Silence of the Heart(2)2021年06月25日 15時49分14秒

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オンライン「非二元の教えの理解を深める会」

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日時:2021年7月11日(日曜日)午前9時から午前11時頃まで



[カエル様―ご質問への答え]
今のところ、Silence of the Heart(ハートの静寂)の発売はたぶん秋頃です。それ以上はまだ決まっていません。

本日は、ロバート・アダムス(Robert Adams 1928 -1997)がどんな人だったのか、簡単に書いてみよう。

*関連情報は下記に掲載されています。



(以下の内容は主に、上記のウィキペディアの情報とSilence of the Heart(ハートの静寂)の初版の本(今回出版される本は、改訂版)の情報によります)

ロバート・アダムスは、1928年ニューヨークに生まれる。彼は子供の頃から、ある種のシッディ(霊能力)に恵まれ、またいつも彼のベッドのかたわらに不思議な老人(あとでそれがラマナ・マハルシだとわかる)が佇んでいたという。

子供の頃の彼のシッディ(霊能力)がどういうものだったかというと、欲しいものがあるとき、それがお菓子であれ、玩具であれ、テストの答えであれ、その物の名前を唱えると、それが現れる(!)という、とても便利なもの(笑)だったらしい。

中学生のある日、数学のテストの最中に覚醒体験が起こり(その経験は、Silence of the Heartの中で、彼自身が詳細に述べている)、それ以後、世俗的な物事への一切の関心を失う。高校生のとき、たまたま図書館で見つけた本によって、自分が幼いときにベッドのかたわらにいた老人はラマナ・マハルシだと知る。

またその頃、同じくニューヨークで活動していたジョエル・ゴールドスミス(先月出版された「スピリチュアル・ヒーリングの本質」(ナチュラルスピリット発行)の著者)に出会った。ジョエル・ゴールドスミスはロバート・アダムスの覚醒体験を認めたが、彼は東洋の先生のところへ行くべきだと考え、その当時、カリフォルニアで活動していたパラマハンサ・ヨガナンダ邦訳本に『人間の永遠の探究』(森北出版)がある)を彼に紹介し、ロバート・アダムスはパラマハンサ・ヨガナンダの僧院に行き、最初はそこの僧になり、一生を過ごすつもりでいた。

しかし、パラマハンサ・ヨガナンダもロバート・アダムスの覚醒は認めたが、彼がいるべきところはここではなく、インドのラマナ・マハルシのところだと言って、ロバート・アダムスをインドへ送り出す。

折よく、親戚が亡くなって、遺産を受け取ったロバート・アダムスは、そのお金をもってインドへ渡り、ラマナ・マハルシのアシュラムへ行き、最晩年のラマナ・マハルシと3年ほどを一緒に過ごす。Silence of the Heartの中で、ラマナ・マハルシについてのいくつかのエピソードを彼は語っている。

ラマナが亡くなってから、彼は17年間、インドを放浪し、その間ニサルガダッタ・マハラジなど、様々なグルたちに出会ったと言われる。

彼は最初教えることを拒否していたが、あるとき「メッセージを伝えなければいけない」という思いが起こり、1960年代にアメリカに戻り、その間結婚もし、二人の子供の父親になり、ハワイ、コロラド、ロサンジェルスなどで教え、最後は1997年にセドナで亡くなった。

はっきりと言って、ロバート・アダムスもジョエル・ゴールドスミス同様に、普通の人ではない。今も述べたように、子供の頃からシッディ(霊能力)に恵まれ、そして、中学生のときの覚醒体験によって、いわゆる自我(エゴ)が全部ふっとび、彼の場合それが二度と戻って来なかったようだ。

スピリチュアルな探求をしてる人たちの中には、10代の頃、ある種の霊的覚醒体験をしたことがある人が多くいるが、でも、ほとんど場合は、自我が普通に戻って来て、また人間クラブ、あるいは時には動物園まで落ちて、人生の様々な艱難、苦労、奮闘を経験しなければならないのが普通だ。

彼の本を読んだりしていると、この人はたぶん特に若い頃、普通の人間の自我を想像するほうが困難だったのではという感じさえする。つまり、彼から見たら、人間が語る個人的苦労、問題、人類の諸問題が、とても可笑しく聞こえたのではないか、つまり、人間が本当は問題がないところに、問題を無限に想像する様子にむしろ驚いたのではないかと思う。

以前一度だけ、彼の講話の録音を聞いたことがある。彼はあまりに静寂の中に佇んでいて、話すことさえ、大変そうだという印象を受けた。つまり、彼の意識が非常に肉体から離れているところにあって、ダグラスやラメッシ、あるいはマハラジとは違って、言葉を使う次元に降りてくることさえ、困難な感じだった。彼が晩年はパーキンソン病、そしてガンを患って、比較的早死にだったのは肉体から離れすぎた意識状態にあったからかもしれないと思う(しかも、彼は体に悪いものは一切食べない、完全ベジタリアンだったにもかかわらず、だ)。

しかし、彼自身は自分の病気の何一つ、状況・状態の何一つ、「問題」だと見なさなかった。彼が本書で繰り返し語るメッセージがいくつかあるが、その一つがこれだ。

(何が起こっているように見えても)、All is well. (すべてはうまくいっている)


*下記のブログにロバート・アダムスが提唱するIAM瞑想のやり方を紹介してあります。


目次は下記に掲載してあります。


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目次は下記のサイトに掲載してあります。

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