々なことが統合されて、グルジェフ風にいえば、人間機械の効率がよくなり、自分の中に統一感が出てくる。

それから、グルジェフの教えが私の著作に影響を与えている点として、「人間は、進化の段階によって7種類の人間がいて、それぞれ異なった言語、文化、芸術をもつ」ということがある。最初に読んだ二十代のとき、私はいつも他人とのコミュニケーションに困難を感じていた。グルジェフの7種類の人間という観念を知って、なぜ人間同士のコミュニケーションや相互理解が困難なのか、そしてなぜ人は相手を決して本当には説得できないのかがわかり、ムダなコミュニケーションの努力をやめることができた。「あらゆる人の意見は、その人の立場に立てば、正しい」のである。

私が「動物園から神の王国へ」の第2部「サルの壁 人の壁」の中で展開した知性の7段階は、グルジェフのその「7種類の人間」という観念を借用してはいるが、しかし、その説明はほとんど似ていない。私は現代の日本人の読者に合うように、観念を大幅にアレンジし、さらに生物進化論の観念もまぜて説明している。職場、家庭、親子関係、恋愛・友情関係で、コミュニケーションに悩んでいる方が、少しでも重荷が軽くなればいいなあという希望をこめて書いたわけである。

以上簡単に私の著作に及ぼしたグルジェフの影響について書いてみた。本格的にグルジェフのワークをやったわけでもないのに、私はなぜか彼の教えや言葉には相当影響され、はまってきた。それはたぶん彼が徹底した現実主義者で、そして彼の説明がまた徹底して物理的(物理学的)であるところが、私の好みに合うからだと思っている。また彼の警句のいつくかは人生が困難な時期の私の心の支えとなってきた。

彼は時代より数世紀は先に進んでいるし、いつか公の科学が彼に追いつく日もくるかもしれないとは思うけど、グルジェフはこうも警告している――つまり、追いつく前に、人類そのものが消滅という可能性…… である

もし人類が進化しなければ、それは有機生命体の進化の停止を意味し、それはまた創造の光の成長が止まる原因にもなる。それと同時に、もし人類が進化をやめたら、それは人類創造の目的という観点からすれば無用のものになり、その結果滅ぼされるかもしれない。そんなわけで、進化の停止は人類の滅亡を意味するかもしれないのだ」(「奇蹟を求めて」473ページより)

彼の教えにご興味ある方は下記に紹介した本を読んでいただければと思う。(本としては非常に難解で、努力を要する本である)

参考図書
奇蹟を求めて」(P.D.ウスペンスキー著 平河出版社)
 「グルジェフ・弟子たちに語る」(G.I.グルジェフ著 めるくまーる社)
ベルゼバフの孫への話」(G.I.グルジェフ著 平河出版社)

* グルジェフについての詳しい情報は下記に掲載されています。(GeorgeIvanovich Gurdjieff, ロシアの神秘思想家1866年1月13日? - 1949年10月29日)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A8%E3%83%95

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